日本実業出版社『企業実務』10月号に、「経理・会計で活用したいExcelのピボットテーブル」という記事を執筆させていただきました。
記事の内容
雑誌『企業実務』は、経理・総務・労務担当者向けの雑誌です。
(書店売りではなく、定期購読誌)
今回の記事は「経理・会計で活用したいExcelのピボットテーブル」として、
・クロス集計が可能なピボットテーブル
・ピボットテーブルのつくり方
・経理業務でのピボットテーブル活用術
について書きました。
最速でピボットテーブルを作る方法
ボリュームの関係上、ピボットテーブルのつくり方で削った部分があります。
それは、「ピボットテーブルを最速でつくる方法」です。
私はこの方法で、いつもピボットテーブルを作っています。
①データをテーブルへ変換
まずはデータをテーブルへ変換します。
テーブルへの変換は、Ctrl+Tです。
このときにデータに空白の行があるとうまくいきません。
「データに空白行を入れない」というのはExcelの鉄則です。
データのいずれかのセル(どこでもかまいません)を選択し、
Ctrl+Tを押し、
テーブルに変換します。
②アクセスキーを押す
次の操作は、事前に準備が必要です。
リボン上部(Excel2007以降)で、次の画像にあるアイコンをクリックします。
このバーをクイックアクセスツールバーといいます。
クイックアクセスツールバーの設定が開きますので、[ピボットテーブル]を選んで、[追加]をクリックし、右側のボックスへ[ピボットテーブル]を追加してください。
すると、クイックアクセスツールバーへアイコンが追加されます。
ExcelでAltキーを押すと、クイックアクセスツールバーに番号が表示されます。
この状態で、[2]を押せば、ピボットテーブルをつくれるのです。
一度設定しておけば、Alt→2(同時押しではなくAltキー、2の順に押します。これをアクセスキーといいます)でピボットテーブルができ上がります。
通常だと、[挿入]→[ピボットテーブル]とクリックしなければいけませんし、ピボットテーブル作成のショートカットキーはありません。
なお、私の場合は、クリックアクセスツールバーの2番目にピボットテーブルを置いているため、2を押しますが、1番目でも3番目以降でもかまいません。
場所に応じてアクセスキーは異なります。
結果として、
データを選択してCtrl+T
↓
Alt
↓
2
で、ピボットテーブルを最速でつくることができるのです。
テーブルを使ってピボットテーブルを作るメリット
テーブルを使ってピボットテーブルを作ると大きなメリットがあります。
通常のデータからピボットテーブルを作ると、データを追加したときに、ピボットテーブルの元データの範囲を選択し直さなければいけません。
(列で範囲指定する方法もあります)
テーブルからピボットテーブルを作れば、データを追加してもテーブルが拡張するので、範囲を選択し直さなくてもすみます。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
[テーブル]はピボットテーブルを作るときにも便利 | EX-IT
その他、ピボットテーブル関係の記事はこちらへまとめてあります。
EX-ITカテゴリ ピボットテーブル
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(ちょっと遠いところでおさえていました)
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