今、話題のNISA(ニーサ)、本当にお得なのかをまとめてみました。
物事は、立場によって見方が変わるものです。
※写真はイメージ
NISA(ニーサ)って何?
NISA(ニーサ)とは、日本版のISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)のことです。
日本→ニホン→NIHONだから、N、NISAでニーサと読みます。
JAPANだとJISAでジーサになっちゃうので、Nにしたんでしょうね(^_^;)
NISAとは、投資の利益や配当に税金がかからない特別な口座をいいます。
「税金がかからない」というと夢のような話です。
しかし、世の中、夢のような、おいしい話は、そうそうありません。
金融機関から見るNISA
各金融機関はこぞってNISAの宣伝をしています。
現金500円プレゼント(中には2,000円も)といったキャッシュバックや宝くじといった特典をつけるところも多いです。
NISAで投資をすると、当然手数料が発生します(利用者が損をしても得をしても手数料が入るしくみです)。金融機関から見ると手数料もおいしいのですが、NISAに関するルールもおいしいのです。
それは、
「NISAは1人につき、すべての金融機関のうち1口座しか作れず、金融機関を4年間は変更できない」
というルール。
NISAの恩恵を受けるには、ずっとその金融機関を利用せざるを得ません。
これを考えると、500円、2,000円のキャッシュバックも安いものなのです。
金融機関ごとに、投資(株式、投資信託)にかかる手数料は異なります。
一般的に、銀行は高く、ネット証券は安いです。
その手数料、そして品揃えも含めて検討しなければいけません。
(まだ仮受付ですので、今月中なら解約できる場合があります)
税金から見るNISA
NISAでどのくらいの税金が安くなるのでしょうか?
現在の制度は次のとおりです。
「売って利益が出たとき、配当金を受け取ったとき 10.147%の税金がかかる」
NISAの場合は、次のような制度になります。
「NISAで年間100万円まで投資した場合、いくら儲かっても、投資した年から5年間は税金がかからない。」
(2014年6月に投資しても、12月に投資しても、2018年末までが対象期間です)
この「いくら儲かっても」というのが非常においしい話です。
税金なしですべて懐に入ります。確定申告の必要もありません。
ただし、やっぱりおいしい話にはワナがあります。
税金関係でおいしい話があるときは、制限があり使いにくいか、他に増税があるかのどちらかです。
次のような点に注意しましょう。
目次
○損した場合の扱い
現状の法律、2014年以降のNISA以外の通常口座では、損をしたら3年間持ち越して、利益がでたら通算できます。
(例、2013年にー10万円、2014年に+30万円なら、2014年は20万円に対して税金を計算)
NISAでは、損をしても通算できません。
○総額で100万円
「100万円まで」というのは、総額で判断します。
たとえば、最低購入価額が150万円の株式はNISAに入れられないのです。
現実的には、投資信託(○万円分という買い方ができる)で運用することになるのではないでしょうか。
○枠の残りは繰り越せない
たとえば、2014年に40万円だけNISAを利用した場合、残りの60万円はそのままで、翌年に繰り越せません。
2015年に新たに100万円の枠ができるだけです。
○売っても補充できない
2014年1月に100万円をNISAで使い、2014年10月に売却したとします。この場合、2014年は、もうNISA口座を使えません。枠を使っているからです。2015年になれば、また100万円の枠ができます。
○5年たったら時価評価
2014年に100万円をNISAに入れて運用し、5年経過した後は、通常の口座に入れるか、再度NISA口座に入れるかを選択できます。
そのときの金額は時価です。80万円だったら、そのままNISAに入れることができますが、150万円に値上がりしていたらNISAには入れることができません。
○対象外のものがある
NISAの対象とならない商品もあります。
金融機関によっても、NISA対象外の商品が異なりますが、共通しているのは、公社債投資信託、FX、金、MMFなどです。
○今までの資産には使えない
NISAで非課税となるのは、2014年以降、新規に投資したものだけです。
今もっている資産を入れることはできません。
○年齢制限あり
NISAとして口座を開けるのは、20歳以上です。
○実は2014年から増税
このNISA、いろいろと制限や使いにくさはありますが、「いくら儲けても税金がかからない」という点が注目されています。実はその裏には、増税もあるのです。
現状の
「売って利益が出たとき、配当金を受け取ったとき 10.147%の税金がかかる」
が、2014年から
「売って利益が出たとき、配当金を受け取ったとき 20.315%の税金がかかる」
となります。
NISAとしなければ手取が減るのです。
1万円、10万円、100万円で計算するとこのくらい税金が変わります。
この点も含めて、考えなければいけません。
ーーーまとめーーー
私自身、どうするかというと、まだNISAを作りません。
動向を見つつ、年末くらいに、今利用しているネット証券で作ります。
ネット証券の方が、その後の手数料が安いからです。
ただ、最も利用しているFXは対象外なので、増税の影響を受けますけどね。
といっても、FXも含めて金融投資には積極的ではありません。
自己投資優先です(^.^)
各証券会社ごとの比較は、こちらの記事をみてみてください。
NISA(ニーサ)口座を開設する前に押さえておきたいポイント5つ | パピマミ
この本も参考にしました。
昨日、ひさびさに整体へ。
特にけがはないのですが、体がカチコチでスムーズに動かなかったからです。
案の定、腰回りを中心に、こりかたまっていました(^_^;)
左足も短くなっていたとか。。
来週も行って、今月末のレースに備えます。
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