ブログを9年ちょっと、3,336日、文字数にして660万字(1記事平均2,000文字として)書いてきた末、捨てた言葉はたくさんあります。
※オフィスにて DSC-RX100M3
言葉に違和感
毎日ひたすら書いていると、
「あれ、なんか違和感があるなぁ」
「使いたくない言葉だなぁ」
「これは使わないほうがいい」
と感じることがあります。
ブログだけではなく、メールにもそういった言葉を使いません。
たかが言葉ですが、されど言葉。
言葉の影響力は大きく、いい影響も悪い影響もあります。
読んでくださる方へ、そして自分へ、いい影響を与えたいと思って書いている以上、言葉にはこだわる主義です。
・目に入ったとき
・打っているとき
・変換しているとき
・頭に思い浮かんだとき
に、違和感があれば、その言葉を使わないようにし、別の言葉でいいかえるようにしています。
660万字の末、捨てた言葉
これまでの9年ちょっと、3,336日、文字数を概算して660万字を書いてきました。
その結果、代表的なものとして次の言葉を捨てています。
私の辞書に、次の言葉はありません。
「忙しい」
代表的かつ、よくいわれる「忙しい」。
自分の状態を示す言葉としては使っていません。
同様の言葉として、「バタバタ」「時間がない」「もう○月(もう8月)」、「あっという間に」「時間が過ぎるのが早い」も使わない主義です。
忙しいといわれるときもありますが、そう思わないようにしています。
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「集客」
集客。客を集める。好きでない言葉です。
集めるというよりも、ご依頼いただく、ご利用いただくものだと思っています。
「集客」と名がつく、うさんくさいものを多くみかけることもその理由かもしれません。
仕事をご依頼いただければいいものではなく、どんな仕事、どんな人とでもいいわけではないはずです。
「集客」は、「とにかく仕事をとる」というイメージもあるため使いません。
【関連記事】「集客」への違和感。理想の仕事は「集客」では難しい
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「いつか」
いつか○○したい、〜したいと思いますなど、願望を言葉にしないようにしています。
言葉にするのは、やると決めてからです。
昔、トライアスロンをはじめてちょっとたった頃、「いつかアイアンマン」と言葉にしていた自分が嫌になりました。
アイアンマンへの挑戦を決めたわけでも、申し込んだわけでもなく、実力もなかったからです。
「いつか」を捨てて、実際に申し込んだときに「8月にアイアンマンに出る」と言葉にしました。
(無事完走できました)
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これは、私が目標型ではあく、展開型であることも理由です。
【関連記事】「目標型」の目標と「展開型」の「やらないことリスト」
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「落ち着いたら」も同様に使いません。
落ち着くことなんて一生ありませんから。
「機会があれば」も同じです。
「作業」
作業には、ネガティブなイメージがあります。
使わないようにしている言葉です。
確かに作業的な仕事もありますが、「処理」といったり「改善」といったりして、言いかえるようにしています。
「がんばる」
がんばるとは、自分に使う言葉ではなく、他者に使うものだと考えています。
ブログでいえば、「自分ががんばる」記事は読まれません。
私は有名人でも芸能人でもないからです。
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「〜してあげる」
上から目線の排除。これを常に考えています。
逆の立場だと嫌ですし、すごいなぁと思う人は、上から目線がないからです。
「〜してあげる」「〜してあげてください」は、上から目線の要素があると考え、使っていません。
「指導」
たとえば、お客様に何か伝える、セミナーで話す場合などに、「指導」という言葉をつかいません。
これもなにか上から目線を感じるからです。
「使う」
税理士を使う、業者を使うなど、人に対して「使う」という表現を使いません。
「自営業」
「自営業」という言葉はなにかへりくだりすぎている感があるので、使いません。
フリーランスのほうが気持ちが紛れます。
「〜してください」
「〜してください」というのは、ちょっと強い言葉だと感じています。
たとえば、今回の記事だったら、「こういった言葉を使わないでください」と書くのは嫌ですし、そうとも思っていません。
「私はこうやっています」というテイストです。
(Excelの解説の工程で「チェックボックスにチェックしてください」といったように使うことはあります)
繁忙期・閑散期
「繁忙期だから遊びにいけない」「繁忙期だからしかたない」「繁忙期明けに飲みに行こう」というのは嫌いでさけたいものでした。
税理士業は、年末から確定申告の3月、そして、3月決算の処理がある5月まで繁忙期と言われています。
繁忙期も人生の一部です。
毎年特定の時期を仕事だけに費やすのが正しいのか・・と考えに考え、「繁忙期」という言葉を捨てました。
この「繁忙期」という言葉を捨てるには、「閑散期」という言葉も捨てる必要があります。
仕事の波をなくし、ごく自然の状態で、仕事をすることが大事だからです。
【関連記事】ひとり仕事の閑散期・繁忙期をなくすには、繁忙期の仕事をまず手放す
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言葉で決める方向性
上記の言葉で、
・そんなことはないだろ
・考えすぎ
・自分は使っている
と思われるかもしれません。
それが当然です。
どういう言葉を使うかは、人によって異なるものですし、私も否定するつもりもありません。
ただ、言葉を選ぶことで、自分の方向性ややりたいこと、やりたくないことは、かなりの部分でコントロールできます。
「言霊」(言葉に内在する霊力)という語があるように、言葉には、不思議な影響力があるものです。
それを実感するために、書き続ける習慣をおすすめします。
他者に影響を与えたいと思うのであれば、自分にもいい影響のある言葉を使い、違和感のある言葉は使わないことが大事です。
書き続けるのは、言葉を選ぶ過程であり、自分の方向性を決める鍛錬でもあります。
使っていた格安SIM、b-mobile。
最近、速度が落ちてきていたこともあり、FREEETELのSIMに変更しました。
今のところ、格段に速いです。
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