私はあえてひとりで仕事をしています。
独立後8年半ちょっとの今でもそうです。
ひとりで仕事をしている理由は、いくつかありますが、そのうちの1つを改めて実感しました。
※自宅にて DSC-RX100M3
ふつうは「増えて」いく
ひとりで独立・起業すると、ふつうは「増えて」いきます。
「増やして」いく
ではなく、
「増えて」いく
です。
・人が増えていく
・仕事が増えていく
・売上が増えていく
これはこれでいいことなのですが、デメリットもあります。
「増えて」いっても自分のやりたい仕事ができ、自分の提供したいものが提供でき、想いを伝えることができればいいのですが、そうでない場合は、気をつけなければいけません。
想いを伝える限界
先日、あるサービスを受けにいってきました。
その方の本を読み、感銘を受け、ぜひお願いしたい!と思ったからです。
ただ、やはり、「増えて」いってましたので、担当者は別の方。
これはしかたありません。
その本のエッセンス、方向性は多少感じられましたが、かなり薄まっていました。
創業者のDNAは間違いなく薄れています。
同じような言葉(コンセプト、横文字など)を使っていても、薄く感じました。
(たまたまその担当者がそうだったかもしれませんが)
・業界がおかしい
・いいものを提供したい
・自分の想いを仕事にしたい
というスタンスで仕事をするなら、「増えて」いくことがネックになる可能性は高いです。
・しくみで回るようにする
・誰が担当してもできるような流れにする
・サービスを均一化する
などといったことにならざるを得ないでしょう。
もちろん、増えていっても、その想いが薄まらず、うまく伝わるケースもありますが、なかなか難しいです。
私にはできません。
だからこそひとりでやっています。
あえて、ひとりで仕事をする
私は、増えていくことを意識的に手放し、あえてひとりで仕事をする道を選びました。
また、その道をすすめています。
私の仕事の税理士業界もやはり、「増えていく」こととの相性は悪いです。
・業界がおかしい
・いいものを提供したい
・自分の想いを仕事にしたい
なら、ひとりという選択肢もあります。
誰かを雇って、私の想いを刷り込み(それがいいものかわるいものかは別問題ですが)、サービスを広げるというのも1つの手ですが、非常に難しいでしょう。
とはいえ、ひとりでできることに限りがあるので、影響力を高める、必要な方へ手が届くような工夫をしています。
その工夫が、
・このブログ
・メルマガ
・出版
・セミナー
といったものです。
税理士向けに、ひとり税理士をすすめつつ、ノウハウを提供するセミナーやコンサルをやっています。
想いと仕事を一致させるには、
・想いを実現できる人を雇い、サービスを広げていく
・想いに共感してくれる人へノウハウを提供する
という2つの道があるのです。
私は、後者を選んでいます。
というよりも前者はできません・・・。スキル的にもメンタル的にも。
独立・起業したときの想いを、どう仕事にしていくかは徹底的に考えなければいけません。
そうでなければ、軌道に乗り儲かってきたとしても、その想いは薄れてしまいます。
(いっそ想いを捨てるのも1つの手だと思いますが・・・)
今の状況が自分が望んだものかどうかを常に意識しましょう。
(私もぶれそうになるといえないので、こういった記事を書いています)
昨日は、青色申告会での仕事。
お昼には、米粉パンとシンガポールチキンライスのおにぎりを持っていきました。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
iOS FinalFantasyⅨ
ホームベーカリーで米粉パン
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ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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