Excelグラフで売上目標と実績の比較(予算実績比較・予実管理)をする方法

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Excelで売上データをグラフにすると、わかりやすくなります。
目標と実績を比較してみましょう。
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データよりグラフ。数字よりグラフ

ひとりビジネスには、いやひとりビジネスだからこそデータ、数字は大事です。

風がふけば倒れる、いや風が吹かなくても倒れる可能性があります。
何かしら数字は見ておきましょう。

データや数字を見るのが苦手という方も多いかと思います。
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そういった方こそ、グラフで見ましょう。

世の中のデータや数字はグラフで表示されていることが多いはずです。
自分でグラフにしてみると、数字の理解が進みます。

かくいう私もデータや数字は苦手です。
だからこそグラフや図にしていますし、そのノウハウをブログに書いています。
(数字に強くないと合格しないと思われがちな税理士試験に合格したのも、図解を使ったからです)

Excelで売上目標・実績比較グラフを作る

Excelでグラフを作ってみましょう。
今回は売上目標と実績を比較するグラフです。

単月比較グラフ

グラフを作るには、データ範囲を選択します。
この場合、項目(月、実績・目標)も含めて選択するのがポイントです。
選択したら、Altキー+F1(AltキーとF1を同時押し)で、
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ひとまず棒グラフが完成します。
グラフの9割は棒グラフです。
これ以外の方法なら、リボンの[挿入]→[グラフ]を選ぶことになりますので、ショートカットキーのほうが速くつくることができます。
グラフタイトルは好きなように変更しましょう。私はタイトルは削除することが多いです。
見ればわかりますし自分が見るものですし、どこに出すわけでもありません。

このままでも実績と目標の比較はできますが、目標値を棒グラフから折れ線グラフに変えてみましょう。
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グラフの棒を選択して、リボンの[グラフツール](グラフを選択した場合だけ出てきます)→[デザイン]の[グラフの種類の変更]で、変更できます。
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[目標]を[折れ線]に変えてみましょう。
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こういったグラフになり、目標を超えていれば、棒が線の上にくるのでわかりやすくなります。
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ただし、これは目標値が毎月同じである場合(年間で目標を立て月で割る場合)に限った話です。
通常は、累計で目標と実績を比較します。

※Excel2010以前では、画面が少し異なります。
折れ線へ変更したい棒をクリックして、個別に変更してください。
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累計比較グラフ

累計の数字を準備し、それをグラフにしていきます。
上記の方法で、同じようにやってもできるのですが、せっかく作ったグラフをコピーして作る方法もおすすめです。

グラフを選択してCtrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付けます。
そのグラフ(下のグラフ)を選択し、[グラフツール]→[デザイン]の[データの選択]を選ぶと、グラフのもとになったデータがわかります。
この場合は、セルA1からC13です。
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これを累計部分、セルA17からC29へと変更すると、
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コピーした単月グラフが、累計グラフになります。
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予測グラフ

さらには予測値(この場合は7月から12月)を入れてみましょう。
残り6ヶ月、150万円ずつの売上なら目標を達成できることがわかります。
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100万円ずつの売上なら目標達成できません。
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このように、毎月毎月、目標との差異を、目で確認しつつ、現在位置そして今後を考える機会を持ちましょう。
これを予算実績比較、予実管理ということもあります。
同様にして、経費(特定の科目)、利益でもグラフを作ってみましょう。

売上目標の考え方

売上目標を立てても、それにおぼれてはいけません。
売上至上主義でビジネスはダメになります。

たとえば、何が何でも売上1,000万円!と思ってそれを突き進むのはいいのですが、考えなければいけないことは多いです。
・売上1,000万円本当に必要なのか
・売上1,000万円を達成することで失うものは何か
・売上1,000万円でも利益はいくら残るか?

ひとりビジネスなら、
・会社が課すノルマ
・売上を増やし続けなければいけない理由
・がみがみ言う上司
などは存在しません。

ただ、ひとりビジネスは、不安から、周りに踊らされます。
・年収1,000万円を目指しましょう!
・仕事を増やしましょう!
・前年より10%アップを目指しましょう
と、とやかくいってくる書籍、セミナー、コンサルは多いです。

売上はもちろん大事ですし、売上があれば楽ですし、がんばった感があります。
ただ、無理して売上を増やすと、時間を失い嫌なこともやらなければいけません。

売上の内容も大事なのです。
とやかくいわれずそれを追求できるのが、ひとりビジネスのよさでしょう。

・食べていける
・時間とのバランスがとれている
・理想の仕事ができている(理想の仕事の近づいている)
といった状態で、どれだけ売上を増やすことができるか。

こう考えて売上目標をたててみましょう。

【関連記事】年収1,000万円商法に気をつけよう。会社員の年収1,000万円とフリーランス(個人事業主)の年収1,000万円の違い | EX-IT
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【関連記事】売上目標よりも時間目標。時間を考慮した売上をつくる。 | EX-IT
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サンプルはこちらです。
EX-ITサンプル 目標グラフ.xlsx

 




【編集後記】

Macbookを買おうかここ数日検討中でしたが、新MacBookProをおとなしく待つことにしました。
大幅なモデルチェンジの噂があるので楽しみです。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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