ブログを書く目的として、「仕事につなげる」場合、人とコンテンツ、自分を知っているか知らないかの2つの軸で考えています。
知らない方に見ていただくためには、検索というしくみを使わない手はありません。
友達が100人いれば仕事に困らない?
仕事を広げるということを考えるとき、自分を知っている人、つまり、友人・知人に広げるという方法があります。
この方法なら、友人・知人が多ければ多いほど仕事に困らないでしょう。
1つの方法としてアリだと思います。
ただ、私は苦手です。
いまだに、どうしても躊躇してしまいます。
それは提供しているサービスが、
・税理士顧問
・コンサルティング
・セミナー
・書籍
などという種類だからです。
モノを売る、飲食を提供するのであれば、友人・知人に広げる方法もやっていたかもしれませんが、知識・スキルを提供する私の場合、あえてやっていません。
・付き合い、ご祝儀で依頼していただきたくない
・価格設定を躊躇してしまいがち
・つい頼ってしまう
からです。
もちろん、ありがたいことに、友人・知人の方から仕事をご依頼いただくことも多いのですが、それ以外のケースは、はじめてお目にかかる方から仕事をご依頼いただくことが多く、ざっと考えて7割くらいを占めます。
これは、ネットで活動しているからこその結果で、むしろ常に意識していることがあります。
人とコンテンツ、知っていると知らない
ネットでの情報発信では、次の2軸を考えています。
縦軸は、何で選んでもらうか。
人柄、考え方で選んで選んでいただくか、コンテンツ、提供するサービスで選んでいただくかという軸です。
横軸は、自分を知らない人か、知っている人か。
友人・知人は、自分を知っている人になります。
自分を知っている人、つまり友人・知人から仕事をいただく場合、人柄や考え方、「人」で選ばれることも多いはずです。
それだけではなく、もちろん腕、「コンテンツ」も欠かせません。
一方、自分を知らない人に対しては、「コンテンツ」で選ばれることが通常です。
・どんなものを提供できるか
・どれだけ詳しいか
・いくらで提供しているか
情報発信する際も、この「コンテンツ」を発信することが多くなっています。
ただ、これだけだと普通です。
他に埋もれてしまいます。
「コンテンツ」の善し悪しは、仕事を依頼する側からはわからないことも多いです。
だからこそ、自分を知らない人に対しても、自分の考え、スタンス、人となりを伝えることが重要といえます。
ブログでは、「コンテンツ」はもちろん、「人」も発信していった方がいいわけです。
「人」だけだと、日記になってしまいますので、役立つ「コンテンツ」に「人」の要素も含めるのがポイントです。
考え方だけではなく、感情、個性を出していけば、違いを出すことができます。
一度も会ったことがない方から、「人」で選ばれることを意識すると、仕事が広がるのでおすすめです。
ありがたいことに、「ブログを読んでいるので、はじめて会った気がしないです」と言っていただいたり、めちゃくちゃ詳しく私の素性を知っていていただいたりすることは多いです。
「コンテンツ」で選ばれた場合、双方ミスマッチも起こりやすくなりますが、「人」で選ばれた場合、ミスマッチは少なくなります。
知っている人からなら「人」で選ばれることが多いのですが、仕事を広げるのは限界があるでしょう。
親しい友人が必ずしも自分のサービスを必要としていないからです。
無理に売って友人関係を壊したくもありません。
「仕事を広げる」とは、自分のサービスを必要としていただける方を広げることであり、そのためには、「知らない人」にもブログを読んでいただく必要があります。
そのために、Google検索というシステムを使わない手はありません。
Google検索というシステムを活用しよう
私のブログで、どういった経路でブログを読んでいただいているかをグラフで示すとこうなります。
83%が検索によって見に来ていただいた方の割合です。
アクセスが増えるにしたがって、この検索の割合は増えてきました。
この部分を増やすには、まず検索されなければいけません。
検索されなければブログは存在しないのと同じです。
検索のしくみを知り、やれることはやっておきましょう。
その上で、「コンテンツ」と「人」を発信していくべきです。
私は日々こういったことを意識しています。
明確な根拠がないものもありますが、可能性のあることならやっておくべきという考えです。
1 記事タイトルにキーワードを入れる
ブログ記事タイトルにキーワード、つまり検索される可能性があるものを入れます。
自分で検索するとき入れるキーワードです。
たとえば、「出版しました」というタイトルだと検索されようがありません。
具体的なタイトルも入れておくべきです。
知っている人なら、「出版しました」で見てくれますが、知らない人は、それだけでは見ないでしょう。
そして、キーワードは、できるだけ左側に持って行くべきで、なおかつタイトルを32文字以内にします。
続きものの記事で、
「フリーランスの税金で必要なこと その1」
「フリーランスの税金で必要なこと その2」
「フリーランスの税金で必要なこと その3」
としてしまっては、同じキーワードの記事が3つになり、もったいないです。
それならば、
「フリーランスは消費税を請求してもいいのか」
「節税のためにフリーランスが日々やっておくべきこと」
「飲食代はどこまで経費になる?フリーランスが損しないために知っておくべき知識」
と、それぞれに固有にタイトルをつけた方が検索されやすくなります。
「フリーランス 消費税」
「節税 フリーランス」
「飲食 経費 フリーランス」
といったキーワードにひっかかる可能性があるからです。
2 検索してみる
・タイトルに入れようと思うキーワードで検索してみる
のも大事です。
どのくらいのニーズがあるかがわかります。
検索数が多いキーワードではトップになるのは難しいです。
ビッグなキーワードで10位になるなら、ニッチなキーワードでトップを目指しましょう。
私のブログは、「マイナンバー フリーランス」でトップです。
全体の検索件数は116,000件と少ないのですが、確実にアクセスがあります。
タイトルをつける前に検索して、敵は少ないというのを見てからアップしました。
2つ以上のキーワードでニッチを狙うのは基本です。
「3DSLL 比較」でもトップですし、
「Apple Watch Sport ランニング」でもトップです。
それぞれ、「マイナンバー」「3DSLL」「Apple Watch Sport」だけでは到底トップにいけません。
「3DSLL、Apple Watch Sportって仕事に関係ないのでは???と思われるかもしれませんが、3つの理由からこういった記事を書いています。
1つめは、「人」を出せるから。
新しいモノ好き、比較記事を書ける、自分なりの視点を入れるという「人」を出しています。
2つめは、書いていて楽しいから。
いくら他に役立つコンテンツだからといって、嫌いなものを書いてもしかたありません。
3つめは、Googleへのアピール。
「アクセスを集めている」という評価は大事です。
仮説ですが、アクセスを集めていることによりGoogle検索の優先順位が上がると考えています。
なお、こういった検索順位を調べるには、Chromeだとプライベートウィンドウ(WindowsだとCtrl+Shift+N、MacはCommand+Shift+N)、IEだとInprivateウィンドウ、Safariだとプライベートブラウズを使いましょう。
通常、検索すると自分の閲覧履歴が反映されるからです。
当然自分のブログが上位に出てきます。
3 記事数を増やす
検索されるためには、その可能性を高めることが重要です。
単純に、記事数が増えれば、検索可能性は高まります。
一気に書きためることができればいいのですが、なかなかそうはいきません。
毎日毎日(又は平日に毎日)、1つずつ記事を更新していくのをオススメします。
記事数を増やせばいいわけでもなく、ちゃんとした記事、「人」と「コンテンツ」が大事で、そのときそのときの「人」と「コンテンツ」を出していくのが一番です。
ブログセミナーを受講していただいた方でも、毎日更新している方々はアクセスがのびています。
毎日更新の方はたくさんいらっしゃるのですが、先月7月3日に受講していただいた3名の方をご紹介します。
今日で1ヶ月となりました。
「人」と「コンテンツ」がうまくミックスされていると思います。
■駿河屋ブログ
こだわりの自然素材・天然素材の注文住宅・リフォームを提供する、駿河屋一桝さんのブログ。
素材の選び方で住まいが変わること、素材へのこだわり、仕事と家庭の両立、健康へのこだわりなどが書かれています。
http://surugaya-life.jp/cat/blog/
■書(き)活
COCORO(株)の代表取締役である渡邉美香さんのブログ。
“当社の社名は「心を大切にしていきたい」という私の「思い」の表れでもあります。”という言葉にもあるように、ブログにも「心」、つまり「人」がうまく出ていて、健康へのこだわり、美へのこだわりなどが書かれています。
私も健康にこだわっているつもりですが、到底及びません。。。
■IT-BS
外資及びIT業界向け就転職支援及び人材育成コンサルタントの板橋力さんのブログ。
転職の際の面接で気をつけるべきこと、外資系企業のよいところ、キャリアで差別化するために大事なことなど、コンサルの現場で得たこと、人に関わるビジネスだからこそのこだわりが書かれています。
仕事で得たノウハウは、そのままだと記事にできません。
いったん抽象化して、かつわかりやすく、自分のこだわりも含めて書くことが大事なのですが、板橋さんのブログではそれがうまく表れています。
http://www.it-bs.net/
ブログには、検索以外で見ていただく方、つまり「知っている人」への貢献ももちろん大事です。
一度お会いしたことがある方で、2年以上ブログを見ていただいてご依頼いただいたこともありますし、5年くらい前から知っていていただいてセミナーに来ていただいたこともありました。
どちらか一方ではなく、ブログを仕事につなげるのならば、「人」と「コンテンツ」の双方、「知らない人」と「知っている人」の双方をうまくミックスすることが大事です。
正直、「人」で選んでいただいているか、「コンテンツ」で選んでいただいているかはわかりません。どちらにしろ、可能性を高めることが大事なのです。
昨日、セブンイレブンでチケット購入。
ネットで申し込んで店頭で決済/受け取りというのはめんどくさいのですが、先行予約はここしかなかったのでしかたありません。。
今回買ったのは、10月のスーパー歌舞伎Ⅱワンピース(ONE PEACE)。
歌舞伎を見に行くのは2回目で、演目はワンピースの頂上決戦ということで今から楽しみです。
この辺の話なので、直前に読み返そうかと。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
新宿KEYCOFFEE
書けないこと(2つ)
セブンイレブンでチケット購入
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
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ひとり税理士の自宅仕事術
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ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
やってはいけないExcel――「やってはいけない」がわかると「Excelの正解」がわかる
AI時代のひとり税理士
新版 そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門
フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
新版 ひとり社長の経理の基本
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方