独立後は、お金の話も大事になってきます。
さらりと聞く、さらりと伝えるようにしましょう。
※さらりと伝わる値段 by Panasonic G100
いくら?、いつ?は大事
独立も食べていくためには、仕事をして、「いくら」が、「いつ」入ってくるかということが重要です。
値段が安いからダメというわけでは、時間や労力に対して、つりあっているかは確認しましょう。
値段が安く、たとえ無料であったとしても、
・今後につながる
・自分の勉強になる
・その仕事自体がネタになる
のであれば、受けるという選択もありです。
(ただし、受けすぎに注意しましょう。経理をして自身のお金の状況をみながら判断することが欠かせません。お世話になっているから、仲がいいからというのも要注意です。)
そして値段が高いとしても時間がめちゃくちゃかかってもかかるようであれば受けないという選択もあります。
値段が高いけど
・リスクが大きい
・やりたくない(人、仕事)
・できない
という仕事も避けたいものです。
その売上が入金されるまでが仕事。
たとえ高い仕事であっても入金がなければ意味がありません。
独立前の給料であれば払われないという可能性は少ないでしょうが、独立後の売上が入ってこない可能性はあります。
いくら?といつ?は仕事をやる前に、必ず確認しましょう。
いくら?いつ?をさらりと聞く方法
いくら?いつ?を確認するといっても、お金の話は、なかなかしにくいものです。
(少なくとも私はそうです。)
がめついと思われる可能性もあります。
しかし、お金の話をせずに仕事を始めるということはやめましょう。
独立当初、私はそういったこともありました。
「そういえばこの仕事いくらなんだろう」「いつ払われるんだろう」とモヤモヤしながらも進めたことも。
幸い無事入金されたこともありましたが、そうでないこともありました。
先方からお金の話をしていただくこともあれば、そうでないこともあります。
(だからこそ、私が仕事の依頼をするときは、お金の話を必ずします)
いつ?いくら?というのをさらりと聞くようにしましょう。
私は
「お支払いのスケジュールについて確認させていただいてもいいでしょうか」
というような形で聞いています。
最初の打ち合わせ時に聞いてしまうのがいいでしょう。
そのタイミングを逃してしまうと、また切り出しにくくなります 。
または、依頼をいただいたときに、それについての返信をするときに、他の質問に交えて、いくら?いつ?をさらりと聞いてしまうのがいいでしょう。
こちらが請求書を出すのか出さないのかも聞いておきたいところです。
私の場合、個人と法人で仕事をしているので、法人からの請求になることも確認しています。
(事前に書いてもいますが)
リアルの講演の場合は、現金というところも多いので、振込でお願いしているところです。
いくら?いつ?をさらりと伝える方法
お金の話をスムーズにするために、こちらから、いくら?いつ?をさらりと伝えておくという方法もあります。
自分が主導権を持ちメニューを掲げておくわけです。
たとえば
・いくら?→110,000円(消費税10%込)
・いつ?→お申込後3営業日以内にお振込みまたはカード決済
と提示しておけば、いくら?いつ?をコントロールできます。
いくら?いつ?をさらりと聞く必要もありません。
消費税も世の中結構迷うもので、「10万円でお願いします」といわれて、税抜なのか、税込なのか。
この辺も自ら提示すれば迷わずにすみます。
なお、個人だと10万円、法人だと11万円(消費税込)ということを言われることがありますが、個人・法人の区別と、消費税は別物です。
仕事を始める前にお支払いいただく「前受」もお願いできます。
前もってお支払いいただければ、いつ払っていただけるかという心配をする必要はなく(もちろんこちらがきちんと仕事をするというのは大前提)、入金がないというリスクをなくし、お金の管理上も好ましいことです。
私の場合、ほとんどが、こちらからさらりと伝える方法のタイプの仕事であり、その他、執筆や講演というさらりと聞くタイプがあります。
執筆や講演も、依頼時にフォームへ条件面も書いていただくようお願いしているところです。
その条件でだけで決めるわけではありませんが、最初にさらりと聞いておいたほうがお互い楽だからです。
執筆・講演の仕事については、値段が安いという理由だけでこれまでお断りしたことはありません。
いい条件であっても、私がお役に立てないようなものであれば、僭越ながらお断りはしています。
といってもそうそうお断りしていませんが。
お断りしなくていい依頼をいただくことをあくまで目指しています。
お金の話をしにくい、苦手な方こそ、先にさらりと伝えておくという方法がおすすめです。
そうでないタイプの仕事でも、さらりと聞くようにしましょう。
自分を守るためにも大事なことです。
食べていくことができなければ、いい仕事もできませんので。
■編集後記
昨日は、動画教材作成メインで。
今週のノルマは無事終わりました。
■「1日1新」
娘ととあるところ
G100にLeica アポズミクロン90㎜F2
■娘(3歳5ヶ月)日記
チーズケーキが好きで、昨日も買いました。
生クリームはいつからか苦手で、ケーキはいつもチーズケーキです。
■YouTube更新情報
Google Chromeでスタートダッシュ。仕事のスタートにおすすめなGoogleChromeの設定。 – YouTube
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
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AI時代のひとり税理士
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新版 ひとり社長の経理の基本
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『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方