営業も大事な仕事。
ただ、他の仕事に影響がないようにしたいものです。
※看板で営業 by Sony α7SⅢ+70-200mmF2.8
独立後、「営業」し続ける必要性
独立後は、「営業」という仕事があります。
仕事の依頼を受けるべく、なにかしらの手を打たなければいけません。
独立時に仕事があり、「営業なんてしなくていい」「営業なんてしたことない」というケースもあるでしょう。
そうでない場合は、「営業」せざるを得ません。
私はそうでした。
そして、食べていけるようになってからも油断はできないもの。
・仕事が途切れる
・仕事がなくなる
・仕事があっても望むものではない
ということがありうるからです。
私は、約15年、「営業」し続けています。
「営業」しないと怖いです。
その「営業」、他の仕事とのバランスに気をつけなければいけません。
他の仕事に支障がない営業
「営業」については、
「本業に専念したいから営業しない」
「新規のお客様ではなく既存のお客様を大事にしているから営業できない」
「営業ばかりしていて、仕事がおろそかになる」
という考え方もあります。
組織であれば、営業担当者とその他の仕事の担当者がわかれているものです。
しかしながら、独立後ひとりだと、「営業」するのもお客様に対応するのも、仕事をこなすのも自分。
限られた時間の中で、「営業」ばかりをしているわけにはいきません。
ただ、前述したとおり、「営業」も仕事。
他の仕事とバランスをとればいいわけです。
既存のお客様を大事にする!と、「営業」せずに、その仕事がなくなったとしても、誰も補償してくれません。
「営業せずに一生懸命やっていたんですよ!」と言っても後の祭りです。
「営業」=新規開拓と、既存の仕事のバランスをとっていきましょう。
そのためには、効率よく営業すればいいのです。
私は次のようにしています。
1 「営業」に看板を使う
冒頭の写真のような看板。
看板は、一度設置すれば、ずっと見ていただけます。
こちらが何もしなくても。
看板は、リアルなものだけではなく、バーチャル、ネット上のものもあるのです。
私はリアルの看板は使っていません。
(その理由は、3にもつながります)
ネット上の看板のみです。
・このブログ
・メルマガ
・YouTube
・Amazon(著書やKindle)
・Facebook
・Twitter
・Instagram
などなど、看板をたてつづけています。
特にブログやYouTubeは、無数(ブログ5000記事以上、YouTube 400以上)の看板です。
リアルの看板よりも増やせるのがネットの看板の特徴といえます。
2 「営業」だけをしない
効率化の原則の1つは、「複数の役割をもたせること」です。
私は、「営業」だけをしません。
非効率なので。
たとえば、
・チラシを配る
・電話をかける
・メールをする
・飛び込み営業する
ということをしません。
さらに、ブログの記事も、宣伝、お知らせだけのものはなく、必ず「発信」という形にしています。
「発信」という営業手法は、効率的なのです。
発信することにより、
・知識、スキルを整理する
・自分の軸を磨く
・価値を提供する
という効果を得ることができます。
営業だけではなく。
たとえ、ブログが一銭にならなくても意味があるのです。
(まあ、本当にそうだったら困りますけどね)
そして、
・知識、スキルを整理する
・自分の軸を磨く
・価値を提供する
という発信は、新規の仕事やお客様にだけ向けたものではありません。
既存の仕事やお客様にも向けたものです。
知識・スキルを整理し、腕を磨きつつ、自分の軸を磨いておけば、新規・既存問わず、お役に立てる可能性が高まります。
いわば、勉強、練習を公開しているのです。
勉強や練習は公開してこそ、発信してこそ効果が高まります。
インプットだけでは、勉強や練習、鍛錬になりません。
(発信=アウトプットをしていない方には、そうそう負けていないつもりです)
発信していれば、既存のお客様にリピートしていただかなくてすむこともあります。
その発信を読む、見ることで解決する問題もあるからです。
一度でもご利用いただいた方へのアフターフォローという役割も発信にあります。
3 「営業」のステップをなくす
「営業」に時間をかけないようにしています。
・お問い合わせ→返信→お断り
・お問い合わせ→返信→音沙汰なし
・お問い合わせ→返信・見積もり→交渉→成約
などといった手間をかけていません。
お互い時間がかかるからです。
他の仕事もありますので。お互い。
そのかわり、
・判断していただく材料
・メニュー
・値段
は先に公開し、「お問い合わせ」ではなく「依頼」していただけるようにしています。
「営業」に時間をかけていたら、他の仕事がおろそかになるのは当然。
日中は「営業」、自分の仕事は夜や土日ということをしていたら、時間がいくらあっても足りません。
そして、時間でいえば、「営業」に支障があるほどの仕事量も問題です。
「営業」に支障がない仕事量
・他の仕事に支障がないように「営業」
とともに、
・「営業」に支障がない仕事量
にしたいものです。
それが、「営業」と他の仕事のバランスをとるということ。
目の前の仕事に追われて、「営業」できなければ、前述したリスクがあります。
それが、たとえ一時期でも。
・月末は「営業」できない
・年末、年度末は「営業」できない
・冬は「営業」できない
なんてことがあったら、大きなロスです。
これは、私に繁忙期がない理由の1つでもあります。
(遊べないからという理由もありますが)
「営業」ができないくらいの仕事量をかかえないようにしましょう。
通常、「営業」すると、仕事量が増えるので、「営業」を続けつつ仕事量を増やさないのは、それなりの難易度です。
ただ、ネットで発信する「営業」なら、それが可能になります。
「営業」は続けていたほうがいいんじゃないかなぁと思うわけです。
いざ仕事がなくなって(減って)から営業しても、なかなか難しいでしょうから。
■編集後記
昨日は、タスク実行デー。
YouTubeの収録もしました。
■1日1新→Kindle『1日1新』 ・Instagram『1日1新』
京鼎樓
しまじろうとキラキラおうこくのおうじさま
Panasonic 14mmF2.5Ⅱ
■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
小籠包ブームが続き、6個中5個食べていました。
皮をちょっと破って、スープがでてくるのも楽しいようです。
黒酢やしょうがはまだまだ使えませんが。
その先のおいしさもまだまだ楽しめます。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
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