10日締め・20日締めの請求書。消費税5%と8%(8%と10%)が混在する場合の解決策

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「消費税 請求書」という検索キーワードで、当ブログをご覧いただいている方が増えています。
請求書に関する消費税の問題点と解決策をまとめてみました。
※消費税8%と10%の場合も同様です。読み替えていただければ。
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末締め以外の請求書だと消費税率が混在

ご存じの通り、4から消費税率が8%になっています。
請求書を出す際に気をつけるのは次の3点です。

1 モノの販売だと、4/1以降に引き渡したものから消費税8%(引き渡しの時点は、出荷、納品、検収のいずれかで判断)
2 サービスだと、4/1以降に提供したものから消費税8%
3 消費税は、請求、入金、支払のタイミングにかかわらず、判断する。

3月に発送したもので、4月末に請求するものは、消費税5%です。

3月末に締めて、4月末に請求するなら、問題ありませんが、
20日締めだと、3/21〜3/31までの分は5%、それ以降は8%となり、消費税が混在します。

取引ごとに消費税率を設定できるソフトなら問題ありませんが、そうでない場合は、次のような方法が考えられます。

 

税率別に請求書を2枚出す方法

通常、請求書ソフトは、請求書1枚につき、税率を設定します。
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この場合、5%と8%を混在させることはできないわけです。

消費税5%の請求書と消費税8%の請求書を別に作成するしかないでしょう。
2枚合計で振り込んでもらうので、先方の手間になってしまいますが、別途合計額を知らせるなどで対応すれば大丈夫です。

ただ、今後も返品があれば、5%で売ったものの返品は5%となります。
取引別に消費税率を設定できる方が望ましいです。

 

Excelなら、税率別に合計する方法も

Excelで請求書を作っている場合は、フォーマットを工夫すれば両方の税率に対応できます。

たとえば、次のように、5%の取引の小計、消費税、8%の取引の小計、消費税を個別に出し、合計する方法です。
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小計欄には、SUMIF関数を使います。
範囲(セルG25からセルG42)に、5%(0.05)があれば、セルF25からF42を合計するというしくみです。
(「$」がついているのは、小計欄をコピーする際に、数式の範囲がずれないようにしている絶対参照を使っているからです)

取引ごとに消費税を計算する方法もあります。
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※合算して消費税を計算する場合と、消費税額が異なる場合もあり

まとめ

会計ソフトへの入力を考えると、どっちみち5%の取引と8%の取引はわけなければいけません。

売掛金 105,000 売上高 105,000
売掛金 108,000 売上高 108,000

どの方法でやるにせよ、入力(又はデータ連動)までスムーズに行く方法で考えましょう。





【編集後記】
昨日の夜は、プールで30分泳。私のスピードだとだいたい1kmくらいです。
首を寝違えてて、水泳だから大丈夫と思っていたら、ちょっと悪化しました(^^;)
しばらく安静にしておきます。。。

【1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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