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生成AIに学ぶ「さじ加減」

by 税理士 井ノ上 陽一

生成AIは便利に使うこともできますが、コミュニケーションに欠かせない「さじ加減」も学べます。

 

生成AIとの違いを出す

生成AIを使えば、人よりも速く(自分よりも速く)仕事をすることもできます。
その速さではかないません。

たとえば、この記事をこのように書いてもらうこともできます。


時間にして1分ほど。
仮に台本があり、そのとおり書く(打つ)としても、人間には到底真似できない速さです。

ただ、この生成AIとの違いを出さなければ、仕事を依頼していただく意味がありません。
(そして私がブログを書く意味も。この文章は採用しません。)
どこで違いを出すか。
その1つは、さじ加減です。

確認のさじ加減

私が仕事を依頼したとき、問い合わせをしたとき、サービスを利用するときに、「確認」が多いのが好きではありません。
プロに任せたい部分もあるからです。
よしなにやってくれればなと。

・聞いたことのオウム返し
・同じことを繰り返し確認される
・責任回避?ともとれる確認
はなくしたほうがいいかと思うのです。

マニュアルであるのかもしれませんが。

これ、生成AIでもよくあります。
「最後まで」とお願いしても、とまって確認されたり、ちょこちょこ質問があったり。
まあ、聞き方にもよるのでしょうが。

また、質問には、網羅の罠もあります。
個別に対応せずに、誰にでも、多くの項目をすべて聞いてしまうというもの。
そうすれば効率的なのかもしれませんが、時間の無駄でもあります。
入力するにせよ、書くにせよ。

一斉通知、テンプレート、コピペには気をつけなければいけません。

以前、とある問い合わせをしたら、17個の質問事項が送られてきて、依頼をやめました。
めんどくさいので。

人がやっていたとしても生成AIっぽい対応は多いです。
生成AIとの違いを出すということは、人、同業、大企業との違いを出すということにもなります。
生成AIでちゃちゃとやっているケースも増えている以上、自分がそうでない対応をすれば違いになるのです。

その一方で、生成AIは、勝手に要約しすぎることも。
ざっくりすぎるのです。
要約せずに欲しいときも要約してしまうことがあります。
しかもしれっと。

一度うまくいっても毎回指定しないと、また同じことに。
油断なりません。

もちろん、よしなにやってほしいこともありますが、違う方向にしれっと進んでしまっていると、困ります。
確認すべきこと、そうでないことを区別するといった、さじ加減も生成AIは得意でもないかと。

さじ加減が苦手な生成AIを使うことで、そのさじ加減を学ぶことができます。

生成AIを使いつつ学ぶ

生成AIよりもさじ加減ができるというポイントを目指しましょう。
確認しすぎず、勝手にしすぎずというバランスです。

そのバランスを見出すためにも、さじ加減が苦手な生成AIを使ってみましょう。
反面教師として学ぶことができるのです。

もちろん、生成AIの使いどころもあります。
私がよく使っているのは、
・テキストを整理する(並べ替える、置換する、修正するなど)
・プログラミング
・動画をテキストにしたものを整理
などといった部分です。

最近も動画をテキストにし、それを土台に本を書いています。
さじ加減に、むむむ……となることも多いですけどね。
もちろん、細かく修正をしています。

私が使っている生成AIは、基本的にChatGPTの無料版を使いつつ(ある程度有料版も使えるので重宝)、CoPilotも併用し、文章の整理ならClaude、ネット検索ならGemini、Perplexityです。
文章整理のため、Claudeにのみ今は課金しています(Proプラン)。

プロとしてのさじ加減は、生成AIにないもの。
生成AIを便利に使いつつ、そのさじ加減、コミュニケーションの秘訣を学んでいきましょう。
自分が生成AIに聞いて、疑問に思ったらそれをやらないようにするという学び方です。
(これは、人に対してもできますけどね。「AI?」というようなコミュニケーションもありますので)

 



■編集後記
大分3日目。
午前中は妻とYouTube。
午後は、姪っ子も連れて買い物やプリクラへ。

日々楽しんでいるゲーム、空の軌跡3rd、最終章に来ました。
最後のダンジョン、長そうですが。

1日1新Kindle『1日1新』
大分パークプレイスのプリクラ
PICT LINK課金
CBEオイル

■娘(7歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
引き続き、じぃじ・ばぁばの家。
いとことも泊まって、前日寝るのが遅かったのに、朝は早めに起きていました。
寒かったからかもですが。
午後からは、プリクラやアイス。
夜ご飯&風呂まで一緒に入って、いとこは帰っていきました。
娘、別れ際は、ちょっと泣いてましたが。