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ひとりビジネスなら広告宣伝費は使わずに、広告宣伝になりうるブログを続けてみよう

by 税理士 井ノ上 陽一

仕事はとれてしまうことも多く、特に広告宣伝をしなくても困らないことも多いです。
ただ、広告宣伝は常に意識し、仕事がくる流れは絶やさないようにしなければいけません。
ひとりでビジネスをしている以上、時間とお金に限りはありますので、それなりの工夫は必要です。

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「広告宣伝しなくても、仕事がとれる」のも危険

起業して、しばらくすると(人によっては起業後まもなく)、仕事がとれるようになってしまいます。

「仕事がとれる」というのはすばらしいことで、それを目指していたはずです。
ただ、それは必ずしも喜ばしいことではないこともあります。
私自身がそうでした。

・広告宣伝費を使わなくても、仕事がとれる
・自然と仕事が増えていく
・紹介で仕事が増えていく

こういった状況になっても、なんとなく不安は残ります。
・この流れがとだえたらどうしよう
・景気がもっと悪くなったらどうしよう
・紹介がなくなったらどうしよう
・今の仕事がなくなったらどうしよう

と、考えつつも、常に意識しているのは、「広告宣伝」を絶やさないようにすることです。

広告宣伝費は使わない

といっても、ひとりでビジネスをしている以上、広告宣伝費をかけるお金の余力はありません。
さらには、広告宣伝がうまくいって、仕事が殺到しても、こなす余力もないでしょう。

広告宣伝にお金を使ってしまうと、仕事がこなかったときに何も残りません。
残るのは失敗したというネタだけです。

独立当初、某リクルートへ、50万円近く支払って広告を打ちましたが、何も残ってません。
そもそもその媒体へ広告を出したこと自体間違いでしたが、当時仕事は1件のみ。
「お金を払っても、仕事がとれれば元がとれる」と考えて、払ってしまったのです。

安く多く売るビジネスなら別ですが、少なく売るビジネスの場合、数は必要ありません。
となると、広告宣伝だけの目的でお金を払うのはリスクがあり、利益を圧迫します。

もともと体力(お金面)のないひとり社長、フリーランスなら、広告宣伝費を使うべきではないです。

・顧客紹介(税理士の場合、紹介手数料を50%から70%払う)
・過度のネット広告(クリックするとお金がかかる)
・自費出版、共同出版(お金を払って本を書く、本を書かないけどお金を出せば著者名を入れられる)
といったものは避けましょう。

ただし、広告宣伝はやる必要があります。
知ってもらい、仕事がくる流れは作らなければいけません。

広告宣伝になりうることをやる

私は広告宣伝を日々やっています。
正確に言うと、やっているのは、「広告宣伝にもなりうること」です。

「広告宣伝にもなりうること」には3つあります。

1 ブログを書く

もちろんこのブログは広告宣伝にもなりうるものです。
決して、広告宣伝だけが目的ではありません。
・自分の思考の整理
・アウトプットによる知識やスキルの定着
・視点を磨く効果
などといった様々なメリットがあります。

毎日書いていて、「あー今日は仕事が取れなかった・・・」と思うことはありません。
広告宣伝だけが目的ではないからです。
逆にいうと、広告宣伝のためだけのブログは、読まれないでしょう。

「他者のためでもあり、自分のためでもある」
その絶妙なバランスにあるのが、ブログです。
やらない理由はありません。

2 新しいことをやる

ブログの記事の終わりには、「1日1新」という人気コーナー(?)があります。
これは、毎日、なにかしら新しいことをやるというものです。
コーナーを作ったのは、一昨年の12月ですが、ブログを書いている以上、ずっとやってきたことでした。

【関連記事】毎日新しいことをやって記録する。1年続けた【1日1新】の効果・全リスト | EX-IT
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新しいことをやる、挑戦する、試してみる、買ってみるのは、将来の広告宣伝になりえます。
知識やスキルを磨くことにもつながるのです。

広告宣伝になり得ることとは、「ネタになること」であり、むしろネタになることしか選択しないようにしています。
ブログの源泉となっているのは、ネタです。
そのネタをきらさないようにするというよりも、ネタとなる生き方・働き方が求められます。

3 イメージを作る

「イメージ広告」という言葉があるとおり、イメージは大事です。

ブログを毎日書いているといっても、常に会っているわけでも話しているわけでもありません。

1日24時間のうち、ブログに費やすのは60分から90分(ときには120分、240分のことも)。
それ以外、何をしていて何を考えているかをイメージしていただくことは、広告宣伝につながります。
いいイメージならば、仕事の依頼になりうるわけです。

モノを買う、サービスを選ぶときに、広告宣伝だけでは判断がつかないことが多いかと思います。

最終的には、雰囲気、におい、イメージで判断していることも多いのではないでしょうか。
(もちろん、品質は大事ですが)

広告宣伝で表現できない部分で、どれだけいいイメージを持っていただけるか?

ブログ、HP、ときにはメルマガで深く・広く情報発信することで、自分という商品をよりいいイメージで伝えられる可能性があります。
文章にはそれだけの力があるはずです。
(FacebookやTwitterでは、情報が流れてしまい蓄積せず、Googleで検索されないことから使い方がまた異なります)

まとめ

ひとりでビジネスをやるなら、広報部長、宣伝部長も兼ねなければいけません。
文字通り「兼ねる」ことができるブログはやはりおすすめなのです。

ブログセミナーやブログコンサルの宣伝のためだけの記事というわけではありません。
セミナーやコンサルに申し込んでいただかなくてもブログをスタートして継続してみていただければいいわけです。

スタートの方法は、ブログや本に書いています。
【関連記事】WordPressブログ・スタートガイド[完全版] | EX-IT
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ビジネスをするなら、食べていくなら、なんらかの広告宣伝、アピールは必要です。
「目の前の仕事をきっちりこなしていれば、仕事が増えていく」と思いがちですが、必ずしもそうではありません。
それぞれが、すばらしいものを持っているはずですので、個のアピールをうまくやるべきです。

そうしないと、広告宣伝にガンガンお金を使える大手に負けてしまいます。
「負けてしまう」というよりも、他と競争しないためにも広告宣伝を工夫する必要があるのです。





【編集後記】
昨日は、九州のお客様がいらっしゃいました。
オフィスをちらっと見学していただき、近くでランチを兼ねてミーティング。
Skypeではなく、対面でお話しするのは久しぶりでした。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

渡風亭 会席膳

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