起業、独立すると、営業をしなければいけません。
ときには、プッシュすることも大事です。
ただ、苦手な人はあえてやらず、できる「プッシュ」をやっていけばいいと思っています。
プッシュできる人・できない人
フリーで仕事をするようになると、自分で仕事を作らなければいけません。
いわゆる「営業」が必要となります。
これまでは、目の前の仕事をもくもくと確実にこなせばよかったのですが、フリーになるとそうもいきません。
なにかしら、プッシュしていかなければいけなくなります。
「〜はいかがですか?」
「ぜひ、お申し込みください!」
「いよいよ明日です、よろしくお願いします!」
「自信作です。ぜひお買い求めください!」
「なにかあったらよろしくお願いいたします!」
などといったものがありますが、私はいまだにプッシュが苦手です。
プッシュできる人、プッシュできない人というタイプがあるのではないかと思っています。
プッシュされたくない人・プッシュされたい人
買う側としても、プッシュされたくない人、プッシュされない人がいます。
私は、プッシュされたくない人です。
ぐいぐいこられると、余計に買いたくなくなります。
たとえ欲しくても、「いらないや」と思うこともあるほどです。
傾向として、プッシュされたくない人は、自分がプッシュするのが苦手なことが多いのではないでしょうか。
どういったプッシュの仕方が正しいか答えはなく、自分がされたくないことは自分もやらないということしかできません。
たとえば、
・無作為に電話営業される
・勝手にメルマガが送られてくる
のが嫌いなら、自分もやらなければいいだけです。
自分が気にしなければ、電話営業も勝手メルマガもできるかと思います。
自分が決めた営業方針で、どうプッシュするか決めて、できるプッシュをやっていくしかないでしょう。
できる「プッシュ」をやる
「見ている人は見てくれている」
「地道にやっていけば、いつか芽がでる」
「一生懸命やればお金はついてくる」
と、プッシュをやらずにコツコツと仕事をする方法もあるかもしれません。
ただ、それだけではやはりうまくいかないことがほとんどです。
独立当初、上記のようなことを思っていましたが、いろいろ考えた結果、何かしらの「プッシュ」は絶対に欠かせません。
できる範囲のプッシュをしていくしかありません。
私がやっているプッシュは次のようなものです。
・ブログ
このブログもプッシュの1つです。
読みたい方だけが読むことができ、嫌なら読まなくてすむブログは、プッシュしたくない人ができるプッシュとしておすすめです。
ブログは、プル(引く)のメディアともいわれていますが、工夫次第でプッシュになりえます。
アクセス数を増やし、窓口を作り、告知も載せることで、プッシュ型のメディアにもなりうるのです。
もちろんHPも欠かせません。
・メルマガ告知だけ
メルマガを出していますが、登録はすべてご自身からのものだけにしています。
こちらから登録したり、お知らせしたりすれば読者数はもっと増えるのでしょうが、していません。
最初にそう決めました。
自分が勝手に登録されたり、メルマガ購読を頼まれたりすると嫌だからです。
・名刺交換だけ
名刺交換するだけもプッシュです。
情報量がない名刺だとプッシュになりませんが、連絡先・メディアの情報を入れておけばプッシュになりえます。
名刺交換時にガンガンアピールするのも苦手で、その後、勝手にメルマガを送りつけることもできません。
あくまで交換だけで弱くプッシュできるように考えています。
・検索されるだけ
もし、「井ノ上陽一」で気に掛けていただいたり、名刺交換後に気になっていただいたりした場合、検索すれば情報が出てくるようにしています。
幸い、同姓同名で検索上位に出てくる方はいないので、これもプッシュの1つです。
・セミナー告知だけ
いくらプッシュ嫌いでも、セミナーは告知しないと誰も来てくれません。
ブログ、メルマガで告知するようにしています。
ただ、直接誘う、案内するというのはやりません。
自分がされたら断りにくく嫌だからです。
Facebookのイベント告知も苦手なのでやっていません。
こっそり告知するようにしています。
・本
本を出すこともこっそりプッシュの1つであり、プッシュが苦手だからこそ、本は狙いたいものです。
ネット上のメディア、実際に会う、と並ぶくらい、ときにはそれ以上のプッシュ効果があります。
ただ、本を出すためにもプッシュはしないようにしています。
企画書を持ち込んだり、編集者さんと知り合いになったりするルートは苦手でやり方もしりません。
ブログをきっかけに本を出そうと考え、ずっとブログを続けていました。
といっても、ブログ全体で本を目指すわけではありません。
1記事が刺されば、本につながる可能性はあります。
私もそうでした。
本の話が来たら、全力を注ぐというのもある意味プッシュになります。
・個性
ガンガンプッシュしなくてもよくするためには、選ばれる必要があります。
選ばれるためには、「腕」が必要だと考えがちですが、そうではありません。
もちろん、「腕」は大事で、磨き続けるものです。
ただ、選ばれる段階では、個性が大事であり、
・おもしろい
・気になる
・変
といったものが必要ではないかと考えています。
プッシュが苦手なら、その個性を外に出すしかありません。
どちらかというと、個性を閉じ込めている、ある意味「いい子」になっていることが多いので、その個性を解き放てば、プッシュになりえます。
まとめ
私はプッシュできない・プッシュされたくないタイプです。
独立当初は、今よりも無理してプッシュしていた時期もありましたが、「プッシュされたくない」と思いつつプッシュするのはやはり効果が出ませんでした。
自分ができる「プッシュ」をしていくしかなありません。
もっとプッシュすれば、売上が上がるのかもしれませんが、できないもの・苦手なものはしかたないと思うのです。
同じようなタイプの方は、できる「プッシュ」が何かを考えて、それをやっていきましょう。
昨日は友人たちとバスケ。
20年以上ぶりです。
『スラムダンク』でイメージトレーニングしていたつもりでしたが、体がまったく動かず。。
自宅近くにコートがあるので、ボールを買って練習します。
その後、キャッチボールして(これも20年以上ぶり)、ランで銭湯へ・・という1日でした。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
中目黒公園でバスケ
からのラン→銭湯
中目黒koda
■著書
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『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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