営業電話、営業メール、営業FAXなど、迷惑に感じるものは極力シャットダウンしたいものです。
私がこれまでやってきた迷惑○○対策をまとめました。
営業・・・・・・妨害?
営業電話や営業メールは、仕事中に行われます。
仕事を中断させられる電話はもちろん、メールも仕事中に見てしまうと気が散ります。
これらの営業妨害になんらかの対処はすべきでしょう。
「電話はスタッフがとっているから」と言っても、人件費・時間がとられているのは事実です。
スモールビジネスで経営者自らが対応するとなるとダメージはさらに大きくなります。
「営業する」というのは、どのビジネスにも必要ですので、気持ちはわかりますが、好まないものを売りつけられても困ります。
営業していただいたものの中に、いい商品、サービスはあるのでしょうが、それでも仕事中の平和を私は選びます。
迷惑営業撃退法
私がこれまでやってきた、今やっている迷惑営業撃退法です。
基本姿勢
基本姿勢としては、毅然とした態度で断ります。
興味があればいいのですが、そうでなければ、最初にきっぱりとかつ、丁重に断るべきです。
「ちょっと聞いてみよう」「情報だけ得よう」と思っては、相手にも失礼ですしね。
自分なりに、そして会社として、「こういう営業は断る」という軸を持っておくことも大事です。
私は、次のようなものは一切お断りしています。
・税理士紹介会社(税理士に顧客を紹介。顧客は無料で税理士から手数料を50%程度とるビジネス。利益から考えても絶対やりません(^_^;))
・保険代理店の誘い
・SEO会社(ネット検索で上位に表示されるようにするサービス。もう通用しないですし、横並びで検索されても意味がありません)
・金融商品
・有料広告(求人含む)
・自費出版
・不動産
1 迷惑電話
迷惑電話もその都度、きっぱりと断るべきです。
「がちゃん!」と切りたいところですが、そこは大人の対応をします(^_^;)
私がやっているのは、HPの電話番号の欄に「営業はお断りします」と書くことです。
今はこう書いています。
”※税理士紹介会社、有料広告、自費出版の利用は一切考えておりません。
お客様へのサービスへ集中するため、その他営業のお電話はご遠慮いただくようお願いいたします。”
これをやると、営業電話は結構減ります。
別のルート(名簿等)から電話番号が流出した場合は効果がないのですが、HPを見て調べて電話してくるタイプだと効果があります。
ダメモトでもやってみる価値はあるでしょう。
昔は、迷惑電話をかけてきた人に、「どこで情報を入手したか?」を聞いてみることもやっていました。
税理士紹介会社の迷惑電話をスタッフが断ったときに、「お客さんを増やす気はないんですか?」といわれ、折り返しクレームの電話を私が入れたこともあります。
あんまりひどいと根元から絶たないとダメです。
2 迷惑携帯電話
携帯に迷惑営業かけられると、かなりイラッとします(^^)
以前、かかってきたときは、身に覚えのない人だったんです。
「どこでこの電話番号を知ったんですか?」と聞くと、「弊社の○○が名刺交換させていただいて・・・」と信じられない回答が。。
それ以来、名刺に携帯電話番号をのせるのはやめました。
まあ、別の意図もあったんですけどね。
3 迷惑FAX
「ピー」となって紙がプリントアウトされて、インクが消費されて、紙がつまって、紙を入れ直して出てきたのが迷惑FAX。
こんなことを仕事中にやっていては大きな損害です。
発信先が明確にわかれば、「今後一切不要です」と書いて、送り返します。
それ以外に対応するとなると、PC-FAXを使うといいです。
PCでFAXを送受信でき、紙を消費しませんからね。ボタン1つで削除もできます。
PC-FAXはWindowsの標準機能としてあります。
Windows FAX とスキャン – Microsoft Windows
ただし、電話線がPCにつながる必要があるのです。
今のPCは電話線をつなげないものも多いので、そういう場合はインターネットのサービスを使います。
昔、ここを利用していました。
D-FAX|Faxをメールで受け取れるインターネットFaxサービス
今はもう使っていません。
仕事上FAXが必要ないためです。
メールやDropboxで共有した方が便利ですしね。
4 迷惑訪問
オフィスだと迷惑訪問もありますね。
「この地区を担当させていただく〜」というように。
もし選択肢として可能であれば、マンションをオフィスにすると迷惑営業を防げます。
カメラ付きドアホンがあれば、様子をみて出るかでないか決めることもできますからね。
うちは以前そうでした。
チャイムはなってしまうんですけどね。
5 迷惑メール
名刺交換後の強制メルマガ、迷惑営業メールも気をつけなければいけません。
メールを目にすると気が散るからです。
通知をオンにしている方は、迷惑メールの着信で音やスマホのバイブが鳴ってしまいます。
やはり基本姿勢としては、配信解除の手続きをします。
配信解除するのにログインが必要で、パスワードがわからなくて・・・・・・と手間がかかるものもありますが、徹底して解除します。
たまに「配信解除をご希望の方はこのメールへ返信してください」というのがありますが、送信者によっては、それも送り返します。
ただ、配信解除のメールを送りにくい場合は、Gmailでフィルタをかけます。
意外と、準迷惑メールは多いものです(^_^;)
■参考記事
≪迷惑メール≫をGmailのゴミ箱へ直行させる方法 » EX-IT
6 迷惑お問い合わせ
お問い合わせフォームから営業が来るのも困りものです。
お問い合わせがあると、やはりその場で確認します。
その結果、営業メール、しかも長文のコピペメールだとげんなりします。。。。。。
これも連絡先メールアドレスに、不要の旨をメールしています。
1/3くらいの割合でお詫びのメールをいただくこともあります。
IT税理士ネットワークというところはしつこかったですね。不要メールも送ったんですが(^_^;)
うちとしてはまったく必要のないサービスです。
お問い合わせフォームにも、「営業はお断りします」と書いています。
お問い合わせ項目にも「その他」は入れず「〜についてのお問い合わせ」「〜についての依頼」しかないのですが、なぜか営業はきますね。
「セミナーについてのお問い合わせ」にセミナーの営業が来たり。。。
日本語間違ってるかなぁと真剣に考えました。
7 迷惑DM
はがきや封筒で来るものもあります。
いわゆるDMです。
これも実は対策があります。
郵便できたものは、「受取拒否」ができます。
「受取拒否」と書いて、ポストに入れるだけです。
郵便局のHPにも記載があります。
架空請求、いたずら等、迷惑な郵便物を届けてほしくないのですが、どうすればよいのでしょうか? – 日本郵便
ただ、メール便の場合はダメなんです。
返還先に返す手もあるんでしょうけどね。
しつこい場合は電話して送らないようにということもあります。
8 迷惑チラシ
ポスティングされると、対処しようがありません。
連絡すればいいのでしょうが、ポスティングするのが本人ではなくアルバイト等なので、聞いてくれないでしょうね。
郵便受けに書いてはいるんですが。
じゃあ、自分の「営業」は・・・・・・
迷惑営業は、仕事に集中するためにも欠かせません。
じゃあ、自分の営業はどうするかという観点もあります。
自分の営業をするときにも、やはり迷惑になっていないか気になります。
電話、FAX、DM、訪問、チラシ、お問い合わせは一切やっていません。
(DMはかなり前にやったことがあります)
メルマガも必ず解除するリンクをつけるようにしています。
こちらから勝手に登録することも、登録をお願いすることもありません。
税理士でも電話営業が結構多いらしいんですけどね。
まあ、スタイルも違いますし。
営業にもいろんなものがありますので、迷惑にならない営業を心がけています。
(だからうちはビジネスが伸びないんでしょうけど(^_^;))
昨日、出版社にて書籍の打ち合わせをしてきました。
変更点や方向性を打ち合わせさせていただき、早速修正に入っています。
予定通りいけば、2月頃発売できそうです。
いや、発売するように仕上げます(^_^;)
■著書
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