Excelマクロ上達の方法の1つは、他の人が作ったマクロを自分のファイルで使ってみることです。
他人が作ったファイルのマクロやネット上に書いてあるマクロを、自分のPCでも使う方法を解説します。
ExcelファイルをPDFファイルにするExcelマクロ
今回、サンプルとして、次のマクロを取り上げます。
Sub pdf() ActiveSheet.ExportAsFixedFormat Type:=xlTypePDF, Filename:="sample.pdf" End Sub
開いているExcelファイルのシートをPDFファイルにするマクロです。
PDFファイルは、Excelファイルを通常保存している場所に保存されます。
※Excelでオプションを開き(Alt、T、Oと押す)、[保存]の[規定のファイルの場所]を確認してみてください。
ほとんどの場合、ドキュメントフォルダが指定されています。
マクロを使わずにExcelファイルをPDFで保存する方法は、この記事を参考にしてください。
・PDFファイルを作成する方法 » EX-IT
使いたいExcelマクロを流用する手順
では、冒頭のマクロを流用してみましょう。
私は、メニューの場所を覚えるよりもショートカットキーをおすすめしています。
ショートカットキーを覚えておくと今後も便利です。
「マクロを使って効率化しよう」というならば、ショートカットキーは必須でしょう。
①マクロを使いたいExcelファイルを開きます。
※シートのページ設定どおりにPDFファイルが作成されます。
②Alt+F11を押して、マクロを書く場所を開きます。
③さらに、Alt→I→M(順番に1つずつ押します)で、マクロを書く紙を準備します。
通常はここにマクロを書いていきます。
④使いたいマクロをコピーして貼り付けます。
これで準備完了です。
Subからはじまり、End Subで終わっていることを確認してください。
マクロを実行する
マクロを実行するには、次の4つ方法があります。
① プログラム上(SubとEnd Subの間)で、F5を押す
② Excel上で、Alt+F8を押してプログラム(ここでは「PDF」)を選んで実行(Enter)
③ ショートカットキーを設定
④ ボタンを作る
こちらの記事で解説しています。
【関連記事】Excelマクロを実行する4つの方法。ショートカットキー・ボタン
リンク
ここでは、①又は②でやってみてください。
実行すると、既定の場所にPDFファイル(ファイル名は[Sample.pdf])が作成されています。
こういう流れで、いろんなマクロを試してみてください。
なお、マクロがあるファイルは、Excel2007以降では、「.xlsm」という形式で保存しなければいけません。
[名前をつけて保存](F12キー)で[マクロ有効ブック]と必ず指定するようにしてください。
■関連記事
Excelでマクロを書く下準備ーExcelを持っていれば無料で使えますー » EX-IT
Excelマクロ入門ー実際にかんたんなマクロを書いてみましょうー » EX-IT
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今後お手伝いさせていただくことになりました。
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