次世代のカード CFexpress（Type A・B）とSDカードの比較

カメラには、カード（SDカード）が必要です。
今は、一部のカメラで、SDカードの次世代、CFexpressカードを使っています。

※SDカード、CFexpress Type A、CFexpress Type B   by  Sony α7SⅢ+50mmF2.5

 

カメラに使うカード

デジタルカメラには、撮った写真を保存するカード（メディア）が必要です。
一般的には、SDカードを使います。

ただ、最近のカメラでは、新しい規格のカードも使えるようになりました。
中には、SDカードが使えないものも。
（不評だったのか、その次の機種では、SDカードが使えるようになっていました）

その次世代のカードで私が使っているのが、CFexpressカードです。

CFexpressカードとは、

CFexpressは、2種類あります。
Type Aと、Type Bです。

左がSDカード、真ん中がCFexpress Type A，右がCFexpress Type B．
Type Aは、SDカードよりも小さく、Type Bは、SDカードよりも大きいです。
Type Bは、厚みもあり、頑丈そう。

SDカードはなんだかんだ物理的に壊れることが多いです。

AとBで何が違うのか。
それを採用しているメーカーが違います。
Type Aは、Sony
Type Bは、その他のメーカー。

Sonyは、Type Bのカードもだしていますが、Sonyのカメラで使えるのはType Aのみです。
ほんと、Sonyは独自路線……。
Sonyのカメラで、現状、α1、α7SⅢ、α7ⅣのみでType Aを使えます。
私が使っているのは、α7SⅢです。

Type Bは、Nikon Z7Ⅱで使っています。

これらの使い勝手を比較してみました。

 

CFexpressとSDカードの比較

それぞれこういった違いがあります。
カードからパソコンへの転送時間（11GB、700枚の写真）を比較してみました。

	SDカード	SDカード	CFexpress TypeA	CFexpress TypeB
転送速度	100MB	300MB	700MB	1400MB
転送時間	2分8秒	51秒	31秒	22秒
値段	1,795円	8,702円	20,980円	19,999円
GB	64GB	64GB	80GB	128GB
円/GB	28	136	262	156

 

最も速いのは、Type B。
1400という転送速度のとおり、圧巻の速さ22秒です。

次がType A．
これも性能どおり。
31秒でした。

SDカードは、規格があり、同じ規格でも読み込みや書き込み速度に違いがあります。
今回使ったのは、300MBのもの。
キングストン SDXCカード 64GB 最大300MB/s UHS-II V90 4K 8K UHS-IIカードリーダー付属 Canvas React Plus MLPR2/64GB

私が使ったことがあるもので、最も速いのはこれです。
それでも、転送速度は、51秒でした。

一般的なSDカードでは、2分8秒。
Samsung PRO Plus SDカード 64GB

さらに安いEVOはおすすめしません。
もっと遅いです。

転送速度は、カードリーダーによっても変わってきます。
いいカードリーダーを買っておくのがおすすめです。
SDカードならこれが速くて以前使っていました。
USB-C – SDカードリーダー
今は、CFexpressリーダーを使っています。

CFexpressカードは確かに速いです。
書き込み速度も速いので、連続撮影もできます。
動画収録時も問題ありません。
遅いSDカードだと、録画が止まることも。

Sony α7SⅢだと、CFexpress がないと使えないモードもあります。

ただ、普段使いで、CFexpressが必要かどうか。
CFexpressは高いのが問題点です。
Amazonでも2万円ほど。
SDカードはいいものでも1万円、もっと安いものはいくらでもあります。

特にType Aは、使えるカメラがSonyだけということもあり、高いです。
Type Bは、各社が出していて値段が落ち着きつつありますし、スピードから考えてもコスパはいいかと。

私の場合、2台のカメラを持ち歩き、多いと1000枚ほどの写真を撮るので、速度は大事です。
ただ、カードから直接Googleフォトにアップしているので、ネットのスピードがネックにはなっていますが。
まあ、ネタにするために買ったという意味合いも強いです。

それぞれこういったリーダーを買いました。

 

CFexpress Type Aのリーダーは、Sony製。
ソニー CFexpress Type A SDメモリーカード対応 カードリーダー

SDカードも読み取れます。

CFexpress Type Bのリーダーは、ProGrade製。
ダブルスロットなので、SDカードと同時に使えるのが便利です。
Sony製はスロットが1つなので。

ProGrade DigitalCFexpress Type B/SD ダブルスロットカードリーダー

これらリーダーを、iMacに常時差しています。
それぞれ12,000円、10,000円するのがたまにきず。
ただ、リーダーには投資したほうがいいです。

リーダーがなくても、写真を取り込む方法はあります。

その方法は、カメラとパソコンをUSB-Cケーブルをつなぐことです。

外で写真を取り込むときにも使えます。
リーダーを持ち歩くのはめんどくさいので。

CFexpress Type Aは、Sony α7SⅢとパソコンをケーブルでつなげば認識します。

CFexpress Type Bのほうは、Nikon Z7Ⅱの仕様から、カメラをフォルダとして認識しません。
こういった［カメラから取込］という形になります。
これだと読み込み（プレビューが出てくる）のも遅く、ちょっと不便です。

 

Nikonのソフトだとうまく読み込みません。

私の場合、通常は、こういったAdobe Bridgeというソフトで、写真を取り込んでいます。
Sony α7SⅢ+Type Aだと、JPEGだけ・今日の写真だけを選ぶこともできるのです。

Nikon Z7Ⅱ+Type Bだとできません。

Wi-Fiで取り込む方法もありますが。

CFexpressカードは、
・SDカードよりも丈夫（そう）
・SDカードよりも高い
・リーダーもあったほうがいい
・SDカードより読み込み、書き込みが速い
・使えるカメラが限られている
という特徴があります。

もうちょっと値段が落ち着いてくれば……という感じです。
上位のSDカードのほうがコスパはいいでしょうね。

ただ、圧倒的なスピードは魅力です。

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■編集後記
昨日は、午後から個別コンサルティング2件。
動画・話し方、所得税確定申告でした。
その他、自分の経理のまとめ（2月分）を。

先日買ったフィルムカメラが初期不良で、返品に。
同じものがなく、また探してみます。
フィルムカメラは気に入ったので。

■1日1新→Kindle『1日1新』 ・Instagram『1日1新』
Nikon Tether

■娘(4歳11ヶ月）日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
スタバのソファ席が気に入っていて、行きたがります。
いつも空いているとは限らないのですが。
スタバの飲み物が目的ではなく、場所目的。
パパと一緒です。