初アイアンマン70.3完走!トライアスロン(ミドル)≒フルマラソン

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昨日はじめて、ミドルディスタンスのトライアスロン、アイアンマン70.3を完走しました!
どのくらいの強度か、レポートします。

アイアンマン70 3

 

アイアンマン70.3

トライアスロンのレースには、距離によって種類があります。
大会によって距離が違うこともありますが、次の4つです。

○スプリント
スイム0.75 バイク20 ラン5
○オリンピック(スタンダード、ショート)
スイム1.5 バイク40 ラン10
○ミドル
スイム1.9 バイク90.1 ラン21.1(合計70.3マイル)
○ロング
スイム3.8 バイク180.2 ラン42.2

さらに、アイアンマンという名称が付く大会があります。
ITU(International Triathlon Union)が主催です。

日本では、アイアンマンと呼ばれる大会は2つ。
1つは、私が今回出た「アイアンマン70.3 セントレア 知多 常滑 JAPAN」、もう1つは今年初開催のアイアンマン・JAPAN(洞爺湖)です。

より上位のレースへの参加出場がかかっている点が大きなポイントといえます。
(私には関係ありませんが。。。)

 

 

レースレポート

ミドル以上の距離の大会に出るのははじめてです。
スイム、バイク、ランのそれぞれの距離は練習したことがありますが、3種目すべてを通してやるとなると不安もありました。
制限時間は8時間。
目標タイムは、スイム45分、バイク3時間15分、ラン2時間の計6時間に設定し、結果は、スイム52分、バイク2時間59分、ラン1時間51分の計5時間43分。
なんとか目標達成です。

ゴール後

今回のテーマは、無理せず負荷をかけずに目標を達成することでした。
距離も長くなるので、ガンガンに追い込んでは途中でスタミナ切れやケガになると考えたからです。
これは仕事も同じですね(^^;)

コースはこのような感じです。
地図

地理的には、愛知県のこの辺。小学校の時、愛知県の形がペンギンに似ていて好きでした。
まさかそのペンギンの手の部分でトライアスロンをするとは夢にも思いませんでしたね。
地図 拡大

セントレア(中部国際空港)で説明会や選手登録があります。
説明会

空港近くのホテルに泊まりましたので、移動も楽です。
バイク置き場にはシャトルバスで行きます(25分くらい)。
私はバイクを事前に宅配便で送り、バイク置き場で、バイクを受け取りました。
この方が断然楽です。
なんだかんだで前日は8時くらいから夕方まで準備にかかりきりでした。

 

ミドルのトライアスロン 今まで違ったところ

今回のレースというよりミドル以上のレースの特徴は、スイム→バイク、バイク→ラン、そしてゴールの場所が違うことです。
今までは同じ場所で種目のきりかえをしていました。
海から上がったあとの砂浜にラックがあり、バイクに使うもの(サングラス、グローブ。ヘルメットとシューズはバイクに装着)を置いておきます。
スイム後に着替えて、スイムで使ったウェットスーツ、ゴーグル、キャップは再度袋に入れて預けます。
スイム→ラン 当日

バイクのあとは、バイクを預け、ランに使うもの(ランニングシューズ、帽子)が入ったラックで袋をとり、着替えて、バイクで使ったものを預けます。
バイク→ラン アップ

袋に入れるものを間違えるとアウトです。
みんな、よく間違えないなぁと思います。
かなりのプレッシャーでした。

 

スイム 1.5km→1.9km

スイムは海水浴場にもなっている会場からのスタートです(透明度はいまいちです)。
スイム会場

砂浜から走ってスタートではなく、ちょっとだけ海に入ってからのスタートでした。
スタート順は年代別(プロが最初に、あとは男性の若い順、女性、リレー)で、7グループが5分おきにスタートします。

トライアスロンは、40代から50代くらいの方が一番速いです。

私のグループは、40から44歳のグループですので、その後ろから猛者ががんがん来ます。
スイムは5分おきのスタートでしたが、スイムが遅い私は、もみくちゃにされつつ、ガンガン抜かれました。

邪魔にならないように、端っこにいたんですけどね。。。
15分後にスタートした女子にもガンガン抜かれてました。

1.9kmということで安全策をとって、ゆっくり目に泳いだとはいえ、予定よりかなり遅い52分でスイム終了。

こないだ身につけた新しいヘッドアップ(海では前方を確認するため顔を上げるテクニックが必須です)の方法を試したのが、まずかったのかもしれません。

まあ、スイムは無理せず事故なく終えるのが一番です。バイクとランで抜けばいいのですから(^^;)

 

バイク 40km→90km

バイクはここのところ、一番練習しています。
160km、100kmの練習もしていましたので、今回の90kmもなんとかなりそうでした。

先日、ギアも新しくして、満を持してのレースです。
90kmなので、多めに補給食も詰め込みます。
ジェルのほか、ワッフル、バームクーヘンなどを食べました。
バイク補給食

コースはアップダウンも少なく、直線が多く、単純なのですが、道がせまいところ、180度カーブも多く、注意が必要でした。
私のようにスイムで遅く、バイク、ランで取り返そうとするタイプは、追い抜くときには特に注意しなければいけません。

バイクもあまり攻めませんでした。無理をして脚に負荷をかけると、後半ペースが落ちますし、ランに影響するからです。
どのくらいまで攻めても大丈夫なのかの加減が、正直まだわかってないですね。

バイクでは結構順位をあげました。
(正確な順位はまだ未公表です)
バイクの時は体の後ろ側にゼッケンを付けます。
私と同じウェーブでスタートしたのは黄色でしたので、黄色のゼッケンを抜くと、ようやくスイムの遅れを取り返したことになるのです。
私よりあとにスタートした方のゼッケンだと、「スイムでは抜かれたけど、抜き返した」ということになります。

これをモチベーションにバイク、ランをやっています。

ところが途中、40kmくらいで眠くなるというトラブルが起きました。
疲労から来るものかもしれませんが、もともと飽きっぽいので、その影響かもしれません。。。
水をかけたり、飲み物を飲んだりしてもおさまらず、困っていましたが、ランの最後に飲むために準備してたカフェイン入りのジェルを飲むとおさまりました。

夜通しのレース、ウルトラマラソンでは、眠気との勝負になると聞いたことがあります。
私もウルトラマラソンの時には眠くなりました。
トライアスロンもミドル以上のレースでは、カフェインの準備、事前のカフェイン抑制なども考えておかなければいけないでしょうね。

走りの方は順調で、タイムからすると平均31kmくらいで走れました。
ばててきた選手を後半、結構抜くこともでき、練習の成果を発揮できたといえます。

 

ラン 10km→21km

90kmバイクのあとのランで、脚に影響があるか不安でしたが、ほとんどありませんでした。
ランのフォーム改善をみっちりやったこともよかったのでしょう。ただ、逆にいうとバイクでまだまだ攻め切れていないのかもしれません。

ランスタート後、ロキソニン、胃薬、アミノ酸をとり、トイレもすませ、攻めすぎないように、フォームを意識して走り、最初から最後までいいペースで走れました。

地元の方の応援も多く、ありがたかったです。
私は応援には必ずお礼をいうようにしています。
「あざっす」とか「ありがとうございます」とか短めですけどね。
自分が応援側にまわったときに、こたえてくれるとやっぱりうれしいからです。

ゼッケン番号を名簿で探し、名前を呼んでくださる方もいました。
本当にありがたいです。

最近、思うのですが、この応援にこたえられるくらいのペース、余力を維持していた方がいい走りができる気がします。
呼吸も乱れ、険しい表情で走っていては、走りも楽しめないからです。
楽しみながら、記録も狙うというのが、最近のスタンスですね。
人生もこうありたいものです(^^)

ペースを確認するためのGPSウォッチが不調で、ペースがわからず困ったというトラブルはありましたが、脚の痛みもなく、走り切れました。
タイムは1時間51分。ハーフマラソン(21km)のベストが1時間40分なのでまずまずでしょう。

 

 

ミドルディスタンス≒フルマラソン

今回の収穫は、体にさほどダメージがなかったことです。
再来週のレース(ロング)を意識していたこともありますが、体の使い方、体幹、骨盤などを意識してトレーニングしていたことも成果が出たのかもしれません。
その他、次のようなことをやってみました。
・カーフガード(ふくらはぎにつけて疲労を軽減する)をはじめてつけた
・筋肉へのダメージを防ぐために、バイク時にクエン酸入り飲料を飲んだ
・フルマラソンと同じように、朝から桜餅を5つ食べた、OS-1を前日夜から多めにとった

当日は曇りで、暑さによる体力消耗が少なかったことも助かりました。
「ミドルディスタンスのトライアスロンとフルマラソンは、同じくらいの疲労度」とよくいわれますが、実際に体験してみると本当にそうだと思います。

フルマラソンを完走してからトライアスロンというイメージもありますが、決してそんなことはありません。
私はフルマラソンも経験していますが、オリンピックディスタンスのトライアスロンは、フルマラソンよりもずっと楽です。

今回のミドルでもスイム、バイク、ランで使う箇所が異なるので、疲れは軽減されます。

トレーニングも、「トライアスロンは3種目やらなきゃいけないから大変」というイメージがありますが、ランばかりの練習だと疲れますし、負担も大きいです。
今日はラン、明日はスイム、土日はバイクというようにトレーニング自体を分散できるのもトライアスロンの魅力といえます。
脚が痛いときは、スイムやればいいですしね。

アイアンマン70.3レポート、最後は、「トライアスロンのすすめ」で締めくくります(笑)


【編集後記】
昨日は21時頃寝ました。
今朝は、なぜか2時半くらいに目が覚め、普通に仕事しています。
まだアドレナリンがでてるのかもしれません。。。

 

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