自分のサービスで同業他社OKする、NGにするという考え方があり、私は、OKにしています。
※セミナー動画の一画面
「同業他社のご参加はお断りさせていただきます。」
いろんなセミナーの告知を見ていると、
「同業他社のご参加はお断りさせていただきます。」
や、
「お申込み後、同業他社である場合は参加をご遠慮願う場合があります」
というものも見かけます。
同業他社をOKにするかどうかの方針はあり、そのセミナーの内容によっても変わってくるでしょう。
私の場合は、同業他社OKにしています。
同業他社OKのデメリット、メリットについて考えてみました。
同業他社OKにするデメリット
同業他社お断りの理由としては、
・秘密がもれる
・真似される
・シェアを奪われる
というものがあるでしょう。
同業他社OKのデメリットと考えられるものです。
たしかに、セミナーで秘密を話せば、真似され、シェアを奪われる可能性はあるでしょう。
同業他社の方に聞かれると、
・恥ずかしい
・「こんなこと話してるんだ」と思われる
という気持ちもありえます。
セミナーをやりはじめた当初、こういったことを考えていた時期もありましたが、今は、デメリットを感じていません。
シェアを奪われるというような仕事はしていませんし、自分ができる範囲には限りがあるからです。
ブログでも、同業他社に読んでいただいていることも、気にしない理由の1つではあります。
恥ずかしいとか、どこかで払拭しなければいけませんし、同業の目を気にして書けない、難しく書いてしまうということがあっては、本当に届けたいお客様に伝わりません。
「同業他社が読むから」といって、差し障りのないことを書いていたら、ブログで貢献することもできないでしょう。
なによりも無料のブログで手を抜いていては、有料のセミナーやその他のサービスにもつながりません。
秘密という観点で考えれば、本にも書いています。
本で同業他社お断りとするのは難しいでしょう。
誰がチェックするのか……。
「同業」という基準をどう考えるかという問題もあります。
私の場合、分野で言えば、税金、経理、会計、パソコン、IT、Excel、ブログ、独立、プログラミングなど、サービスで言えば、書く、話す、教えるなどを「同業」と考え、日々研究しています。
同業他社お断りと言われない限り。
自分が同業他社NGにすると、どこまでNGにすればいいか、わかりません。
そして、それぞれの「同業」からちょっとずつ軸をずらしています。
真正面から戦っても勝てないからです。
「同じような業」をしている方はいても、完全に「同業」と言える方はいないような状態を目指しています。
こういった理由から、同業他社OKのデメリットは感じず、むしろメリットを感じているのです。
私にたいした秘密がないからでもあるのでしょうが。
同業他社OKのメリット
同業他社OKのメリットとして、次のようなことを感じています。
仕事が広がる
同業他社OKにすれば、もし参加したい同業の方がいるなら、仕事が広がります。
ただ、通常は、「同業他社NG」「同業だけど参加してもいいのかな」と思われがちですので、さらっと書いておいたほうがいいでしょう。
もし、同業他社もOKなら、「同業他社OK」や対象者の箇条書きに含めるといった方法で書いておきたいものです。
同業なら仕事とせずに、なんでも聞き合えばいいという考えもあるでしょう。
私も当初はそう思っていましたが、そうそうなんでも聞けないものです。
お互いそれぞれの仕事もありますので。
また、「聞き合う」というのが難しいものです。
情報交換も同様に難しいもので、情報と情報を等価交換することはなかなか難しいでしょう。
それならば対価を払って情報と交換するほうがいいんじゃないかと思っています。
そういったことをお互いにできるのが理想で、仕事という真剣勝負の場で、ノウハウを提供するわけです。
私も同業他社から有償で学んでいます。
そして、セミナーにご参加いただいた方には、「このセミナーで学んだことでセミナーをやることを目指しましょう」とも話しています。
教えることが最大の学びだからです。
セミナーをやる方が増えれば、さらにそのノウハウが広がります。
プレッシャーがある
同業他社にノウハウを提供するのは、プレッシャーがあるものです。
自分がそのノウハウでとどまっているわけにはいかず、さらに精進しなければいけません。
プレッシャーがいい方向に働くわけです。
独立すると、比較されることもなく上司からの評価もありません。
ついつい怠けてしまうこともあるものです。
そういったプレッシャーがあってこそ、さらに成長できます。
私も、同業他社OKにしてきたからこそのプレッシャーで、多少は成長できました。
以前、「同業にブログを教えたりして……ライバルを増やしていいんですか?」と聞かれたことがあります。
たしかにライバルは増え、プレッシャーはあり、私より成果を出してらっしゃる方もたくさんいらっしゃいますが、そのプレッシャーがあるからこそ私は日々書くことができているのです。
お互いに、いい意味のプレッシャーを与え合い、切磋琢磨して、お互いが成長するという状況をつくることができました。
悟空とベジータとピッコロ、炭治郎と伊之助と善逸のような。
同業他社は敵ではなく、ライバル(好敵手)です。
合う可能性がある
同業であれば、同じ仕事(同じような仕事を含む)なので、考え方や気が合う可能性もあります。
気をつけなければいけないのは、「同業だから合う」わけではなく、「気が合う同業もいる可能性がある」ということ。
同業他社OKにしていると、気が合う同業と出会える可能性もあります。
仕事は、気が合う方と出会う場だからです。
私は同業他社OKにメリットがあると感じています。
同業他社OK、同業他社OKと表示してみることも試してみていただければ。
(私が最近見かけた同業他社NGなのは、大企業だったので、また事情は異なるでしょうね)
■編集後記
昨日は、WordPressブログ入門セミナーを開催しました。
独立前の方も。
営業ツールとしてだけではなく、独立前に考えるツールとして、ブログはおすすめです。
私の場合は、3週間ほどでしたが、独立前にブログをやっておいてよかったと思っています。
8月は30日にやります。
8/30 WordPressブログ入門セミナー【オンライン】
■「1日1新」
早朝3人で公園へ
動画 値付け入門セミナー発売
■娘(3歳3ヶ月)日記
昨日は朝、公園へ。
雨上がりでしたが、管理人の方がふいてくださっているところで、娘も無事遊べました。
が、急に大雨が降り出し、退散。
せっかくふいてくださったのに……。
使ったのは娘だけでしたが、誰も使わないよりはよかったかもです。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
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ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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