ブログをはじめて10年ちょっと。
ブログからの売上について改めて考えてみました。
※カフェにて iPhoneX
ブログからの売上、1年目は8000円
ブログからどのくらいの売上があったか。
実際に集計してみました。
全データがExcelに入っているので、加工して集計するだけです。
2007年7月9日からブログをスタートしたので、
1年目(2007年7月9日から2008年7月8日)
2年目(2008年7月9日から2009年7月8日)
3年目(2009年7月9日から2010年7月8日)
その結果、3年目までを集計するとこんな感じでした。
売上ゼロからスタートし、特に売上を立てなければいけなかった1年目は、8000円。
1日目でも1か月目でもなく、1年目です。
2年目も約40万円、3年目も約60万円。
まあ、食べていけるほどのものではありません。
内訳はこうです。
「売上高」というのは税理士顧問業、執筆売上は雑誌等で書籍は含みません。
1年目の8,000円は、セミナー(4,000円×2人)でした。
「ブログが売上につながる」とは
そもそも「ブログが売上につながる」には、こういったものがあります。
直接的につながるもの
広告収入、アフィリエイト収入など、ブログを読んでいただき、リンクをクリックする、または、リンクをクリックしてその先で購入や登録などをしていただくことにより売上が発生します。
いわゆる「ブログ飯」、ブログで食べていくのはこちらがメインの場合が多いです。
間接的につながるもの
ブログを読んでいただき、仕事を依頼していただくことにより売上が発生します。
ただ、さらに細分化すると、
・ブログを読んでいただくのみの場合(間接→間接)
(と
・直接会ったことがあり、ブログから申し込んでいただく場合(直接→間接)
があるのです。
この、直接、間接→間接(ブログのみ)、直接→間接をわけて集計してみました。
直接の売上は、やり方を知らなかったこともあり、ほとんどありません。
当時アメブロ(2007年から2011年まで)だったことも影響があります。
「直接→間接」、つまりお目にかかった方がその後ブログを読んでいただき、ご依頼いただくケースが多いです。
「ブログが売上につながる」の1つの形といえます。
ただ、この最初の3年間は、「ブログと売上」の意識が弱く、できていなかったことも山ほどありました。
だからこそ成果が伸びなかったのです。
「ブログが売上につながる」ではなく、「ブログを売上につなげる」ために
自分の最初の3年間にダメ出ししつつ、ブログと売上について考えてみました。
ブログを売上につなげる工夫をする
私の3年間は、「ブログが売上につながる」と思っていましたが、これがダメでした。
何が違うのかというと、受け身なんです。
「ブログが売上につながる」と受け身で神頼みで待っているのではなく、「ブログを売上につなげる」工夫、つまり攻めも必要です。
受け身だったから初期の頃は、「人柄やプライベートを書き、親しみを持っていただければ売上につながる」と思っていました。
これは、完全に間違いです。
有名でありある程度の読者がいる人なら、人柄やプライベートをゆるーく書いていても売上につながります。
もう実績があるのですから。
ただ、そうではない場合、人柄やプライベートを書いていても、仕事の依頼は来ないでしょう。
間接→間接(ブログを見て申し込んでいただく)はもちろん、直接→間接(会ってからブログを見て申し込んでいただく)も同様です。
「この人、よさそうだけど頼んで大丈夫かいな」と思われては売上につながりません。
そこを私は勘違いしていました。
ブログで、仕事についての考え方や知識・スキルを書かなければ、依頼するかどうかの判断はできません。
ましてや間接→間接ならなおさらです。
私も有名人ではないので、仕事に関しての記事を書くようにしていますし、時間を投入しています。
そして、ブログと売上をリンクさせなければいけません。
もちろんページビュー(読まれる数)が多いに越したことはないのですが、つなげる意識のほうがより大事です。
その方法には2つあります。
売上につながるブログを書く
まずは、ブログ→売上のうち、「ブログ」に焦点をあてるものです。
売上、つまり自分の仕事に関するブログ記事を書かないと、依頼の判断基準とならないわけです。
ここで私が間違っていたのは、「有料と無料の分け方」でした。
仕事、つまり売上は有料、ブログは無料という分け方です。
無料のブログに仕事のことを書いちゃいかんだろと。
当時の私に出会うことができるなら、ペガサス流星拳を放ちます。
ランチで手を抜く店にディナーはないと。
夜はおいしいんですけど、昼はそうではない店って結構あります。
(お気に入りの焼き肉屋、食肉センターもそうです)
これが、夜→昼ならいいのですが、昼→夜の順番だと、夜はいかないでしょう。
ブログは昼、売上は夜と考えると、やっぱりブログがまずいと、夜=売上はありません。
直接→間接(会ってからブログを読んでいただいて依頼)がなりたつのは、夜→昼の順番だからでもあります。
会った時に何かしら好影響があれば、いわばブログがそこそこでも売上につながるものです。
ただ、そこに甘えてはダメで、ブログを売上につなげるなら、間接→間接(ブログを読んでいただいて依頼)は欠かせません。
テキスト(図、写真、表も含む)で伝えられる限界までブログで出さないと、売上にはつながらないのです。
ブログで伝わらないところを仕事=売上にしましょう。
個別に対応する、つくる、耳と目で学ぶ(セミナー)、そして会うことなどは、ブログでは提供できないものです。
そこを有料にし、ブログでは全力を出したほうが売上につながるようになりました。
ブログからつながる売上=メニューを準備する
もう1つのアプローチは、ブログ→売上の「売上」に焦点をあてるものです。
つながるその先にメニューがないと、つながりません。
その当時、私のつなげていたメニューは税務顧問のみ。
しかも、HPにリンクを貼っていただけです。
税務顧問を積極的に習うなら、ブログにも申し込みページがあり、値段と内容がわかり、申し込むフォームですぐに申し込めるようにしておいたほうがいいでしょう。
(今はあえて、HPのみにしか置いていません)
他の仕事の依頼、問い合わせフォームも当時はなく、仮にブログを読んで気に入っていただいたとしても仕事につながらない可能性があります。
2009年5月にいただいた書籍執筆の依頼のときでさえ、ブログに書いたメールアドレスにいただいていました。
「フォームがないや、めんどくさいな」と思われたらその依頼もなかったかもしれません。
九死に一生を得たそのあと、フォームを置くようにしました。
ブログ→売上につながりやすいのは、書く仕事や話す仕事です。
2007年7月にブログをはじめて、2008年5月に執筆の依頼(約5万円)、2008年10月に講師の依頼(2万円)があり、その後も続きました。
書き手や話し手を探していますので、ブログに書けばそのチャンスは広がります。
ブログ記事につながる売上を準備することが大事です。
もし、会いたい、実際にお願いしたいと思っても、そのメニューがなければ申し込めません。
メールを書いて、あいさつしつつというのはめんどくさく思われます。
書いた記事で評判がいい場合や自分が書いていて楽しい記事は、その先のメニューを準備しましょう。
当時それができていない記事がほとんどでした。
効率化について書いても、その先のセミナーやコンサルティング、執筆の窓口がない状態です。
今は、何かしらのメニューに必ずつなげていますし、まったくつながらない記事は書きません。
この記事もブログセミナーや独立前・独立後のコンサルティングには、つなげているつもりです。
常に何かしらのメニューへのリンクは、置いておきましょう。
単発のコンサルティングのメニューを私が置いたのは2011年。
ブログをスタートしてもう4年もたっています。
遅すぎです。
それが複数であれば、それだけチャンスは増えます。
セミナーという柱を立てたいのであれば、常になにかしらのセミナーの告知はしておくべきです。
告知がなければ、申し込みがある可能性はゼロ。
セミナーやりたいといいつつ、年に1回しかセミナーをやってなかった昔の自分にダメ出ししたいものです。
メニューへのリンクの設定は、WordPressのプラグインQuickAdsenseを使っています。
この記事を参考にしていただければ。
ブログをスタートして3年の売上を見て、「あ、こんなもんか」と思った方も「3年でこれだけか」と思った方もいらっしゃるでしょう。
私は、何も知らず、ブログを売上につなげる事例も知らずやみくもに3年やっていただけなので、今からやっても3年はかかりません。
10年前と比べて情報も多いので。
むしろ、3年もやみくもにやらなくていいようにこういった情報を伝えています。
ガンダムの新作『機動戦士ガンダムNT』が11月に劇場公開されるとのこと。
宇宙世紀0097が舞台で、ガンダムUCの2年後、初代ガンダムの宇宙世紀0079から18年後。
話が続いているのがより興味深く、今から楽しみです。
その前に5月5日から公開される『機動戦士ガンダムORIGIN 誕生赤い彗星』を見に行かねば。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
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娘と2人で近くの病院で注射
【昨日の娘日記】
昨日は保育園に迎えに行き、そのまま病院へ予防接種で。
診察室が開くと、察知したのか泣きだしました。
一緒に逃げて、注射打ったことにしようかと思いましたが。
そして、またその先生が不愛想なこと…。叱ろうかと思ったくらいです。
なんとか2本注射を打ち、ギャン泣きでしたが、その後は元気いっぱいでした。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
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AI時代のひとり税理士
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『ひとり税理士の仕事術』
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【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方