独立前に戻るメリット

独立後、独立前に戻ることもできます。
そのメリットについて考えてみました。

※生まれ変わったら（5回ほど）勤めてみたいかも　by　Sony α7SⅢ+35mmF1.4

独立後、再び雇われる

独立して、雇われることをやめた後も、再び雇われるということはできます。
一度独立したからダメ！ということはありません。

「独立するような人は、雇われることに向いていない→選ばない」という考え方もあるでしょう。
一度自由を知ってしまっているとまた辞めるのではないかと思われるかもしれません。
人を雇っていると、現場を忘れているということもあるでしょう。

その一方で、
「一度独立したからこそ、独立のデメリットを体験している→ちゃんと勤めてくれるだろう」
という考え方もありえます。

ただ、人材不足と言われている今、そういう事情はともかく、人を探していることも多いです。
独立している方へ、「うちへ来ない？」「こっちの水は甘いよー」「しんどいよね？」という声かけもあります。
私はいただいたことがありませんが……。

独立後にまた独立前のような会社員（公務員もあるかもしれませんが）に戻るメリットは確かにあります。

会社員のメリット

私は、会社員（公務員も）と独立も経験しています。
会社員は8年6ヶ月（4か所、独立後は、17年1ヶ月。

その上で言える、会社員のメリットは、
・給料がある（ボーナスもあるかも。昇給も）
・営業、経理など一定の仕事をしなくても済む可能性
・オフィスがある（リモートの場合もありますが）
・パソコンなどといった道具は使わせてもらえる
・相談できる
・独立後にはできないような仕事もできる
・税金の計算は会社がやってくれる（年末調整）
・有給休暇がある。その他慶弔休暇も。
・会社にいるとき以外は、仕事を一切しなくてもいい、考えなくてもいい
・責任は上司or会社にある（ある程度は）
・仕事を任せる人がいる（可能性）
・イベント（歓送迎会、新年会、キックオフ、打ち上げ、旅行など）がある
・上司、同期、部下という存在
などいったものでしょうね。

独立後、特にひとりでやっていれば、
・給料がない
・営業もしなきゃいけない、経理もしなきゃいけない（外注できるとしても）
・オフィスがない、自分で探し払う必要
・パソコンなどの道具も自腹
・相談できない
・仕事に限りがある
・税金の計算も自分（外注できるとしても）
・有給休暇なし。夏休み・年末年始休暇なし
・ずっと仕事のことを考えている
・責任は自分。クレームも自分。
・仕事を任せられない
・イベント一切なし
・上司もいないし、同期も部下もいない
という逆の状況なのです。

どちらが正解というわけではなく、どちらを選ぶか。
一度独立して、また戻るというのも選択です。
ダメというわけではありません。

私は両方を選んで、独立後を続けていますし、この後も、そして4回生まれ変わるくらいまでは独立を選びます。
迷ったときには、次のようなことを考えてみていただければ。

私が独立前に戻らない理由

「◯◯に行こうと思うんです（採用される）」
という相談を受けたことはありません。

私は独立後に関するコンサルティングはしていますが、戻るという選択肢は特に示していないからです。
もし相談があったとしてもとめはしません。
ただ、次のようなことを考えてみてもいいかなと。

・そこにずっと勤められるかどうか（雇われることもリスク）
・通勤はしなきゃいけないかも
・お世話になった人から誘われたとしても、自分は本心からそれを選びたいか
・めんどくさい上司が来る、めんどくさい人が上司になる、またはM&Aでまったく環境が変わる可能性も
・給料の上限はどのくらいか、それは独立後だと無理か
・独立後の行き先が不安な場合、それを打破できないか
・自分にとってベストは、「独立後に食べていけること」か「独立しないで食べていくこと」か
・家族のためであれば、それを後から家族が聞いたときに喜ぶか
・上司、同僚、部下とうまくやっていけるか。そしてそのメンバーは今後変わる可能性も高い。
・与えられた道具で満足するか
・空調が自分の好みじゃなくてもいいか
・残業があってもいいか
・ランチが決められた時間になっていいかどうか
・（リモートじゃない会社で）自宅で仕事、食事、家事などをしたりできなくなっていいか
・平日、遊びに行けなくなっていいのかどうか
・自分の名前で仕事ができなくなっていいのかどうか
・営業を自分でしなくてもいいのか
・経理を自分でしなくて、税金のことも任せっきり、節税も考えられない状況になっていいのか
・好きな勉強ができなくなってもいいのかどうか
・経験を積むのが目的なら、独立後に積んだほうがいいのではないか
・再独立を考えているなら、その会社に不義理ではないか
・また面接を受け、履歴書を書くことをしたいか
などなど。

私はこれらの答えがはっきりしているので、独立を続けていますし、続けます。
それくらいのゆるぎない軸がないと、独立後を楽しめません。
未練は断っておきましょう。
（今すぐというわけではなく、徐々にでも）

自分の生き方を肯定できなければ、いいものは提供できません。

独立しないという生き方を肯定できるなら独立前に戻るのもアリでしょうね。
（様々な事情もありえるでしょうが）

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■娘(7歳）日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
朝は、一緒にソードアート・オンラインを進め、その後パパはセミナーへ。
ママとアクセサリーづくりに行きました。
パーツを選んでつくるところで、今度泊まりに行く友達の分も。
なんか日に日にプレゼントが増えているようですが。