2021年で、税理士の道に入って20年。
その間、ずっと使っている効率化スキルもありす。
※20年以上前に買った電卓 by Leitz Phone 1
税理士畑20年
この記事を書いているのが2021年7月25日。
総務省統計局を辞めて、税理士の道に進み、働き始めたのが2001年。
それから20年ほぼとなります。
(途中、税理士試験専念のため中断はありましたが)
・2001年から2007年までの約6年が雇われながら(4ヶ所も……)
・2007年から2021年までの約14年が独立後
足して20年です。
2001年に何があったか。
・小泉政権発足
・雅子様出産
・ドラマ「HERO」
・『千と千尋の神隠し』
・ゲームキューブ発売 『どうぶつの森」発売
・PS2 『ファイナルファンタジーⅩ』発売
といったことがありました。
かなり昔の話です。
2001年は、前年7月から8月まで税理士試験に専念し、8月に受験。
その後9月から働き始めています。
7月19日に発売されたファイナルファンタジーXを1週間でクリアし、8月の試験に臨みました。
その後の就職です。
私は、当時も効率化を考えていました。
20年前も効率化
20年前は、税理士試験の勉強をするために時間をつくりたく、効率化をしていました。
ただ、それ以外でも、仕事に長い時間をかけるのがいいとは考えていません。
早く終わるほうがよく、その分の時間は、勉強や効率化の研究に使えます。
税理士業界に入ったばかりで、わからないことも多く時間がかかっていました。
会計ソフトや税務ソフトもはじめてで時間がかかります。
せめて効率化できることはやっておこうとも考えていました。
当時、Excelやマクロは使っていたので、税理士業界がはじめてとしても効率化できることはあったのです。
ただ、
・パソコンは1人1台ない
・ネットにつながるパソコンは1台
・税務ソフトも古く、真っ黒の画面に緑の文字の専用機。フロッピーディスク(しかも5インチ)で保存。しかもよく消える
という状態でした。
今のように環境は整っていません。
それでも効率化していました。
当時使っていた効率化スキルを思い返してみると、今も使っているものがあります。
20年使っていた効率化スキル。
今もきっと役に立つはずです。
ご紹介します。
20年前も使っていた効率化スキル
Excel
やはりExcel。
当時はOffice97。
ただ、基本的なこと、今も使っていることはできました。
・ピボットテーブル
・関数
・グラフ
当時なかったのは、テーブルくらいです。
(PowerQueryもありませんでしたが)
2010年に書いた『そのまま使える経理&会計のためのExcel入門』でも、
・ピボットテーブル
・関数
・グラフ
を中心に書き、その後も、これらをおすすめしています。
今でも使える効率化スキルです。
Excelマクロ(VBA)
当時もExcelマクロを使えていました。
Excelで効率化しきれないところをマクロで補うのが理想ですが、当時は、どちらかというと何でもマクロでやっていた時期です。
粗削りではありましたが(今そうですが)、効率化において大きな成果を挙げていました。
このExcelマクロ、今も使えます。
RPAやPython、GASなどがあっても、Excelの効率化は、やはりExcelマクロ。
若干古臭いですけど、効率化は、古い・新しいじゃなかったりもします。;
データのインポート・エクスポート
会計ソフトへExcelデータをインポートする(取りこむ)、会計ソフトからExcelデータにエクスポートする(取り出す)ということをしていました。
その前の仕事、統計局でも、ホストからデータを取り出し、Excelで加工していたので、それをこの業界でも使えてうれしかったです。
これも、今やっていることです。
会計ソフト、税務ソフトは、20年前も昔も、そうそう変わりません。
ネットバンク連携とかはありますが。
効率化の観点からは、「会計ソフトや税務ソフトを使わない」のが大事です。
タッチタイピング
パソコンへ入力するスピードはやはり大事です。
20年前も今も。
タッチタイピングは、当時もやっていました。
その前の仕事で鍛えましたし、税理士受験でも使っていたからです。
当時あったゲーム(ガンダムのタイピングゲーム)の影響もありますけど。
会計ソフトだと、コード(現金なら1111)をテンキーで打つのが主流でした。
(今もあるんでしょうけど)
ただ、私は、テンキーで打つことに魅力を感じなかったのです。
テンキーや電卓がいくら速くなっても、データを取り込んだりデータを利用したりしたほうが圧倒的に速いからです。
・テンキーや電卓は、将来はいらないスキル
・タッチタイピングは、将来も必要なスキル
将来(20年後)はそのとおりでした。
私が望んでその方向性に進んだということもありますが。
タッチタイピングは、文章を打つ、本を書く、コミュニケーションでも使いますから。
より使うスキルに投資するのも効率化の秘訣です。
なお、冒頭の写真の電卓は、20年前にもあったということで、今というよりここ10数年は仕事で電卓を使っていません。
Excelがあるからです。
税理士試験5科目をともに戦った友としてという意味、たまにブログネタにするためという意味から、捨てずにとっています。
(2020年に亡くなった父から買ってもらったもので残っている唯一のものでもあります)
ショートカットキー
キーで操作するショートカットキー。
当時も使っていました。
会計ソフト、税務ソフトでショートカットキーが使えないことにがっかりしたことも。
これも、今でも使っている効率化スキルです。
こうみてみると、
・地味
・汎用性があり、多くの場面で使える
・お金がかからない(無料または安価)
というものが、この20年使ってきた効率化スキルといえます。
今からでも、集中して練習しても損はありません。
あと20年使えるかどうかわかりませんが。
効率化スキルはいったん身につければ、あとは磨き続ければいいものです。
ハードウェア、ソフトが移り変わっても。
上記のことを20年やっているからこそ、その後にでてきたものも使えているわけです。
Excel、マクロ、データ処理(データで考える)、タッチタイピング、ショートカットキーといったスキルを磨いていきましょう。
■編集後記
昨日は、朝買い物、夜は娘の歯科へ。
夜しか予約がとれなかったので。
朝は自転車、夜は、歩き&自転車(シェアサイクル)でした。
前日のジュースクレンズで、2kg弱減り、体は軽く感じます。
娘と妻は、先に電動自転車で。
歩いてきたのに、娘はびっくりしていましたが、1.6km。
交通事故がなければ(まだラン禁止)、ランなら軽く行ける距離です。
■1日1新→Kindle『1日1新』 ・Instagram『1日1新』
一番搾り糖質0
イオンのベビーカー(サンリオ)
■娘(4歳4ヶ月)日記→Kindle『娘日記』
歯科のごほうびに、プリキュアのメイクセットを。
苦手だけどがんばりました。
ごほうびもどうかと思いますが、まあ、一歩ずつ。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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