食べていくためには、売上>仕入にならなければいけません。
一方で、時間的には売上<仕入を意識することが大事かなと。
※著書たち by Leica M10
売上>仕入
食べていくためには、利益を出し、お金を残していかなければいけません。
そのためにまず欠かせないのは、売上が仕入より大きくなる、「売上>仕入」です。
もし売上以上に仕入をしまっていたら利益は出ませんし、さらには他の経費もかかりますので、間違いなく利益はマイナスになります。
そうすると食べていくことはできません。
(利益が出なくてもお金があれば別ですが)
ただし、これはお金の話であり、時間で考えると、「売上>仕入」にならない場合もあります。
むしろならないでしょう。
仕入に膨大な時間をかけられるか
たとえば冒頭の写真の3冊の本。
これに関していうと、お金面でいえば「売上>仕入」になっています。
このためだけに仕入れたものはゼロですから。
私が紙を仕入れたわけではなく、印刷したわけではありませんし、印税という売上を受け取っただけです。
しかしながら時間で考えるとどうか。
この3冊を書くためにかけた時間というのは、それまでに私がひたすら行動し考えてきたことであります。
間違いなく「売上<仕入」です。
だがその膨大な仕入、時間をかけなければ、声もかからなかったでしょうし書けなかったでしょう。
むしろ積極的に膨大な仕入をすることが、時間としての採算が合わなくても、お金としての売上につながります。
たとえば今日の記事でも売上的には多少なりともあるとはいえ、この記事を書くに至るまでの仕入は膨大なものです。
冒頭の3冊の本、そして、その他の本を書いたという経験があったからこそ考えることができたことでもありますし、これまで4500日、ブログを書き続けるという膨大な時間を仕入にかけ、時間的には「売上<仕入」と莫大な赤字をつくったからこそ書けたともいえます。
もちろん膨大な時間をかけずに、その境地に至るのが理想でしょうか。
私は仕入に膨大な時間をかけ続けていますし、そうするようにしています。
売上に直接つながる時間以外はすべて仕入と考えており、遊んでいる時間も家族と過ごしている時間も仕入です。
その過ごしている時間を売上につなげようとしています。
そう考えると常に仕事のことを考えているのかと思われるかもしれませんが、決してそうではありません。
仕入、いわゆるネタを思いついたら、それをスマホや音声でメモして、すぐに忘れて、またプライベートに戻っていきます。
寝ているとき、泳いでいるときはメモできませんが。
とはいえ何時に寝るか、いつまで寝るか=何時に起きるかというようなものはネタ、売上につながるものになり得るものです。
ブログでも何度かネタにしています。
どれだけ時間を投資したかが決め手になるのであれば、年を重ねていれば有利、早く独立していれば有利となるかもしれませんが、私は決してそうではないと思っています。
仕入とならない時間の使い方をしていたら、いくら時間を費やしたとしても売上にはつながりませんし、売上につなげようという意識がなければその時間は仕入にならないものです。
目の前の仕事や、意図しない仕事、本当はやりたくない仕事も、「仕入」にならない可能性があります。
売上につながる仕入として時間をいかに使ってきたかが大事ではあるので、どういった時間を過ごすかによるのではないでしょうか。
もちろん濃く・長く時間を使ってきている方もいらっしゃいますが、すべての方がそうではない以上、年を重ねてなくても独立間際であっても勝ち目はあります 。
昔はそうであっても、「今」そうでなければ仕入の精度は落ちるものですし。
どんな時間の使い方をするか、が仕入になるかどうかの境目です。
不当所得であれば、時間的にも「売上>仕入」になるのでしょうが、そうそう実現しないものでしょう。
時間的には、「売上<仕入」をむしろ意識したいものです。
「時間的には仕入がないから売上>仕入」と考えていると、お金面でも「売上>仕入」は遠のくでしょう。
時間で、「売上<仕入」にするために、次のようなことを考えています。
時間で売上<仕入にするには
売上につなげる意識を持つ
売上に直接つながらない時間を、「仕入」として売上につなげる意識は欠かせません。
これは仕事に使えるかなとか、新しいメニューにできるかなとか、お客様に役立ちそうだなというようなアンテナは常にたてておきましょう。
いわゆるネタにする、ネタを探すというものです。
ネタはメモしておきましょう。
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そうしないと忘れてしまい、仕入になりませんので。
市場で魚を買って途中で落とすようなものです。
仕入を複数の売上につなげる
仕入にかけた時間を複数の売上につなげるようにすれば、つながりやすくなりますし、採算も多少はよくなります。
たとえば私が冒頭の本にかけた仕入=時間は、セミナーでも使っていますし、本でも使っていますし、個別コンサルティングでも使っているものです。
本を出した後にも仕入として使えていますし、今も仕入を続けています。
そうすることで、自然に、無理に力を入れずに、お金面での「売上>仕入」を実現しやすくなります。
仕入になるような売上をつくる
自分が普通にやっていることや自分が日々やっていることを売上になるようになれば、そこに使っている時間は仕入れになります。
その時間の使い方に対応する売上があれば仕入になるわけです。
今まで自分がやってきたこと、今自分がやっていることを売上にすることも意識していきましょう。
そうすると限られた時間をより有効に使えます。
仕入になりえない時間の使い方をしている暇はないかなぁと(反面教師としての学び=仕入はあるにしても)。
何を仕入れるかで決まるのではあるのですが、その仕入れたものに値段をちゃんとつけて、ちゃんと店頭に掲げるということも欠かせません。
いわゆるメニューをつくらないと、仕入を活かせないのです。
売上と仕入は、サービスであれば仕入がないから「売上>仕入」となるのですが、時間の面から「売上と仕入」を考えてみていただければ。
時間をかけた売上こそが違いをつくれるものです。
私はこうやってブログを書いている時間も売上につながる仕入と考えています。
「毎日書いている」というのも仕入です。
仕入になるという大義名分でよく遊んでもいますし。
ゲームもトライアスロンも仕入です。
■編集後記
昨日は、セミナー参加の予定だったのですが、天候のため中止。
(野外ロケだったので)
導入したばかりの充電式湯たんぽが便利で、午後はゲーム三昧でした。
昼寝もしちゃいましたし。
PS4 十三騎兵防衛圏
A3レフ版
■娘(2歳)日記
昨日はパンケーキを食べに。
「パンケーキ、はやくー!」と待ち遠しく、喜んで食べていました。
billsだったので、このクオリティを家でも求められると困りますが……。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
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