Microsoft Office Mobile無料化記念。Excel for iPhone活用パーフェクトガイド

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iPhoneで使えるMicrosoft Office Mobileが無料となりましたので、そのうちのExcel for iPhoneについて、使い方やできることをまとめてみました。
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Excel for iPhoneでできること

Microsoft Office Mobileは、iPhoneやAndroidで、Offceが使えるアプリです。
Excel、Word、Powerpointが使えます。

Microsoft Office Mobile

無料
(2014.03.29時点)
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Microsoft Office MobileのExcel for iPhoneでできることをみていきます。
まず、ファイルの上部に表示される3つのアイコンがメニューです。
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一番左のアイコンをタップすると、次のようなことができます。
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共有

メールで送信できます

保存

上書き保存です

名前をつけて保存

ファイル名を変えて保存できます。

左から2番目のアイコンをタップすると次のようなことができます。
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書式

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セルの書式を設定できます。
・フォントを太くする、斜めにする、下線を引く
・日付、通貨、パーセント、標準書式(桁区切りにはできないようです)
・フォントの色の変更
・セルの色の変更

やり直し

一度戻した操作をやり直せます

元に戻す

操作を1つ戻します

グラフの作成

セル範囲を選択してからタップするとグラフを作れます。
範囲選択は、セル全体をおさえて広げるように指を動かすとうまくいきますが、慣れが必要です。
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グラフは新しいシートに作成されます。
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クリア

セル又は選択範囲をクリアします。

オートSUM

PC版Excelの機能とは意味合いが違います。
選択した範囲のSUM(合計)、AVERAGE(平均)などを表示できるものです。
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一番左のアイコンをタップすると次のようなことができます。
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アウトライン

PC版Excelの機能とは意味合いが違います。
このようにシートやグラフ(PCで作ったもの)を一覧表示できるものです。
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並べ替え

セルを並べ替えることができます。

フィルターの適用

フィルターを使って、データを抽出できます。
PCのように「〜円以上」「〜より小さい」といった複雑な設定をできず、数値でフィルタリングできるだけです。
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検索

セルを選択できます。

その他、次のようなことができます。

行、列の調整

行や列を選択し、行や列の端をスワイプ(押さえて動かす)と、幅や高さを調整できます。
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セルメニュー

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セルを長押しすると、[セルの表示]、[固定]、[折り返し]、[コメント]というメニューが出てきます。
[セルの表示]は、セルの数値やアドレス(A1、B3などの表示)
[固定]は、行や列の見出しの固定
[折り返し]は文字列を折り返して表示
[コメント]はセルにコメントを追加
といった処理ができるものです。

拡大縮小

二本指で拡大縮小ができます。
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セルの入力、編集

セルを選択して、画面上部のボックスをタップすると、セルの入力、編集ができます。
ただし、ファイルの状況によっては入力、編集ができません。これは後述します。
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数式・関数の入力

数式の入力もボックスを使います。
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PCと同じように、「=B3-B4」と直接入力してもいいですし、「=」を入力して、セルを選択しながら数式を入れることもできます。

関数を入力するに関数ボタンが便利です。
関数の一覧が表示され、選択すれば関数を使えますし、
スクリーンショット 2014 03 29 10 40 20

ここで文字を入力すると、該当する関数がでてきます。
私が愛するVLOOKUPもちゃんとあるのがうれしいです(^_^)
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すべての関数がサポートされているわけではありませんが、これだけあれば十分でしょう。
スクリーンショット 2014 03 29 10 40 20

ざっとみたところ、私がよく使う関数では、「IFERROR」がないですね。
それでもiPhoneで入力することはないのでしょうから問題ありません。
(作成はPCでやった方がラクです)

Excel for iPhoneでできないこと

反面、できないこともあります。

xlsファイルの編集

Excelには、主に「.xls』という拡張子のファイル(Excel2003以前のファイル形式)と「.xlsx」(Excel2007以降のファイル形式)があります。
Excel for iPhoneで編集できるのは、「.xlsx」ファイルです。
「.xls」ファイルは表示しかできません。

マクロファイルは動かない

マクロは動きません。
マクロが入ったファイルを開くことはできます。

シートに関する処理

シート見出しの変更、シートの挿入、削除、移動などはできません。

ピボットテーブル

ピボットテーブルも表示のみです。
IMG 1403誰かが操作していると

テーブル

テーブルの表示も解除されます。
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PCで作ったグラフの編集

PCで作ったグラフは表示できますが、編集はできません。
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PCで作ったExcelファイルを共有する方法

では、PCで作ったExcelファイルを共有する方法をまとめてみます。

ファイルの共有には、MicrosoftのOneDriveを使います。
ちょっと前までは、SkyDriveというサービスでした。
登録すれば無料で7GBまで使えて、タブレット、スマホ、PCでデータ共有できます。
(Mac版もあります)

PCのExcel2013なら、[ファイル]→[名前をつけて保存]を選ぶと、OneDirveに保存が可能ですが(ログインが必要)、あらかじめWindowsやMacにOne Driveのソフトをインストールしておくと便利です。
https://onedrive.live.com/about/ja-jp/

インストールすると、エクスプローラーにOneDriveが表示されるようになります。
(が、表示はまだSKYDriveのままです(^^;))
スクリーンショット 2014 03 29 10 57 58

このフォルダにいれたデータは、iPhoneと共有できるのです。
インストール以降は、名前をつけて保存(F12)で、このフォルダを指定して保存しましょう。

iPhoneでOneDriveにログインすると、PCと同じファイルが表示され、タップするとダウンロードできます。
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iPhoneにダウンロードして、保存するときにまたアップロード(ネットにアップ)形式です。
IMG 1383そのためオフライン(iPhoneがネットにつながっていない状況)でも、ダウンロードしたファイルは編集できます。

まとめ

ひととおり使ってみましたが、やはりできることは少ないですし、画面の小ささも気になります。
それでも、表示するだけなら問題なく使えるでしょう。

PCとファイルを共有するならOneDriveにファイルを入れておかなければいけません。
Dropboxを常時使っているなら、Dropboxで開いて、
IMG 1411

さらにExcel for iPhoneで開き編集し、メールで送信するかOneDriveに保存するという方法が使えます。
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見るだけなら、従来通りDropboxでも十分ですが、編集できるのは大きいでしょう。

実質的には、使える場面が限られるでしょうが、無料ですので一度使ってみてください。
今後のバージョンアップも期待できます。
※iPhone、iPad版(iPadProを除く)は、無料で商用利用はできません。
次のような場合、Office365(月額1,274円)のライセンスが必要です。

・職種を問わない企業の業務 (在宅勤務、持ち帰り仕事も商用利用にあたります)
・個人事業主の業務
・教育機関の業務 (学生の学業に関する活動は商用利用にあたりません)
・NPO の業務
・国、地方公共団体の業務
マイクロソフトHPより)





【編集後記】
昨日の夜、新刊の原稿を受け取り、この土日で2回目のチェックです。
週明けに提出してあとは印刷するだけとなります。

【1日1新】
※詳細は→「1日1新」

四つ葉バター
新宿ルミネ Dexee Deli

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