AIで値段を決める寿司ブリトー店beeat。AIに何を任せるか。

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AIが値段を決める店に行ってみました。
これからの時代、何をAIに任せるかを考えておかなければいけません。

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※beeatにて iPhone XS

AIに何を任せるか

AIが導入されたとき、進化したときに何を任せるか。
・めんどくさいことを任せるのか
・自分じゃなくてもいいことを任せるのか
・お客様のためになることを任せるのか

といったことを考える必要があります。

AIができるからといってなんでも任せるのは好ましくありません。
これは、現状のAIはもちろん、ITやRPAにもいえることです。

・人(自分)がやったほうがいいこと
・自分がやりたいこと
というものは、ずっと人の仕事になるでしょう。

人が悩む、値段を決めるということもAIができるようになっています。

AIが値段を決めるという寿司ブリトー屋があり行ってみました。

AIが値段を決める店

寿司ブリトーとはこういったもの。
アメリカで流行っているらしいです。
ブリトーは、そもそもトルティーヤで肉や野菜などを巻いたメキシコ料理。
それを寿司ネタでつくったのが寿司ブリトー。

といっても、寿司ネタに限らずいろんなものがあります。

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この寿司ブリトーにも興味がありましたが、最たる興味は、「AIが値段を決めるシステム」。

サイトによると、
「その日の素材や時間帯などによってAIが価格を決める試みをしております」
とあります。

これは体験せねばと行ってきました。

スマホやPCでサイトにアクセスし、
https://beeat.jp/

orderをクリックすると、メニューを見ることができます。
このサイトは、外部のサイトのようで、他の店舗も扱うようになるのかもしれません。

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注文すると、アカウントをつくる画面へ。
私としては、めんどくさいことにIDは電話番号で、SMS認証です。
(今のメインのSIMはSMSがないので)

スマホのアプリがないのも使いにくく感じます。
(お店の方によると、あえてサイトとのことでした。アプリは多すぎるのでと)

アカウントには名前も登録しますが、注意しなければいけません。
お店のディスプレイに表示されるので、気になるなら、ニックネームにしておきましょう。

私が頼んだのはこの2つ。
当日は、その後ある程度持ち歩くため、生ものはさけたほうがいいかなという思いもありました。
お店(beeat)は、テイクアウト専門店です。

メニューには、\1085~とあります。
ネット上では、ご法度とされる「~」も、AIが決めるからという理由ならOKです。

実際に注文すると、これは1,171円。
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これは951円。

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AIが決めた値段です。
今のところデータが集まっていないので、値段には上限と下限を決めているとのことでした。
どのくらい変動するのかなと、昨日今日見ていますが、変動はまだしていません。
これからなのでしょう。
在庫が少なくなってきた・余っている、原材料の値段が上がったというのも反映するはずです。

決済はカード、またはAmazonPay。
スムーズです。
逆にいえば、現金決済はできません。
AIが値段を決めるということで、事前決済にし、現金決済をなくすのはいいことだと思います。

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今すぐ作ってもいいか、何時に取りに行きたいかをここで決めます。
私は13:30にしました。
営業時間は11:00~15:00です。

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番号が発行されます。
結論としては、番号は必要ありません。
登録した名前が表示されるのでわかります。
(単純な名前にするとかぶる可能性はあるでしょうが)

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そしてお店へ。
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場所は、末広町近く。JRの秋葉原、御徒町の間くらいです。
この辺は独立当初にオフィスがあった場所。
懐かしい場所です。

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店に入ると、ちょっとサイバーな感じ。
AIで値段決めますから合っているかと。

受付済のディスプレイに名前が表示されていました。
本名で。。。
登録名は適当に変えたほうがいいでしょうね。

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ボックスの奥には普通に人がいて、寿司ブリトーをつくっています。
AIがつくるのではなく、値付けがAIということです。

できあがると、提供中のディスプレイに表示され、

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このように商品が、置かれます。

置かれるボックスは、ディスプレイに表示されている番号のものです。

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これを間違えるリスクについて聞いてみました。

「間違えて持っていく分にはしかたないが、取りに来た人をカメラで認識していて、同じ人が何度も取りにくるとわかるようになっている」とのことです。
ここをしかたないとわりきるのはすばらしいなと思います。
AIに限らず、ITを導入するときは、多少なりとものリスクがあるのは当然ですから。
100%安全、完全になってから導入しようとしたらいつまでたってもできませんし。

ボックスには商品と、袋があり、自分で入れて持ちかえります。
レシートは出ませんし、そもそもレジもありません。
バーコードを読み取ると、レシートを表示できます。

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13:30予約でしたが、13:42できあがりでしたが……。
まあ、初日ですしね。

帰宅後、食べてみました。
AIで値段を決めるという話題性だけではなく、おいしいです。
11種類の食材を使っているとのことで、それらが組み合わさった不思議な食感が楽しめます。
ボリュームも結構あるので満足です。

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AIに値付けを任せるかどうか

今回のお店は、AIに「値段を決めること」を任せています。
それを任せると決めたから、キャッシュレス、テイクアウト専門というわりきりもできたのでしょう。

仕入れるものがある商売だからこそ、AIによる値段決定がうまく作用しているのだと思います。
値付けをAIに任せるかどうかは、業種にもよるでしょう。

サービス業だとどうか。
値付けは難しいものですので、AIが決めてくれたらどんなに楽なことか。
AIが値付けすれば、「AIがつけた値段」という大義名分もできます。
ある程度の値段の上限下限を設定しておけば、それほど問題はないでしょう。

サービス内容、相談事案、属性などを入力すれば、AIが値付けすることもできるでしょうし、そのときのこちらの時間の空き具合によってAIが値付けすることも考えられます。
または、「成約確率が高く、かつできるだけ高い値段」というものをAIが導き出すこともできるかもしれません。

それでも、私は値段を自分で決めたいと思っています。
AIがどんなに進化しても。
値段は自分の顔ですし、自分にしか決められないからです。
AIで決めた値段に自分が納得するかどうかも大事でしょうし。

同じように、AIがブログや本を完璧に書けるようになっても私は自分で書きます。
やりたい仕事だからです。

一方、AIが電話を受けてくれたりかけてくれたりするなら、喜んで任せます。
自分じゃなくてもいいからです。

AIに何を任せるかを考えて、任せられない、自分がやる!という仕事をやっていくことが大事かなと思っています。

もちろん、それは業種によるでしょうし考え方にもよるものです。
今回のような飲食店がAIに値付けを任せるのはありでしょう。
飲食店では盛り付けをAIに任せるという話もあります。

自分の仕事で、これはAIにできないな・任せられないなと考えるのはいいトレーニングです。

そして、寿司ブリトーもぜひ。
AIの体験にもなりますし。


■編集後記
昨日は、保育園後、新宿ピカデリーへ。
公開スタートした機動戦士ガンダムNTを観るためです。
(いろいろと涙モノでした)
その後、出版社で、Excel本を受け取り、編集者さんとランチ。
(発売は12月6日の予定です)

その後、寿司ブリトーの取材でした。

■昨日の1日1新
※詳細は→「1日1新」
寿司ブリトー
日本実業出版社(移転後)
機動戦士ガンダムNT

■昨日の娘日記

コンビニへ行くと、牛乳パック(1リットル)を抱えてレジへ。
飲みたかったようです。
重くて大きいのに一生懸命でした。

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