タイトル買いした『特に深刻な事情があるわけではないけれど 私にはどうしても逃避が必要なのです』。
人生において、逃避=にげるという選択肢は大事にしたいものです。
「逃避」
『特に深刻な事情があるわけではないけれど 私にはどうしても逃避が必要なのです』
長いタイトルです^_^;
フランスの作家の言葉を使ったものとのことでした。
帯にも「逃げなさい」と大きく書いてあります。
逃避に関する名言を集め、著者のコメントが書かれている本です。
”人は「逃避」という精神の防衛能力があるおかげで、決定的な精神の破綻から救われている”
とあるとおり、「逃避」=「逃げる」という選択肢は、あらゆるリスクを減らすために大事だと思っています。
たとえば、嫌なことや苦痛なことをがまんしつづけていると、いつか爆発してしまうでしょう。
うつ病になったり、いらいらして周りの人に当たったりしてしまいます。
そうならないうちに、自分を守る必要があると思うのです。
私も、これまでの人生で結構、逃げています。
仕事から逃げて、税理士という道を選んだこと、転職が多いことも逃避といえるでしょう。
独立してからも、逃避は多いです。
仕事をお断りしたり、契約を解除させていただいたりしています。
「逃避」という選択肢を持つために
昔から、「逃避」、「逃げる」という選択肢をできるだけ持っておきたいと考えています。
ただ、無責任な「逃避」だと、他人に迷惑をかけてしまいますので、そうならないように、うまく逃避する必要があるでしょう。
ただ、この「他人」をどこまで考えるかは難しいところです。
「他人」を考えるが故に、自分が犠牲になりすぎてもいけません。
そんなことを、その「他人」は求めていないでしょう。
(100%の犠牲を求める人とはむしろ付き合うべきではないともいえます)
パンクしてしまう前に、「逃避」することが重要です。
逃避で自分を守ることも大事でしょう。
体とともに心の健康も欠かせません。
プチ逃避
とはいえ、思い切って「逃避」するにはリスクもありますし、前述のように迷惑をかける可能性もあります。
ちょっとだけ逃避するプチ逃避ならリスクもそれほどありません。
たとえば次のようなものがあります。
・気が進まないことがあったら、翌日以降に先送りする
・ある人がストレスだったら、会うのをやめてみる
・仕事を1日休んでみる
・場所をかえて気分転換する
・思い切って定時(定時前)に上がって好きなことをする
・気が重い飲み会をキャンセルする
・条件が合わない、気が進まない仕事を断ってみる
・メール、電話を非通知にする
・Twitter、Facebookをみない
他人に迷惑をかけないというのが前提ですので、それなりの準備は必要です。
仕事を前倒しにしておく、直前にキャンセルしないなどの配慮は欠かせません。
今はフリーなのでそれほどありませんが、会社員時代はもっとプチ逃避が多かったです。
「もう、やばい」と思ったら、仮病でもなんでも使って帰ったり、休んだりしていました。
1日だけ休むとさぼりと思われる可能性も高いので、2日休むことも。
もちろん、仕事の流れはコントロールして迷惑はかけないようにしていました。
「三十六計 逃げるに如かず」(様々な計略はあるが、逃げるのが最上の策であることが多い)という言葉もあります。
(ジョセフ・ジョースターも逃げが得意です^_^;)
「逃避」というのは消極的な選択肢、負けいくさというイメージもありますが、そうではなく、積極的な戦略として考えるべきです。
(という大義名分をつけて今日もプチ逃避してますw)
力を抜いて生きるためにも、この1冊をオススメします。
昨日は新潟・村上でのトライアスロン。
人気の大会で抽選だったのですが、その人気どおりのすばらしいコースで、好タイムでゴールできました。
来年も行ってみたい大会です。
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