「PCを使いこなすために、何から手につけたらいいか、わかりません」という質問をよく受けます。
私が考えるものをまとめてみました。
まずは、「PC、マウスを買いかえる」
まずは、大前提として、道具であるPC、マウスが重要です。
「遅い」と感じるならば、PCを買いかえましょう。
お金もかかりますし、データの移行も大変かもしれませんが、遅いPCだとPCスキルも上がりません。
むしろ、PCスキルを補うためにも、いいPCは必要なのです。
目安として、
・CPU Corei5、i7
・メモリ 4GB以上
・HDD(ハードディスク)ではなく、SSD(ソリッドステートドライブ)
のものを選んでみてください。
そして、大事なのは、かっこいい、かわいいなど見た目を気に入るかどうかです。
使っていて楽しいものでないと長続きしません。
価格的には、10万円から15万円になります。
今後、生きていく上で、PCスキルは必須のものですので、投資と考えましょう。
PC買いかえをいろんな方にすすめているのですが、みなさん、
「全然違いますね〜!」
と喜んでくださっています。
(OS、Windowsのバージョンが変わる慣れの部分は必要ですが)
PCが新しいのであれば、マウスを買いかえてみてください。
後述するショートカットキーでマウスの出番はぐっと減りますが、それでもマウスを使う場面はあります。
そこで効率よく操作するためにも、操作性のいいマウスは必要なのです。
小さすぎる、ケーブルがある、動きが悪いマウスを、
ぴったりの大きさ、ケーブルなし、動きがいいマウスに買いかえてみましょう。
PCについているパッドでは、十分な操作ができない場合もあります。
おすすめなのは、トラックボールマウス。
慣れにちょっと時間がかかりますが、快適です。
ロジクールトラックボールM570、M570t、M570並行輸入版の比較。Windowsでもっともおすすめのマウス。 | EX-IT
優先して身につける3つのPCスキル
道具をそろえたら、あとは人間の問題です。
PCは、それを扱う人間のスキルや考え方で差がつきます。
1 タッチタイピング
タッチタイピング。
今更・・・と思われるかもしれませんが、意外にできている方は少ない印象です。
(最近書いた、税理士業界紙向けの連載で、タッチタイピングについて書いたら、「みんなできてるから書かなくてもいいのでは?」と指摘を受けましたが、そうではないと話し、入れてもらいました)
キーボードを見ないで、画面を見ながら完璧にタイピングするスキルは欠かせません。
「完璧に」というのがポイントで、人差し指で押すキー、小指で押すキーというルールをきちんと守ることが大事です。
これができなくても速く打つことはできますが、次のショートカットキーでつまづきます。
おすすめはこの本です。
また、こういったゲームソフトもいいでしょう。
私は、PCを使い始めた1997年頃から2000年頃、ひたすらこういったゲームをやっていました。
(ドリームキャストのタイピングゲームもよくやってました)
2 ショートカットキー
タイピングを覚えつつ、ショートカットキーを覚えましょう。
こちらのカテゴリでまとめてあります。
■すばやく操作!ショートカットキー | EX-IT
Excelのショートカットキーはこちらからダウンロードできます。
Excelショートカットキーをどうやって覚えるか?ー「おすすめショートカットキー」がダウンロードできます− | EX-IT
手元又はPC内にショートカットキーリストを置いて、繰り返し使っていきましょう。
「あ、ショートカットキーがあったけど、なんだったっけ・・・ま、いいや」と従来の操作をやっているといつまでたっても速くなりません。
そこで、1分使ってショートカットキーを確認すれば、将来の数時間をカットできます。
3 整理整頓
3つめは整理整頓。
片付け、断捨離、整理など、仕事に必要といわれていますが、PC内の整理についてはそれほどいわれていません。
・使わないアイコンは削除する
・デスクトップにファイルを置かない
・メニューを整理する
などを日々やりましょう。
(特に富士通、東芝、NECなどのPCは余計なものがたくさん入っていますので、まずはそれを消しましょう)
デスクトップにあるアイコンで、このように矢印がついているものは、どこかにそのソフトがあり、ショートカットがあるだけです。
思い切って消してもPC内で探せばでてきます。
私のWindows8(Mac内の)のメニュー画面、
Macのメニュー画面です。使うものしか目に触れないようにしています。
整理については、こちらのカテゴリにまとめてあります。
■地味だけど大事!PC整理術・ペーパーレス | EX-IT
「PC苦手」を禁句にする
PC苦手を克服するには、PC自体の問題を解決し、上記3つのスキルからやってみてはいかがでしょうか。
操作のストレスがなくなれば、その先のソフトの使い方、活用方法の習得に集中できます。
操作スピードが上がりますので、時間もできるわけです。
そして、最後に重要なのはメンタル面。
「PC苦手なんです」
「PC音痴」
「IT音痴」
などといった言葉を捨てましょう。
「PCの操作が遅い」「PCのタッチタイピングがまだ不十分」など、現実を認識した方がいいかと思います。
「PC得意!」とまで自己暗示しなくてもいいのですが、「PC苦手」「PC苦手」と思っていると、そのままになりがちです。
フラットな状況で日々トレーニングした方が効果があります。
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その後、ひとり社長コンサルティング。
経理、税金面などのアドバイス(ちょこっとトライアスロンの話も)をさせていただきました。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
新しい企画の打ち合わせ
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