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独立のよしあしの「あし」と、その緩和策

by 税理士 井ノ上 陽一

独立にはよしあしがあるもの。
独立して14年弱今でもそう思っています。
その「あし」について書いてみました。

※休日の1コマ by Leica M10

「独立はよしあしあるけど」

友人が独立を考えているという話があって、私は「いいと思うよ。よしあしあるけど」と話しました。
・独立は最高!
・絶対独立したほうがいい
・独立すれば間違いない
などと言うつもりもありませんし、思ってもいません。

もちろん、その友人の独立は応援したいですし、向いていると思っています。

その一方で、独立によしあしがあるというのは、いつわりのない気持ちです。
その独立のよしあしの「あし」には次のようなものがあります。

独立のよしあしの「あし」

独立のよしあしの「あし」の部分には、
・自分で決めなきゃいけない
・ずっと食べていけるとは限らない
・オンとオフが曖昧
といったものがあります。

 

自分で決めなきゃいけない

何でも自分で決めなければいけません。
どんな仕事をするか、どうやってやるかはもちろんトラブルがあったとき、ミスをしたときの対応も自分で決めなければいけないのです。
判断を仰ぐ上司家相談する同僚はいませんし、愚痴をいい合うこともできません。

日々が決断の連続です。

これまでの決断で、厳しかったなと思うものには、こういったものがありました。

・値付け
・仕事の依頼がまったくないときにどうするか
・仕事をお断りするかどうか
・継続している仕事をやめるかどうか
・一度受けた仕事が想定外だったときにどうするか
・付き合いをやめたいときにやめるかどうか
・新しいことを始めるかどうか
・それなりの金額のものを買うとき
・お金の使いみちを失敗したとき、無駄遣いしたとき
・売上が減ってきたときにどう対処するか
・サブプライム、東日本大震災、コロナのときの判断
・自分が病気、かぜをひいたとき
・2019年に交通事故で3ヶ月入院したとき

独立していなかったら決断しなくてもよかったこともありますし、そもそも悩まずにすんだものもあるでしょう。
自分の責任のもとに決めなきゃいけないというのは、よしあしの「あし」の部分といえます。

 

ずっと食べていけるとは限らない

独立後ずっと食べていけるという確証はありません。
今は、なんとなく大丈夫かなと思うようなところはありますが、じゃあ来月の売上が確定しているかというとそうでもないのです。
ゼロということはないでしょうけど、めちゃくちゃ少ないという可能性はあります。

ボーナスもありませんし、休めば休んだだけ収入は減ります。
有給休暇なんて概念はありませんし、正月休み夏休み忌引きなんてものもありません。

独立自体はそんなに難しいことではないのですが、独立後食べていくというのはそれなりの難易度です。
しかも自分が意図した生き方で食べていくとなるとさらに難易度が上がります。

独立しなければひとまず会社が続く限り給料はあるでしょう。
もちろん下がることもあれば会社がなくなることもあるのでしょうが、独立前なら転職という道もあります。
自分の環境を一変することもできるわけです。

独立後はもちろん独立してから元に戻るということもできなくはありませんが、自分の気持ち的にもそうそうかんたんではありません。
収入の安定がないこと落ち着かないということは、独立のよしあしの「あし」です。

 

オンとオフが曖昧

独立するとオンとオフの区別がなくなります。
こんな感じで。
法律にも会社にも保護されていませんので、いくらでも働き放題、土日も夜もありません。
24時間電話がなる可能性はあるでしょうし、メールのやり取りをするという可能性もあるわけです。

仕事は楽しいもの。
際限なく増やしてしまい、オフがなくなるということもありえます。

仕事を忘れてパァッという感覚もありません。
収入の不安定さと相まって、いつまでも仕事のことが頭から離れないということになります。
一生。

平日に休むことも自由ではあるのですが、仕事が気になって、結局自由に時間を使えないということだってあるでしょう。

独立のよしあしの「あし」です。

こういった「あし」を、なんとか和らげるようにはしています。

「あし」の緩和策

よしあしの「あし」を完全に解決するということはできませんが、和らげることはできます。
私がやっているのは次のようなことです。

自分が決めなきゃいけない

自分が決めなきゃいけないのは大変なことではあるのですが、「自分が決めることができる」というメリットでもあります。
そして自分が決めていくとその判断の軸が磨くことができ、コンマ1秒で判断できることも増えてくるわけです。

たとえば、私はこういう依頼はお断りするという判断軸がありますので、迷うことはありません。
そういった判断軸を磨いていくことによって決めなきゃいけないよりも決めることができるようになるわけです。

それまでにないような決断を迫られることというのはありますけど。

 

ずっと食べていけるとは限らない

収入が不安定ということをどう考えるか。

ずっと食べていけるとは限らないというのは独立前でも同じです。
会社だって安泰ではありませんので。

独立前は多くの場合1つの収入源ではあるのですが、独立後はむしろ収入を分散できると考えることもできます。
特定のお客様、仕事に依存しすぎないようにし、収入源をできる限り分散することによって、食べていける確率を上げることはできるのです。

私は安定収入というのよりも、「食べていけるかどうか」ということを考えています。
別に不安定でも食べていければいいわけです。

収入が安定していることがいいことではありません。
(公務員時代に経験しました)

多いときもあれば少ないときもあるわけですが、この「多いときもある」というのは楽しめます。
独立前だと、給料を1円増やすのは大変ですから。
(残業代は別にして。そもそも残業代で収入を増やすというのは好きではありませんでした)

考え方を変えつつ、売上の柱を増やして分散し、「ずっと食べていけるとは限らない」という問題を、やわらげています 。

 

オンとオフが曖昧

オンとオフが曖昧という問題は、ルールをつくること、切り替えることで、やわらげています。

私のルールは、平日日中をメインに仕事をするということ。
自分だけの就業規則をつくって守るようにしています。
これも自分が決めることができるものです。

また、切り替えを工夫しており、オンのときにオフのことを思いついたらメモしてオンに戻り、オフのときにオンのことを思いついたら、やはりメモしてすぐオフに戻るというようにしています。

そういうトレーニングを続けていると、オンとオフが曖昧という問題を和らげることができるわけです。
ブログをはじめとして毎日の習慣・仕事があるので完全オフというものはありませんが、楽しんでやっています。
これらのものは「自分で決める」という判断軸を磨くことにもなりますし、「ずっと食べていけるとは限らない」という不安をやわらげるものでもあるのです。

独立のよしあしの「あし」の部分で代表的なものをあげてみました。
独立するかしないか、正解はないものです。
独立しないことにもよしあしがあります。

どっちのよしあしを選ぶかです。

1つの基準としては、独立前のよしあしの「あし」をやわらげることに限界を感じたら、独立を考えてみるのも手でしょう。

私はそうでした。
転職をしたって組織にいる以上、難しいかなと感じたので、公務員をやめて独立を目指したのです。
独立後のよしあしの「よし」だけを見ないほうがいいかなと思います。

独立後であれば、独立後の「あし」をやわらげるように工夫していきましょう。

独立を考えている方、独立をしている方の参考になれば。



■編集後記
昨日は、トライアスロンチームで、Facebookにてビデオ通話。
近況を話し合うことができ、楽しめました。

「1日1新」
ドトール 大豆ミート
娘とはじめての遊び場

■娘(4歳2ヶ月)日記
Netflixで、プリキュアアラモードを観ています。
6人目のプリキュア(キュアパルフェ)がいることを本で知っていて、楽しみに観ていたのですが、出てくるまで遅く、「パルフェが出てくるとこがみたい!」と。
ネットで調べると、23話だったので、そこから観ました。
満足そうでした。

 

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