2024年6月、Copilot+PC(コパイロットプラスピーシー)が発売されました。
どういったものか、買うべきかどうかをまとめてみます。
※Copilot+PC とAI PC by Sony α7SⅢ+70-200mmF2.8Ⅱ
Copilot+PCとは
Copilot+PCは、Windowsパソコンで一定の性能以上のものです。
Microsoftをはじめとする各メーカーが発売しています。
Copilot(コパイロット)とは、Microsoftが提供するAI。
副操縦士という意味で、チャット形式でAIのサポートを受け、仕事の一部を任せることができるものです。
(ChatGPTと同じようなもの)
このような専用キーがついている機種もあります。
ボタンを押すだけで、Copilotが立ち上がるのです。
Copilot+PCの定義に、Copilotが使えるかどうかというものはありません。
ブラウザ経由だとどのパソコンでも使えますし。
ちょっと前に出てきたAI PCは、Copilotキーがあることが条件でした。
ただ、このAI PC、Copilot+PCと共存するのか、置き換わるのか。
置き換わるような気配はあります。
(なにか大人の事情があるんでしょうね)
Copilot+PCの定義は、今のところ、「パソコン内でAI処理ができる」というものです。
AIの処理は、クラウド上でされることが多いわけですが、そうではなく、パソコン内で処理をすれば、速く、安全度は高まります。
(クラウドが危険、パソコン内が安全という単純な理屈でもありませんが)
そのパソコン内のAI処理に必要な性能があるかどうかが、Copilot+PC の定義です。
AI処理専用のNPUというものが載っています。
じゃあ、他の処理も速いのかどうかです。
Copilot+PCは速いのか
Copilot+PC、たとえば、Surface Laptop(第7世代)は、Qualcomm(クアルコム)の Snapdragon(スナップドラゴン) X Elite(Xのものもあり)というチップが積まれています。
通常、Windowsパソコンだと、
・インテル Core iやCore Ultra
・AMD Ryzen
といったCPUが載っているのですが、Snapdragonは、それらとは違いARMと呼ばれる種類です。
Copilot+PC=Snapdragonというわけではなく、今後、インテルやAMDもCopilot+PC を出すと言われています。
このSnapdragon、速いのかどうか。
まず、Windowsパソコンは、電源モードという、
・バッテリーを消費するけど速い
・バッテリーが持つけど遅い
というものがあります。
「バッテリーを消費するけど速いモード」なら、そこそこのスピードです。
ただ、CoreUltraのパソコン、MacBookProと比較すると、及びません。
動画 Mac入門セミナー – タイムコンサルティング オンラインショップ
「バッテリーが持つけど遅いモード」なら、言わずもがな。
私は、Windowsノートパソコンをバッテリーで使うなら、「バッテリーを消費するけど速いモード」しか使いません。
じゃあ、どのくらい持つか。
14:37に使い始めて、約2時間後には20%となりました。
メーカーが言うには、1日中持つ、15時間のウェブブラウジングということなのですが。
もともとパソコンのバッテリー駆動時間は、メーカーがいう時間の半分という感じでした。
ただ、最近のWindowsパソコン(Windows11になってからかもです)は、もっと持たない印象です。
電源につないで使うなら問題にならないのでしょうが。
これは、他社(VAIO、MSIなど)でも同様です。
私の使い方が悪いのかもしれませんが……。
このときは、ブログを書く、メルマガを書く、Excelを使うなどといったことをしつつ、常時ネット接続でした。
ただ、同様の使い方をしているMacBook(Air、Pro)は、数時間は余裕で持ちます。
また、速さでいえば、Core Ultraのほうが速いです。
パソコンにもよるのでしょうが。
かといって、インテルやAMDよりも安いというわけではありません。
AMDは、速さもあり安いという特徴があります。
SurfaceLaptop(第7世代)は発熱する=熱くなるという特徴もあります。
以前の機種は、そうなった記憶はないので、SnapdragonやCopilot+PC だからかもしれません。
そのCopilot+PC ならではの魅力について、いろいろ試してみました。
Copilot+PCでできること
Copilot
これはCopilot+PC 特有のものではないのですが、Copilotがどういうものか書いてみました。
まず、遅いというのが私の感触です。
答えが出てくるまでに間があります。
これは、パソコンの性能によるものでもなく、Copilot自体の特徴なのでしょう。
無料のChatGPTのほうが速いです。
反応が遅いと、仕事をふる気が……。
ただ、有料版のCopilot Pro(月額3,200円)にすると速くなりました。
課金するかどうか……。
有料版だとExcelやWordなどでもCopilotを直接使えるようになりますが、現状ではいらないかなと。
「自分でやったほうが速い」です。
私としては、OneDriveに自動保存しないと使えないところも好ましくありません。
OneDrive、使いにくいので。
Microsoftで全部そろえるというのはおすすめしません。
それぞれ適したものを複数使うのが効率化の秘訣です。
(MicrosoftのTeamsもしかり)
Cocreator
Copilot+PCの目玉でもあるCocrator(コクリエイター)。
Windowsの標準アプリのペイントで、AIを使えます。
クラウドではなく、パソコン内で。
確かに処理は速いのですが、使うかどうか。
こういう感じで、絵とテキストを入れると(テキストは必須……)、AIが絵にしてくれます。
おもしろいといえばおもしろのですが、使うかというと使わないかもです。
アニメ調、水彩画調などといったもの、また、[創造性]というバーで、どのくらいAIを使うかが選べるのはおもしろいのですが。
Windows Studio エフェクト
Copilot+PC では、Windows Studioエフェクトというものも使えます。
これは、オンラインの打ち合わせで背景をぼかせるというもの。
これまでもそういった機能はありましたが、より的確にということです。
その他、自動フレーミング、アイコンタクトといった機能も。
実際、こんな感じです。
Zoomにもあります。
処理はだいぶゆるいような……。
顔と背景の境界があいまいです。
そして、なによりも、背景のボケ具合が自然ではありません。
カメラを使うとここまでぼけませんから。
同じ位置で、いつものカメラで撮るとこんな感じです。
当然、境界も自然になります。
その他
Copilot+PCには、
・ライブキャプション
・Recall
といった目玉機能もあります。
ライブキャプションは、動画でリアルタイムに翻訳し字幕が出るもの。
ただ、現状は、日本語には対応していません。
Recall(リコール)は、パソコンのあらゆる操作を画像で記録するもの。
それを検索して探すことができる機能です。
これも現状は、セキュリティ上の問題で、導入が遅れています。
まあ、全部記録されると困ることもありますからね……。
Copilot+PCは特に急いで買う必要はないかと。
(MacのM1チップのような衝撃はありません)
そして、Snapdragonよりも通常のインテル、AMDのほうがいいでしょうね。
Macも視野に入れつつ。
■編集後記
昨日は、シーガイアトライアスロン。
朝はくもりで、海の水が冷たいくらいでしたが、温度が上がり、いつもの暑さでした。
バイクのトラブルがあり、ギアが一番重いまま変えられず。
坂がなく、直線主体のコースだったので、なんとかなりました。
原因はいまだわからず……。
母、妻、娘の応援に感謝です。
■1日1新→Kindle『1日1新』
Apple Watch Ultra 2をトライアスロンで使用
とある友人を実家に招いた
■娘(7歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
シーガイアトライアスロン、娘も応援してくれました。
砂遊びも楽しみつつ。
ゴールは一緒に。
帰りにデザートを買い、桃のデザートを楽しんでいました。
■著書
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