複数のシートにデータがある場合、HLOOKUP関数を使えば、データを楽に集めることができます。
※スクリーンショットで作成
コピペに頼らない
たとえば、こういったシートがあるとします。
1枚めには、2017年の法律での税金を試算したもの。
2枚めには、2020年以降の法律での税金を試算したもの。
これらのシートからそれぞれ、税金の試算額だけを、このようにまとめるとします。
方法としては、数式(=)で連動したり、コピペしたりというものがあるでしょう。
コピペだと、コピーして、行列を入れ替えて貼り付けをすれば済みますが、こういったフォーマット(元のデータより項目が少ない)だと、1つずつコピーしなくてはいけなくなります。
コピペは便利ですが、限界もあるのです。
HLOOKUP関数でデータを集める
複数のシートからデータを集める場合、今回のような表ならHLOOKUP関数が便利です。
HLOOKUP関数は、Horizontal、水平方向にLOOKUP、探してデータを表示します。
年収8,500,000を2行目から探し(範囲として指定した2行目から15行目の一番上から探します)
見つかったら、そこから14行目の数値(税金)を表示させているというしくみです。
数式はこう書きます。
最後の「FALSE」は、完全に一致した場合という条件を指定するものです。
「TRUE」だと、近い(似ている)場合も表示してしまいます。
この方法なら、こういったフォーマットでも集計できるので応用でき便利です。
VLOOKUP関数でデータを集める
HLOOKUP関数は、それほど使わず、VLOOKUP関数のほうが使用頻度は高く、比率としては、HLOOKUP:VLOOKUPは1対9くらいです。
VLOOKUP関数は、Vertical、垂直方向にLOOKUP、探してデータを表示します。
元のデータの形がこういったものでないと、VLOOKUPを使えません。
年収8,500,000をA列から探し(範囲として指定したA列からK列の一番左から探します)、
見つかったら、そこから11列目の数値(税金)を表示させているというしくみです。
数式はこう書きます。
サンプルはこちらです。
VLOOKUP関数がいまいちしっくりこない方は、HLOOKUP関数と比較してみるのもおもしろいでしょう。
EX-ITサンプル Hlookup.xlsx
昨日は、個別コンサルティング、出版の打ち合わせ×2本で、午後はしゃべりどおしでした。
本を書くスケジュール、ペースを真剣に考えねば。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
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PS4 レゴ・スターウォーズ フォースの覚醒
【昨日の娘日記】
ベットをひょいっと登りきってから振り返ってニコーとするのがかわいくて。
最近、降りることもできるようになり、足からちゃんと降ります。
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