マイナンバーの[通知カード]が届くと、[個人番号カード]の申請ができるようになります。
[通知カード]と[個人番号カード]の違い、[個人番号カード]を受け取るべきかについてまとめてみました。
※目黒川にて。iPhone 6s
マイナンバーの[通知カード]と[個人番号カード]の違い
[通知カード]と[個人番号カード]は大きく異なります。
[通知カード]は、2015年10月以降、日本に住民票がある全員へ送られてきます。
送り先は、住民票登録の住所です。
簡易書留ですので、直接受け取る必要があります。
材質はちょい厚めの紙です。
使い道は、マイナンバー(個人番号)の証明。
身分証明書(運転免許証等)とセットで、マイナンバーを証明できます。
単体では証明になりません。
会社員の場合、会社へ、フリーランスの場合(必要な場合のみ)は取引先へ、身分証明書とともに提示すればマイナンバーを証明や登録ができます。
[通知カード]は、このように上部が[通知カード]、下部が[個人番号カード]申請書がつながった形で届きます。
(切り離すとなくしそうなので、このままとっておこうかと)
取扱に注意しつつ、スキャンや写真をとっておくといいでしょう。
私はiPhoneアプリの[カード類]に入れました。
[カード類]は、パスワード保護をしてiPhone内に画像を保存できるアプリです。
iPhone自体は指紋認証で保護していますので二重に守ってくれます。
[個人番号カード]は、[通知カード]と違って、
・顔写真が入っている
・単体でマイナンバーの証明・身分証明に使える
・ICカード
・オンライン申請、証明書取得等に使える
・取得するには申請が必要
・別にとらなくてもいい(任意)
といった違いがあります。
申請は、
・[通知カード]と同時に届く申請書で郵送
・PCで写真をアップロードして申請
・スマホで写真をアップロード又は写真を撮って申請
・証明写真撮影機で申請
といった方法があり、PCかスマホでやると楽です。
私はPCでやりました。
[個人番号カード]を受け取るデメリット
[個人番号カード]を申請し、受け取るデメリットもあります。
このデメリットも理解しておきましょう。
[個人番号カード]とパスワードがあれば、ネット上で、自分の情報を見ることができるようになります。
ネット上のサイト(マイナポータル)が使えるようになるのは、平成29年、2017年1月からです。
当初見ることができる情報には次のようなものが予定されています。
(パンフレットより)
・年金、社会保険料の支払い状況
・行政機関が自分の個人情報へアクセスした履歴
・お知らせ
・各種給付金の情報
まあ、あんまり魅力的ではありません。。。
今後は、
・予防接種の履歴
・確定申告に必要な情報の取得
・引越の手続き
などができるようです。
これらもあんまり魅力的ではありません。。。
[個人番号カード]があると、こういったことができるようになる、見ることができるようになるのはデメリットとも考えられます。
パスワードがなければ、ネット上にアクセスできませんが、逆に言うと、パスワードがあればアクセスされる可能性があるのです。
これは、現状のネットバンク、e-Tax(確定申告)にも同じことがいえます。
もし、自分の情報を見られる可能性をゼロにしたい!というのであれば、[個人番号カード]を取得せずに、[通知カード]のままでいるという選択肢もあります。
海外ではマイナンバーとクレジットカードとの紐付けもあり被害がありますが、日本ではクレジットカードとの紐付けは想定されていません。
預金との紐付けは、2018年から導入される予定ですが、今のところ任意です。
[個人番号カード]で何ができるかを、これから静観しておく必要はあります。
利便性とリスクを考え、[個人番号カード]を申請するかを決め、必要になったらとれば問題ありません。
身分証明に使えるというメリットがありますが、マイナンバーがもれるという可能性があります。
[個人番号カード]は裏にマイナンバーが記載されているのです。
これまでどおりの身分証明書(免許証、保険証)などを使っておけばすみます。
住民票や印鑑証明をコンビニで取れる!といっても、役所が対応しておかなければ取れません。
現に私が住む品川区は対応していないのです。
(現状、100市区町村、2,000万人が利用できるにすぎなく、平成28年度中にですら300市区町村、6,000万人しか利用できません)
住民票や印鑑証明をとる機会などそうそうなく、これまでの方法でも問題ないでしょう。
結論としては、[個人番号カード)を焦って申請する必要はありません。
(会社の手続きで[個人番号カード]の取得を促される可能性はあります)
個人番号カード。こんな人は受け取っておこう
では、どんな人が受け取っておいた方がいいのでしょうか。
それは、確定申告をe-Taxでやっている人です。
現状、e-Taxは住民基本台帳カードを使ってやります。
この住民基本台帳カードは、有効期限までは使えますが、そのあとは、[個人番号カード]を使わなければいけません。
有効期限が近いうちに来る場合は、[個人番号カード]に変えておいた方がいいでしょう。
[個人番号カード]は、平成28年1月以降に受け取ることができるのですが、[通知カード]のように遅れる可能性大です。
まずは、住民基本台帳カードの有効期限を確認しましょう。
有効期限には、住民基本台帳カードのもの(10年)、電子証明のもの(3年)の2つがあり、電子証明の有効期限を確認する必要があります。
カードに記載されているのは住民基本台帳カードのものですので、電子証明の有効期限は、カードを読み取り、ソフトで確認しなければいけません。
http://www.jpki.go.jp/download/index.html
私の場合は、確定申告をe-Taxでやっていますが税理士の電子証明でやっているため住民基本台帳カードはもともと関係ありません。
とった理由は、
・メリット、デメリットを含めて仕事柄知っておく必要、体験しておく必要がある
・ブログネタ
のためです。
[個人番号カード]の申請は焦らなくても問題ありません。
今後使う見込みがあり申請を忘れそうで不安な方は、今のタイミングでやればいいかと思います。
【関連記事】マイナンバーでばれるもの・ばれないもの。税務署・会社・家族に、副業・貯金・借金はばれる? | EX-IT
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【関連記事】マイナンバーは受取拒否、会社への提出拒否できる? | EX-IT
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追記:マイナンバーカード(個人番号カード)を受け取りました。
昨日は、ブログセミナーオフ会を開催。
これまでブログセミナー・コンサルを受けていただいた方限定での開催で、18名の方に集まっていただきました。
個性豊かな方々で、ブログという共通概念もあるので、面白い集まりになったかと思います。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
ブログセミナー・コンサルオフ会
近くの居酒屋
大崎郵便局
マイナンバー通知カード
【1日1節】
時間術の本を1日1節書く。12月22日完了予定。
48/84(+1)
■著書
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