50戦練磨が語るトライアスロンをおすすめしない3つの理由

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2010年7月に挑戦をはじめたトライアスロン。
昨日2017年10月1日で50戦目のレースでした。
それなりに大変なことも多く、50戦やってみて改めて思うトライアスロンをおすすめしない理由をまとめてみます。


※トライアスロン後に娘と iPhone 7 Plus

50のレースに参加

昨日の川崎での東扇島トライアスロンは、50回目のレースでした。

年別

トライアスロンへの挑戦を決めたのは2010年7月1日。
独立して3年になろうというときでした。
初レースは同年9月4日。

年別にみるとこんな感じです。
2013年は10戦に参加。
トライアスロンのシーズンは、おおむね4月から10月ですので(たまに3月、11月)、その期間でのレース数です。
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娘元年の今年(2017年)は、レース数を抑えるつもりが、そうでもなく。。
AND戦略(家族もトライアスロンも)で、7戦中5戦は一緒に出かけました。

距離別

距離別ではこんな感じです。
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スプリントは、スイム0.75km(750m)、バイク20km、ラン5km。
オリンピック(ショート)は、スイム1.5km、バイク40km、ラン10km。
ミドルは、スイム2km、バイク90km、ラン21km。
ロングは、スイム3.8km バイク180.2km ラン42.2km。

レースによって距離が異なることもあります。

年と距離で表をつくるとこんな感じです。
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短い距離から徐々に慣れていきました。
しかもスイムが海ではなくプールのレースもあります。
(2011に2戦、2012に1戦)

泳ぎが苦手、海が怖かったからです。

ロングを2つ出た年はやりすぎでした。

開催地別

開催地別にはこんな感じ。
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3Dマップも作ってみました。
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地元宮崎がトップで、近場の神奈川も同数です。
東京は、立川の昭和記念公園(プール)が3回、新島が2回、大島が1回。
海外で出たのは、ホノルルとロタ(グアムの近く)です。

完走率

50戦連続完走!といいたいところですが、リタイアは2回。
デビュー戦は、スイム100mで怖くてリタイア、2016年の五島(ロング)は体調不良&メンタルの弱さからリタイアでした。

おすすめレース

50戦参加しておすすめのレースを挙げてみます。
現地の食事がおいしい、海がきれい、応援があたたかい、コースがおもしろいなどいろいろと評価ポイントはあり、甲乙つけがたいのですが、10個挙げるなら、これらのレースです。

・宮崎 シーガイア→地元びいきをひいてもいい大会。バイクがちょっと単調。
・宮古島→海がきれい、バイクコースがおもしろい、ランの応援が熱いなど最高の大会。l
・石垣島→食事もおいしく楽しめる大会。海は港で泳ぐので普通。
・宮島→厳島神社からスタート、ワンウェイで2.5m泳ぐスイム、山を登っていくバイク・ランがつらいけど楽しい
・青森 鰺ヶ沢→こじんまりとしていて、それがいい大会。白神山地に向けて登るバイクが楽しい。
・富山→立山に向かっていき登るバイクが楽しい
・新潟 村上→海もきれいで、バイクコースの景色がすばらしく、町並みを駆け抜けるランも楽しい。
・長崎 五島→島全体で応援してもらえる雰囲気がすばらしい
・大島→天候に左右されるけど、晴れたら最高の景色の大会
・沖縄 伊是名→台風リスクがあるけど、海はきれいで、バイクコースもおもしろい
・新島→意外と穴場。海はきれいで、下り基調のバイク、ランコースが楽しい
・ロタ→海のきれいさはダントツトップ。大自然の中を走るランも楽しめる。
・ホノルル→日の出とともに泳ぐスイムが感動的。レース前後も楽しめる。

プロフィールに全50戦のリストを載せています。

トライアスロンをおすすめしない3つの理由

50戦やっていて、トライアスロンをおすすめしない理由もあります。
それは次の3つです。

時間がかかる

初期費用をはじめ、レッスン代、メンテナンス代、新アイテム代など、お金もそれなりにかかるのですが、それ以上に時間がかかります。

練習にも時間がかかりますし、さぼるとすぐ結果に出てきますし、油断なりません。

また、レースにも時間がかかります。
東京に住んでいる私は近場でレースがありません。
正確には、いいレースがないのです。
海がきれいで楽しめるのが、いいレースの基準の1つですが、東京近辺だとそれが望めません。
昨日出た川崎での東扇島や、木更津も「近いから」という理由で出ています。

横浜の海も、まあきれいではないのですが、景色がいい、応援が多いというポイントがあるのでまだ許せる範囲です。
(真っ暗ですが)

遠征してロングのレースだと、移動、準備・説明会、レース、移動で4日間費やします。

独立していたらトライアスロンをやりやすいかというとそうでもなく、休んだ分は収入が減りますし、完全オフにはできません。
会社員のほうが有給休暇さえとれれば楽しめるので、どっちがどっちというものではないです。
チームで遠征中、フリー組はPC持参で行っていますし。
(ブロガーは遠征中もブログです)

トライアスロンは、マラソンよりも「時間」に関してはシビアといえるでしょう。

めんどくさい

トライアスロンはめんどくさいです。
道具は多いですし、それを毎回準備する必要があります。
忘れ物があったら、レースを完走できません。

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レースが終わって休めるわけでもなく、洗濯や配送の準備(遠征時)もしなければいけません。
ウェットスーツやバイクのメンテもトライアスロンのうちです。

バイクを配送するのも一苦労で、電車だと袋に入れて、宅配便だとケースに入れてということをやる必要があります。
ヤマトの経営方針変更により、配送料が高くなったのも痛手です。

遠征の場合、交通手段や宿の手配も楽ではありません。
宿が少ないところでの開催だと一苦労です。
これまで苦戦したのは、五島、宮古島、村上など。
五島は毎年苦労しています。
その他、レンタカーの手配もありますので、トライアスロン遠征は一仕事です。

また、トラブルが多いのがトライアスロン。
・忘れ物
・レース中にタイヤが外れかかる
・レース中にハンドルが傾く
・補給食を入れ忘れる
・お腹が痛くなる
・脚が痛くなる
・バイク中に眠くなる
・バイクで落とし物をする
・スイムで人にぶつかる
・スイム直前で、ゴーグルが切れる
・太ももが痛くて走れなくなる
・レース前にバイクのチェーンが壊れる
・海で水を飲む
・海で人にぶつかって突き指する
・受付に間に合わず失格
・現地に行って中止(大島)
・スイムが中止→ラン・バイク・ランに
などを経験しました。

ただでさえ、3種目の切り替えがあり、めんどくさいのに、その上にトラブルがふりかかるのです。

さいわい、この50戦で
・バイクのパンク
・接触事故
はありません。

つらい

トライアスロンは、なんといっても「つらい」です。
50戦目の昨日も楽ではありません。
(楽な方もいらっしゃるかもしれませんが)

バイクでこぎ方がまずいのか、ここ数戦は前太ももをやられます。
ランで痛くて走れないのです。
だましだまし、水をかけながら走り、なんとか完走でした。

スイムのバトルも大変でしたが。

海を泳ぐこと自体、つらいものです。
小学校5年生ではじめて泳げたくらい苦手で、おとなになっても当然泳ぎません。
25mで息切れし、泳ぐ姿はこんな感じでした。
まじめに泳いでいるのですが、脚が沈みきっています。

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今では泳ぐことには慣れましたが、当初は大変でした。
当初というよりも、25戦目宮島(2014年)でも、スタート直後怖くて海にぷかぷか浮いていたくらいです。

2013年の五島でも、リタイアを宣言しようとしたら周りに監視員の方がいなく、やむなく泳ぎ出しました。
そのおかげで完走できたのですが。

15時間半のレース(スイム3.8km バイク190km ラン42.195km)で、しとしとと8時間ほど雨に降られて、時間に追われて、なんとか15時間16分かかって制限時間14分前にゴール。

ぎりぎりでいえば、バイクの制限時間3分前にたどりつき、ランの服装に着替える間もなく、ランに入ったアイアンマンジャパン。

制限時間13時間半のレースで、関門に追われながら、なんとか7分前にゴールした宮古島。

・海でもみくちゃにされ、タックルされる
・バイクで接触しそうになる
・延々と続く坂道をバイクで登り続ける
・雨の降る中、寒くてつらくなる
・夜になり、真っ暗な中を走り続ける
などなど、「心が折れる」という言葉じゃ足りないくらいのつらさを味わいます。
仕事をしていると、多少なりともつらいことがありますが、トライアスロン中の怖さ・つらさはその比ではありません。

トライアスロンに50戦出た理由

トライアスロンは、お金はもちろん、時間はかかりますし、めんどくさいですし、つらいもの。
それでも50戦出た理由は、それらを凌駕する感動があるからです。

この50戦で得た感動ベスト10をまとめてみました。

10位 2016年 ロタ・ブルートライアスロン、大自然を堪能!

グアム近くの島、ロタ。
遠くてお金もかかるのですが、一度は行ってみる価値があります。

海はこんな青で、もちろん海底まで見えるくらい透明です。
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ランも大自然の中を楽しめました。
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9位 2015年 バラモンキング(五島長崎)、ポセイ丼でのバラモンキング初参戦!

2014年にトライアスロンチーム「ポセイ丼」ができました。
その「ポセイ丼」で臨んだ、はじめてのバラモンキング(私は2回目)。

はじめてロング(スイム3.8km バイク180.2km ラン42.2km)に挑戦するメンバーも含めて、参加でした。
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大人の修学旅行も楽しみの1つです。
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8位 2013年 バラモンキング(五島長崎)、初めてのロング完走!

私のロング初挑戦&完走のレース。
海が怖くていきなりリタイアしそうになりながら、雨に打たれながら、なんとか完走。
制限時間19分前でした。

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7位 2011年 シーガイアトライアスロン、初めての海完走!

初完走は2011年の昭和記念公園ですが、このレースはプールを泳ぐもの。
海を泳ぐレースではじめての完走は、2011年シーガイア、地元のレースでした。
今でも記念のレースです。

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6位 2012年 石垣島トライアスロン、初めてのオリンピックディスタンス完走!

オリンピック(ショート)ディスタンスといわれる、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmをはじめて完走したのは、2012年石垣。

雨のレースで、スイムの海は荒れ、リタイアしそうでしたが、なんとか乗り越えて完走しました。
ランのときの一コマ。
5年前です。
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5位 2014年沖縄 ポセイ丼結成後初のレース、全員完走!

チーム「ポセイ丼」の誕生は、2014年1月28日。
新宿の居酒屋北海道でうまれました。
同年8月のアイアンマンジャパン(北海道)を目指して3人の仲間(羅王、にいさん、仙人)結成。
バイクを買いに行ったり、練習に行ったりしつつ、迎えたのが4月の沖縄ちゅら海トライアスロンでした。

荒れに荒れた海で、当の私がリタイアしそうになったレース。
ボードにつかまってしばらくして落ち着いてから泳ぎました。
気が動転したのか、バイクの周回数を間違え1周多く走ってしまい。。

とにもかくにも、全員無事完走できました。
ユニフォームもまだありません。
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4位 2017年 バラモンキング(五島長崎)、雪辱を果たすゴール!

今年、2017年のバラモンキング。
前年にリタイアしていたので、その雪辱を果たすため、このレースに照準を合わせていました。
練習量も増やし、レッスンも増やし、減量もして臨み、無事完走。
ランで調子を崩しましたが、それまではベストの出来でした。

そして、チームメイトザックが3回目のバラモンキング挑戦で無事完走。
こういった感動もトライアスロンをやっていたからです。
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3位 2015年 久米島トライアスロン、ポセイ丼2期生デビュー戦!

2014年に発足したチーム「ポセイ丼」。
2年目には、2期生の3人を迎え入れました。
そのデビュー戦になったのが、2015年3月久米島。

言い出しっぺとしては、やはり心配で、特に泳ぎが苦手なザックが心配でした。
当日、スイムが終わって、バイク中にみんなの生存確認をするまで落ち着かず、全員と会えたときの安堵感は今でも忘れられません。

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2位 2014年 アイアンマンジャパン、ポセイ丼で完走!

2014年、ポセイ丼発足の第一目標だったアイアンマンジャパンの完走(スイム3.8km バイク180km ラン42.195km)。
見事達成できました。
私はギリギリでしたが。

チームメイトの3人は半年でアイアンマンでした。
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1位 2016年 宮古島トライアスロン、7分前にゴール!

トップは2016年宮古島。
前年に宮古島まで行き、レースに出ることができませんでした。
(バイク預託時刻は厳守です)
抽選で出場が決まる宮古島、幸い翌年も当たり、雪辱を果たすためになんとしても完走したかったレース。

バイクが終わって残り時間は5時間半。
あと42.195km残っています。
暑さにもやられ、思うように走れず、あと21kmで残り2時間50分。
応援に来てくれていた妻とゴールしようと思っていたので、間に合わないわけにはいきません。
なんとかかんとか走り、7分前にゴールできました。
その意味でも感慨深いレースなのです。
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まとめ

トライアスロンは、すべての方におすすめするわけではありません。
お金もかかるし、時間もかかるし、めんどくさいし、つらいし。
ただ、それでもやりたいと思い、一生に一度はやってみたいと思うなら、真剣に目指すべきです。
このタイミングで動き出せば来シーズンに間に合います。

トライアスロン挑戦には、仲間をつくるのがおすすめです。
友人と一緒に挑戦してもいいですし、練習会に出ているうちに仲間ができることもあります。
仲間や家族なしには、50戦参加できませんでした。

おすすめはしませんけど、この記事、ブログをきっかけにトライアスロンに挑戦したという方は、会場で声をかけていただければうれしいです。
(100戦までほそぼそと続けるつもりです)


【編集後記】

9月下旬の帰省時に増えた体重(いろいろ食べすぎたので)。
徐々に戻しています。
運動量も増やさなければいけませんが。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

ニッポンレンタカー豊洲
レンタカーで東扇島トライアスロンへ
「ポセイ丼」教官とレース参加

【昨日の娘日記】

トライアスロン会場に来てくれた(連れてこられた)のは、5回目。
座れるようになり、ベビーカーに座りながらだったので、ランのときはちょっとだけ目で追ってくれました。

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