税理士が比較!「クラウド会計ソフトでExcel取り込みするならMFクラウド会計」

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クラウド会計ソフト(ネット上で使える会計ソフト)の中で、Excelとの連携機能が使いやすいのはMFクラウド会計(マネーフォワード)です。
Excelで作ったデータを簡単にとりこむことができます。
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クラウド会計ソフトの弱点

クラウド会計ソフトは、ソフトによって、多少の違いはありますが、おおむね次のような特徴があります。
・月額利用料を払って利用する
・ネットバンク、カードのデータを自動取込できる(入力しなくていい)。ただし、三菱東京UFJ銀行には未対応
・Macでも使える
・バージョンアップ費用なし(月額利用料に含まれる)
・メールサポート無料

しかし、一方で、
・自動登録せずに、データを入力する場合(現金、立替経費、ネットバンクを使っていないケースなど)、入力しにくい
という弱点もあります。

入力できないわけではありません。
しかし、入力に関して言えばExcelの方が優れています。
(従来の会計ソフトも、私にとってはあまり使い勝手のいいものではありません)

そのため、Excelで入力して会計ソフトに取り込んでいます。
自分の会計だけでなく、お客様にも提供しているものです。
Excelから会計ソフトへの取り込み(インポート)が役に立つ5つのケース | EX-IT

 

 

 

 

MFクラウド会計のExcelインポート

クラウド会計ソフトでも、Excelのデータを取り込む機能はあります。
その機能を比較すると、freeeよりもMFクラウド会計(マネーフォワード)の方が断然使いやすいです。

[入力・仕訳]から[ファイルの入出力]を選択します。
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メニューが出てきますので、[Excelデータをインポートする]をクリックしてください。
他のメニューを選ぶと、他の会計ソフトや預金データを取り込むことができます。
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これが取込画面です。
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取り込めるのは、
・現金出納帳(勘定科目なし)
・現金出納帳(勘定科目あり)
・経費帳(勘定科目なし)
・経費帳(勘定科目あり)
です。

勘定科目なしの場合は、MFクラウド会計上で設定します。設定後はある程度まで推測して自動的に勘定科目をつけてくれるのが便利です。
(例 打ち合わせといれておけば、勘定科目が「会議費」になる)

経費帳は、処理する科目を自由に決めることができます。
社長の立替金なら、「役員借入金」、「短期借入金」「社長借入金」「未払費用」などを使うといいでしょう。

ここでは、経費帳を使ってみます。
[経費帳(勘定科目なし)テンプレート(.xls)をダウンロード]をクリックすると、Excelファイルをダウンロードできます。
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ダウンロード後のファイルはこんな感じです。
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1行目の年月日、各行の日付、支払額が必須入力項目で、もちろん摘要(内容)もいれておきましょう。
1行目の「枚目」というのは無視しても大丈夫です。
(Excelなので、本来こういった表記は不要です)

サンプルとしてこのように入力してみました。入力後Excelファイルを保存します。
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[ファイルを選択]をクリックし、保存したExcelファイルを選択したあとに、[アップロード]をクリックします。
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このようにデータが取り込まれます。
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勘定科目なしの場合、確定させる必要がありますので、トップ画面にもどって、経費帳の[未確定○件]をクリックしてください。
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最初のうちは、この登録が必要ですが、ソフトが徐々に学習し、自動的に勘定科目をつけてくれるようになります。
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今回はこのように確定しました。
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工夫すれば、さらに使いやすく

工夫次第でさらに使いやすくなります。

その1つが、取り込むデータ数。
取り込み用の現金出納帳は、このように35行目までしかありません。
取引が35行目以上になると、別ファイルを準備することになり、それぞれ毎回取り込むと非常にめんどくさいです。
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経費帳もこのようなフォーマットで、行が限られています。
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行を増やして(経費帳の場合は合計を削除)して、取り込んでみると、

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エラーなく取り込めました。ただし、最終行の1つ手前までしか取り込めないようです。
(現在の仕様では)
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せっかくデータとして取り扱うのですから、データ行に制限を作らない方が使いやすくなります。

現状の運用方法としては、
・月別に現金出納帳、経費帳をExcelで入力

・月に1回、現金出納帳、経費帳を取り込む
といった方法が使いやすいでしょう。

freeeもこういった機能が使いやすくなれば、もっとよくなるのになぁ。と思っています。
(取込は可能ですが、使いにくいです)

まとめ

クラウド会計ソフトのどれがいいか?従来の会計ソフトと比べてどうか?は、
・その会社がどんな事業をやっているか
・どういった数字を見たいか
・ネットバンクを使っているか
などによって変わってきますので、それぞれにあったものを導入しています。
クラウドが絶対いいということはありません。

ただ、どんなソフトを使おうと、お金の流れをシンプルにし、コツコツ記録することが一番大事なことです。

MFクラウド会計(マネーフォワード)





【編集後記】
昨日は午前中に自分の月次決算、午後はブログコンサルティング、夜は、ランチームの仲間も招いてのアイアンマン打ち上げでした。
17名の仲間に集まってもらい感激です。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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