なぜ、日々発信することをすすめるのか。
それは、かしこまらない練習をするためです。
※のびのびとしている娘 by Nikon F3 +55mmF2.8
かしこまった発信の問題点
かしこまる。
「相手の威厳に押されたり、自分に弱点があったりして、おそれ入る。おそれつつしむ」といった意味です。
発信をする上で、かしこまりすぎるのも、よくないかなと思っています。
世の中では、「かしこまる」ことが求められます。
・礼儀正しく、お行儀よく
・失礼のないように
・そつのないように
ただ、かしこまることにより、そのよさが消えてしまうことも多いのではないでしょうか。
のびのびとしていた子供が、次第にかしこまるように。
独立後におすすめしている発信も、かしこまりすぎるとよくありません。
私が拝見してて、発信がかしこまっていると、苦しそうです。
「もっとおもしろいものを持っているのに」
「実際に話すと、もっと楽しいのに」
「固すぎる……もったいない」
と感じることも。
かしこまっていると、さらにかしこまってしまい、発信をやめてしまうこともあります。
かしこまった自分は、自分ではありません。
家族や親しい友人の前ではかしこまらないでしょうから。
かしこまった発信とは、自分ではない何かを演じること。
当然、つまらないですし、続かないですし、成果にもつながりません。
「お、抜けたな」
「抜けましたね」
と感じる方は、続きます。
かしこまらなくなってからが本当の発信です。
そのためには、かしこまらない練習をしていきましょう。
かしこまらない練習
発信でかしこまらないようにするにはどうするか。
書く=ブログ、メルマガ
話す=YouTube・音声配信、セミナー
などといった発信があります。
かしこまらない練習としては、次のようなものがおすすめです。
1 毎日発信する
毎日発信すれば、かしこまっている暇がなくなります。
それが、数をこなすメリットです。
「あれ、ちょっと書きすぎたかな」
「話しすぎた」
くらいがちょうどいいもの。
その「つい出てしまった」というのがいい練習になります。
ある意味、アラや欠点は出しておきましょう。
隠せないくらいの本質で勝負したほうが、いい方に出会えます。
本音で発信して、それで1発アウト、つまり嫌われたらそれまで。
しかたありません。
かしこまったところで評価されると、ミスマッチとなり、こちらもつらくなります。
ええかっこして付き合いはじめてもしかたないということです。
私自身、毎日発信することで、かしこまらなくなってきました。
2 書くより話す
「書く」というのは、修正しやすいもの。
見直してみて、「あっ!」と修正してしまうと、よりかしこまってしまいます。
考えながら書くこともできるので、ついかしこまってしまうのです。
「話す」だと、かしこまる暇がありません。
特に、ある程度の時間を話すセミナーはおすすめです。
隠しきれませんから。
YouTube・音声配信なら、編集なしで。
編集するとかしこまってしまいますから。
私自身、話すほうがかしこまらずにすんでおり、それを書くほうにフィードバックしています。
3 クローズドな場で発信
オープンな場、不特定多数の方にふれるよりも、クローズドな場、少数特定の方に向けたほうが、よりかしこまずにすみます。
書くならメルマガ、話すならセミナーがおすすめです。
クローズドな場で、かしこまらないようになってから、オープンという流れもつくっておきましょう。
私自身、メルマガやセミナーでやわらかくして、それをブログや本にフィードバックしています。
こういったことを練習するには、どの順番でやればいいか考えてみました。
かしこまらない発信の目指し方
まずは毎日。
どれを毎日やるかです。
話す・クローズドなほうがかしこまらないので、セミナーが好ましいでしょう。
無料でセミナーをやるのも手です。
書く・クローズドなメルマガも、いい練習になりますが、メルマガは登録していただかなければいけません。
(勝手に登録しても意味がありません。やらないようにしましょう)
メルマガは敷居が高いものです。
現実的には、
・ブログ
↓
・メルマガ、YouTube
↓
・セミナー
といった順でしょう。
検索され、蓄積されるブログで、かしこまらない練習をしつつ、より効果の高いクローズドなメルマガ、話すYouTubeを増やしていく流れです。
すべてを毎日やるのが大変なら、ブログかYouTubeを毎日として軸にし、あとは頻度を調整すればいいかと思います。
ブログ→メルマガという流れが、同じ「書く」なのでスムーズです。
ブログが毎日続けば、メルマガは誤差の範囲で書けます。
では、そのブログで、どうかしこまらない練習をするか。
タイトルで本音を書くのは、ちょっと強すぎます。
見出しでもちょっと強くなるので、本文でちょっとずつかしこまらない練習をしてみましょう。
エイヤッと書いて、エイヤッと公開してみて、もしのびのびとしすぎだったら、修正するというのを繰り返します。
箇条書きやかっこ内に本音を入れるのもいい練習です。
発信でかしこまらないようになると、他の仕事にもいい影響があります。
かしこまっていて、いいものは出せません。
かしこまる=緊張ともいいます。
「かしこまらない」とは、
・自分を出す
・自分の軸を磨く
・自信を持つ
ということ。
練習しないと、うまくなりません。
ぜひ、日々練習していきましょう。
■編集後記
昨日は、セミナーに参加。
その後、神保町の古書街にて、写真集を買いました。
写真の鍛錬のためです。
重い……。
■1日1新→Kindle『1日1新』 ・Instagram『1日1新』
源喜堂書店
ヘリオス58mmF2
Nikon Ai 55mmF1.2
■娘(4歳11ヶ月)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
夕飯のお手伝いをするのが楽しく、「主任のいのうえ○○○です。お手伝いにきました」と。
どこかで、「主任」という言葉を覚えてきました。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
やってはいけないExcel――「やってはいけない」がわかると「Excelの正解」がわかる
AI時代のひとり税理士
新版 そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門
フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
新版 ひとり社長の経理の基本
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方