Excelマクロを使うには、英語でプログラムを書かなければいけません。
といっても英語が得意である必要はなく、必要最低限の単語と構文がわかれば大丈夫です。
プログラムは英語
マクロを使うときに、次のようなプログラムを書きます。
Worksheets(“Sheet1”).Range(“a1”).value=worksheets(“Sheet2”).Range(“a3”).value
「シート「Sheet1」のセル「A1」の値は、シート「Sheet2」のセル「A3」の値である」という意味で、Sheet1のA1に、Sheet2のA3にある「5」を入れるプログラムです。
この場合、Worksheets、Range、Valueという3つの単語と、構文の形がわかっていれば、プログラムは書けます。
「Sheet1のA1に、Sheet2のA3の値を入れてください」という日本語を英語に訳そうとすると、ちょっと考えてしまうでしょうが、英訳の必要はないのです。
ちょっとした単語と構文を覚えれば後は、組み合わせでなんとかなります。
英語力というより、単語や構文を論理的に組み合わせる能力の方が必要だと思っています。
抵抗感をなくすことは必要
もちろん、英単語に対する抵抗感をなくすことは必要です。
そのためにプログラムを書いてみることが欠かせません。
マクロの本を読んで、へこんでしまった方は、書いてみるとまた違ってくるでしょう。
私がマクロセミナーで、どんどん書いてもらうことを実践してもらうのもそういった理由からです。
逆に英語ができるからといって、プログラムがかけるわけでもありません。
プログラム、マクロの適性というものがあるかどうか考えることがありますが、少なくとも英語力は関係ないと考えています。
プログラムを書くのに必要なものが論理的に考える力とだとすると、理系でも文系でも関係ないでしょうし、むしろ文系に向いているともいえるでしょうね。
(私も文系です)
私がExcelマクロで使っている単語46
私は日々マクロを使ったり、セミナーでお伝えしたりしていますが、プログラマーではありません。
それほど高度なことはやってませんし、多くの方からみたら、「もっとかっこいいプログラムがある」と思われるでしょう。
業務効率化、繰り返しの仕事を楽にすることが目的で、プログラムの技術を高めることを目的にしていないからです。
また、使いやすさ、覚えやすさを重視し、プログラム、英単語への抵抗感を減らすために、セミナーでも書籍でも、できるだけ使う単語、構文を少なくすることを心がけています。
(今書いている書籍では、がっつりマクロを取り扱います)
「日々のどのくらいの英単語を使っているのだろう」と書き出してみました。
※必要に応じて大文字に変わってくれますので、すべて小文字で書いています。
activesheet
activeworkbook
add
after
application
as
cells
clear
column
columns
copy
count
delete
dim
dim
displayalerts
each
end
false
filename
for
if
long
msgbox
name
next
Open
paste
range
row
rows
save
select
selection
set
sort
string
sub
then
to
true
value
workbook
workbooks
worksheet
worksheets
漏れもあるでしょうが、46個です。
タスク管理のマクロは特殊なものを使っているので、それらを入れると増えますが、それでも100くらいでしょう。
しかも、英語の試験のように暗記しなくてもよく、コピペOK、カンニングOK、間違えても直せばOKです。
英語が理由でマクロに抵抗がある方もぜひ、一度挑戦してみていただきたいと思います。
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