昨日、久しぶりにトレイルラン。
約30kmを4時間57分でゴールできましたが、今シーズンで最もきついレースでした。
つらい中、いろいろと人生について考えたことをまとめてみます。
トレイルラン=トレランとは
トレイルラン、通称トレランは、自然の中を走るマラソンです。
山もあり、当然アップダウンは激しく、通常のマラソンとは、また違った楽しさ・厳しさがあります。
ゴール後の写真ですが、こんな格好で走ります。
(Tシャツやウェアは自由です)
リュックを背負い、パックに水(スポーツドリンク)を入れ、チューブで吸えるようにしています。
トレランではその特性上、補給が少なく、自分で補給しなければいけないからです。
ボトルを取り出すよりも、チューブで吸えるようにしておいた方が楽に補給できます。
(上級者ほど、リュックもなく、ボトル1本で走ります)
このリュックと、トレランシューズ(通常のランニングシューズよりも底が厚く、でこぼこや木のねっこに強い)、手袋(手をついたとき、木をつかんだときにけがしなしように)などが特有の装備です。
寒さ対策にウィンドブレーカーもリュックに積んでいました。
長い距離のトレランだと、緊急用に、笛、三角巾、エマージェンシーシート(体をくるんで寒さを防ぐ)、そして熊鈴(熊をひきよせないための鈴)などを持ちます。
どろんこ、両脚ボロボロ、絶景!のトレイルラン
昨日のレースは、千葉の鋸山アドベンチャーフェスタです。
28Kmを走ります。
最寄駅は、内房線の保田。海練でよく来ているところです。
位置はこんな感じ、
こういったコースを走ります。
高低差。いくつかの山を越えていきます。
ラップタイムはこんな感じです。
28km(時計では31Kmくらい)を4時間57分、約5時間でした。
通常のコースを走るなら、1km5分で2時間20分ほど、遅くとも2時間半で走れることを考えると、倍の時間がかかっています。
途中で両太ももが痛くなり、満足に走れないくらいでした。
アミノ酸、ロキソニンを投入して、ストレッチをして、なんとか復活し、ラストは1km5分台に戻せましたが、一時はどうなることかと(^^;)
スタート後しばらくこういった渋滞が続きます。
登りもやはり渋滞です。
そのかわり、下りや平地はガンガン飛ばします。
登りはそれほど差がつきませんが、下りや平地はかなりの差がつきます。
終盤は痛みでペースが落ちましたが、下りや平地ではガンガン抜けました。
前日の雨で、地面はどろどろ。岩場も滑って危ないです。
なんどもころびましたが、無事でした(^^;)
けがのリスクが高いのはトレイルの難点です。
そのため、あまり出場できません。本業(トライアスロン)に影響がありますからね(^^;)
私は体がかたいので余計にリスクが高くなります。
走り終わったシューズはこんな感じ。
ただ、景色がよく、自然を楽しめるのはトレランの魅力です。
東京湾を眺められられたり(一瞬ですが)、
トンネルがあったり(ホントにまっくらでiPhoneのライトが役立ちました)、
ロープづたいに下ったり、
そして、終盤の石切場は広大な景色でした。
江戸時代に良質の石材が採掘されることで有名だったそうです。
この時点で脚はボロボロでしたが、景色に助けられましたね。
ドラゴンボールの戦闘シーンで出てくるような風景でした(^^)
山を走って考える人生
ここから本題です(^^;)
マラソンやトライアスロンをやるときも、いろいろと考えることがありますが、トレランはまた違ったことも考えています。
つらいときを乗り切ったときに安心しない
トレランは、つらい登りを必死に耐えます。とても走れないので、歩くのです。
以前、トレランで速い人に周回遅れにされる経験がありました。
抜かれながら、「この人たちは何が速いのだろう??」とじっくり観察してみたのです。
登りの歩きは私(周回遅れ)と大差はありません。
差があったのは、登りから平坦な道又は下りへの切替。
登り切った直後にすぐ走り出します。
その後、トレランの本を10冊ほど読むと、同じようなことが書いてました。
「登りの頂上で休まない」
「登り切ったらすぐ走る」
「呼吸は登っている間に整える」
普通、登り切ったら一休みしたいものですが、そうせずにすぐに平常モードに戻るのが重要なのです。
人生にもあてはまるかと思います。
つらいことがあったときや困難を乗り切ったあとは、ちょっと休みたくなりますが、すぐに普通の状態の戻すことが大事かと。
私は、ちょっとしたことを乗り切るとすぐ安心しちゃうクセがあったので、そうしないように心がけています。
そして、その困難な時期はじっくりと耐えて1歩ずつ進むことが欠かせません。
歩いてでも、はってでも、すすんでいればいつかは登り切れます。
平坦な道をいかに走れるか
登りをいかにダメージなく歩けるか、下りや平地をいかに飛ばせるかがトレランの秘訣だと思っています。
(上級者はまた違うのかもしれません)
登り下りがきついイメージですが、平坦なところ、下りも意外とありました。
私の場合、ここを6分くらいで走っていましたが、1時間ほど早くゴールした友人は4分〜5分くらいで走っていたそうです。
おそらく登りのスピードはそれほど変わらないでしょう。差が付いたのは、平坦区間なのです。
実際、この区間で多くの選手を抜けました。
(私なりに)
人生も平常時のパフォーマンスや心構えが大事だと思うのです。
つらいとき(登り)や調子がいいとき(下り)のパフォーマンスが目立ちますが、すごいなぁと思う人ほど普通にしているときの考え方や行動が参考になります。
極限状態の時こそ基礎の姿勢が大事
これはトライアスロンやマラソンにもいえますが、極限の状態、脚が痛くて痛くてたまらない、登りがつらすぎてやめたいときこそ、基本姿勢、フォームが大事になってきます。
・上半身の力は抜けているか、
・脚をつく位置は正しいか
・腕はふれているか
・重心が下がっていないか
・大股になっていないか
などを気をつけていました。
人生でも同じで、どんなにピンチでも基本姿勢は崩したくないものです。
・挨拶をする
・メールを返す
・食事を抜かない、
・睡眠を削らない
・毎日やると決めたことはきちんとやる(私だと朝のルーティンタスク、ブログ、メルマガなど)
などを心がけています。
人生の登り・下りを切り抜けるヒントにしていただければ幸いです。
(自分にも言い聞かせながら書きました。。)
トレラン後、10分ほど歩いて(^^;)、温泉と食事に。
寿司とビール後、1時間に1本の電車に乗るため、15分ほど歩いて駅へ。
電車の中では爆睡でした。
2時間電車に乗り、5時間山を走り、また2時間電車に乗るという1日(T_T)
両脚ボロボロで階段の下りがきつい今日。朝からプールで泳ぎ、午後からは渋谷でセミナーに参加します。
【1日1新】
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・鋸山トレイル
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