本を書いて人生は変わるのか?「変わる」よりも「変える」

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本を書いて人生が変わるか?逆転できるか?について、実際に5冊書いた私の考えを書いてみました。
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「夢の印税生活」は夢

本を書いて人生が変わるか?という問いに対する答えは、「劇的には変わらんよ」です。

印税といっても、あくまで部数(発行部数又は実売部数)に印税率6%から10%をかけたもの。
税抜1,500円の本が、1万部売れて、150万円です。
そして、最近の発行部数は、3,000部、2,000部というのみ珍しくありません。

数冊、条件によっては10冊出したとしても、夢の印税生活は遠いです。
ベストセラーを出して人生が変わるのは一握りでしかありません。

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5冊の本を書いて変わったこと

それでも、これまで5冊の本を書き、変わったことはあります。

1 自分のコンテンツが整理できた

本を書くには、自分のコンテンツ(価値提供できるもの)、思いを整理しなければいけません。
本を書くことにより、これらが整理できたのは大きなメリットと言えますし、今後本を書くメリットとなります。

2 自分がレベルアップした

コンテンツを整理する過程で、自分がレベルアップします。
知識やスキルをすべて出しきらないと、通用しません。
本を書くという激戦をくぐり抜けることで、知識やスキル、そして思いが強まります。

すべてを出し切ることにより成長するのは、スポーツもサイヤ人も同じです。

3 本によって知ってもらえた

いくらブログを書いていても、やはり本の影響は大きいです。
本によって知っていただいた、本を通じて知りあって方も多く、かけがえないメリットといえます。

4 お客様、友人、家族に喜んでもらえた

本という形のあるものを作ることで、お客様、友人、家族、様々な方に喜んでもらえます。
もちろん、自分もうれしいです。

5 出版のしくみを知ることができた

人生において、しくみを知る、体験することは、貴重な財産となります。
本を出すと、出版のしくみを知ることができます。
出版は、決してひとりでやるものではなく、出版社の編集者さん、営業さんやデザイナーさん、書店の皆様との共同戦線です。
自分が出したい!というだけでは本を書けませんし、どういったものが求められているかを考えるいい機会になります。

出版のしくみは、本を読む側としても興味深いことです。

 

 

「本を書く」という仕事

本を書くのは、膨大な時間もかかりますし、プレッシャーもあります。
上記のようなメリット、変化は確実にありますが、その時間やプレッシャーに見合うものではありません。

それでも、本を書くのは、「仕事」と考えているからです。

「本を書いて仕事を取りたい」
「本を書いて仕事を増やしたい」
「宣伝になるから本を書く」
とは考えていません。
本をきっかけに、多少なりとも仕事やご縁をいただいていますが、結果論です。
自分のためだけに本を出そうとしても、出版社のOKは出ませんし、書店にも置いてもらえません。

だからこそ「本を書く」こと自体を仕事と考えています。
特別扱いしません。
断ることもありますし、選びますし、条件面(出版社、支払条件、納期)も考慮します。
かかえすぎて、時間に追われないようにもしなければいけません。

「仕事=価値提供すること」と考えると、
本を書くことは、
・自分の人生を変えるもの
よりも、
・読者の人生を変えるもの
と考えた方が、しっくりきます。

他者のメリットと自分のメリットのバランスをとるのは、通常の仕事と同じです。

特に、ひとり、小規模でビジネスをやっているならば、自分のコンテンツを広める販路には限界があります。
自分のコンテンツを必要としている人に必ずしも届いているとは限りません。
その販路の1つとして、コンテンツを提供して人生を変える可能性を広めるためにも、出版は必然です。

 

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【編集後記】

昨日の午後に、5月発売の新刊の原稿チェック。
ひととおり終わりました。
再度見直して、明日提出予定です。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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