「ひとりしごと」の値付けは悩むものですが、その値付けを工夫しなければ、「ひとりしごと」は難しくなります。
※渋谷 治郎丸にて iPhone 7 Plus
「ひとりしごと」の単価と時間の関係
ひとりで仕事をするデメリットは、なんといっても「ひとり」であること。
ひとりでできることには限りがあります。
・カスタマーサポートのように随時応対する
・安く多く売る
・時間が足りなくなったら人手を増やす
といったことはできません。
だからこそ、単価が高いメニューが欠かせません。
すべてのメニューの単価を上げるわけではなく、単価が高いメニュー【も】必要ということです。
そうしなければ時間、仕事に追われてしまいます。
880円の牛丼
昨日、880円の牛丼を食べました。
牛丼といえば、普通は400円弱で食べることができますので、倍近い値段です。
見た目は普通なのですが、肉、タレともにやはりおいしく、880円の価値を感じました。
(脂がちょっと多めでしたが)
牛テールスープも、ナムルもおいしいです。
この牛丼880円をなぜ私が食べてしまったか。
その理由はいくつかあります。
「880円で売れる理由」をつける
このお店は、立ち喰い焼肉治郎丸。
立ち食いで、いい肉を少しずつ楽しめるコンセプトです。
牛丼にも、そのいい肉が使われています。
A4、A5の和牛のみを使っているそうです。
これも880円の理由でしょう。
立喰いで回転を速く、店舗のコストも下げていることも考えると、むしろお得といえるかもしれません。
ネーミングは、「鬼牛丼」。
1,280円の「鬼姫牛丼」もあります。
このネーミングも、価値を上げる効果があるでしょう。
ただ、私が感じた、880円で売れる理由は、この看板です。
目立つ場所に、「880円」と明記しています。
・看板がなかったら、店内に入らないかもしれません。
・「牛丼あります」だけだと、400円くらいだと思って入り、「うわっ、880円か・・」と思うでしょう。
・「300円〜」とあれば、880円だったときに「えっ。。」と思うでしょう。嘘じゃないのですが信頼できなくなります。
こういった
・看板がない
・値段が書いてない
・「円〜」という値付け
は、ひとりしごとの世界で結構あります。
値付けして、それを知ってもらうからこそ、買っていただける、ご利用いただけるということもあるはずです。
牛丼だと、老舗の吉野家は380円、創業は1958年。
この近くにもたくさんあります。
後発の牛丼屋は普通に戦っても勝てません。
・経験が少ないから
・独立間もないから
・周りが安いから
と気にしていては、戦えないわけです。
必要上に萎縮して単価を下げていては、悪循環に陥ります。
単価を上げるには、小さくてもマニアックでも、どこか勝てる部分を作って、そこに値付けにして公表するしかありません。
・看板を出す(ネットならHP、ブログなど)
・値段を書く(その値段の裏付けも書く。他との違いや想いも)
・「円」と決める(またはわかりやすくする)
といったことをやっていきましょう。
昨日、東京は雪混じりでしたが、積もるほどでもなかったです。
11月に雪がふるのは54年ぶり。
生まれてなかったことにちょっとホッとしました。
(43なんで)
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
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