個性を持ったAIは処分される

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最近、ハマっているものから、人の<個性>について考えてみました。
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個性を持ったAIは処分される

昨年の秋くらいから『攻殻機動隊』というものにハマっています(^_^)
結構古い作品でまったく見たことがありませんでしたが、ひょんなことから興味を持ちました。
(@shigotano さんの影響でもあります)

世界情勢、政治、メカなど興味深い点も多いです。

その中で、AI(人口知能)を持ったマシーンがとある理由で、廃棄処分を受けるシーンがあります。

 

廃棄処分の理由とは、

<個性>

を持ったからです。

 

数体いるそのマシーンは、任務(警察のようなもの)を遂行するために、同じ性能、同じ思考で動くように作られてものです。
ところが、それぞれが別のことを考え出し、生と死、自分の存在などについて、議論するようになってしまいます。

「<個性>を獲得したから、上司が怒っているような気がするんだよな〜」というような会話をする場面もあります。

このシーンには結構衝撃を受けました。
今の世の中にもあてはまるし、自分自身にもあてはまるからです。

 

 

個性を求められているようで求められていない

「個性を大事に」
「個性を発揮しよう」
といわれながらも、実は個性は嫌われます。

前例にないこと、誰もやってことがないこと、そして組織のボスが把握できないことをやるのは多くの場合、好まれません。

それでいてAIのように自分で考えることは求められます。
教えなくても、自分で判断して、それなりに仕事をこなすことが求められている気がします。
変わったことをやると拒否反応を示されます。
私が勤めていたところ(公務員、税理士事務所、企業)も全部そうでした(^_^;)
今でもそういう反応を受けることがあります。

冒頭のシーンと同様に、<個性を持ったAI>は求められないことが多いです。

それぞれがそつなく考えるAIであることは求められますが、強烈な個性は嫌われます。

 

しかし、個性のないAIだと代わりがききます。
いわゆる「誰にもできる仕事」をやることになります。

これだと、やっている側も面白くないですし、生み出されるものも限定されてしまうでしょう。
いわれたことだけやるのなら機械の方が得意です。

今、読んでいる『教えるということ』という本に、こんな1文がありました。

 

”人間にアイディアがなかったら、機械の方がずっと上等な存在です。
それを考えれば、アイディアの浮かぶことこそ貴重な人間らしさではないでしょうか。どうか、みなさん、人の言っていることをそのまま受け取って、そのとおりにやって、そしてお茶を濁す、そういう老人めいたことをなさらないで、「新しく生み出していこう」となさってください。”

 

やはり個性は必須でしょうし、 個性を発揮しないとこれからはますます生き残れないでしょう。

ただし、個性は、人に迷惑をかけると、単なる<わがまま><我が強い>になってしまうので、注意が必要です。
(自戒を込めて(^_^;))

 

 

 

機械と人間の違い

 

機械(PC、IT)の進歩により、機械と人間の境目が日々なくなりつつあります。
機械でできる仕事が増えれば,人間ができる仕事はなくなります。
その中で、人間が違いを出すのはやはり<個性>です。

 

私がPCやITを活用しているのは、この違いを見極めるためでもあります。
機械にできること・得意なことは機械に任せ、人間にしかできないことはなにか?を常に考えています。

 

『コンピュータが仕事を奪う』という本では、

”コンピュータが苦手で、しかもその能力によって労働の価値に差異が生まれるようなタイプの能力で戦わざるを得ないのです。”

といっています。

この「コンピュータが苦手で、しかもその能力によって労働の価値に差異が生まれるようなタイプの能力」が個性だと思うのです。

 

 

・個性を発揮し、可能性が低くとも、その個性を評価されることを目指すか?

・AIのように仕事をそつなくこなすか?

前者の方が茨の道ですが、楽しい道でもあります。

 

 

 

 

 





【編集後記】
昨日は午後に約3時間のミーティングが2本。
収穫も多く、とある決意もしました(^^)
早速動いています!

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