賃貸なら「引っ越せる」　賃貸？購入？自分が選んだほうのメリットを活かそう

2016年9月11日

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「家を買うか・借りるか」
「購入か賃貸か」
と議論は尽きませんが、どっちもどっちです。
私が感じる賃貸のメリットの1つは、引っ越せることです。

※引越後の旧自宅。　iPhone SE

1 ローンで購入も賃貸も、どっちもどっち
2 賃貸のメリットは引っ越せること
3 自分が選んだほうのメリットを活かすしかない

ローンで購入も賃貸も、どっちもどっち

・住宅ローンを組んで家を買う
・家賃を払って家を借りる

どちらもメリット、デメリットがあり、どっちもどっちです。

私はどちらも経験があり、今は家賃を払って家を借りています。
税理士という仕事柄、どちらの立場の数字も多数見てきており、その上で、やはりどっちもどっちだと思うのです。

家を買うと、
・自分の好きなようにリフォームできる
・将来、売れるかもしれない
・将来、貸せるかもしれない
・返済してしまえば楽
・住宅ローン控除を受けられる（一定期間）
・団体信用生命保険で、死亡時のリスクヘッジができる（死亡した場合、自分の持ち分の住宅ローン残高が0になる）
などといったメリットがあります。

リフォームはともかく、「将来」のメリットはなんともいえません。
将来、価値が上がるとは限らないからです。

住宅ローンを返済してしまえば、あとは楽になります。
「返済してしまう」「完済する」というのができるかどうかにもよりますが・・・。

住宅ローン控除も期間が決まっていますし、控除されるのは住宅ローン残高の原則1％。
しかも、所得によって上限が決まっています。
（＝所得が引くと十分恩恵を受けない）
私が住宅ローン控除を受けていた期間、満額で控除を受けることができたことはほとんどありませんでした。

団体信用生命保険のメリットは大きく、このメリットだけでも住宅ローンでの購入をする価値もあると考えられますが、その万が一のときだけを考えて購入するのも変な気がします。

一方、賃貸のメリットの1つは、引っ越せることです。

賃貸のメリットは引っ越せること

賃貸なら、自分の状況がかわったときに引っ越すこともできます。
買っていると、なかなかその引越や買いかえも難しいです。
すんなり売れるか、借り手が見つかればいいのですが、そうもいかないこともあります。

賃貸なら、思い立ったらすぐに引っ越すこともできなくはありません。
・自分の財政状況が変わった
・自分の家庭環境・家族構成が変わった
・自分の求める生活環境が変わった
・自分の生活スタイルが変わった
・自分の考え方が変わった
など、短くも長い人生、変わることはあります。

私が家を買ったときは、独立もしてなく、運動もしてなく、他の状況も全く異なるものでした。
その後の変化により、その場所はふさわしいものではなかったので、売却後これまでの2年半で、今回で3回目の引越です。
それだけ変化も大きいものでしたので、その変化に合わせて、今回の引っ越し先を選び、引っ越ししてみて、「賃貸でよかった」と改めて感じています。

私は賃貸のメリットを最大限に活かすために、今はURを選んでいます。
更新料、礼金、保証人がないため、今回は、さっと引っ越すことができました。
更新料があると、「更新料払ったばかりだから・・」「来月更新だから・・・」と行動がしばられます。
現に今回は、結果的に2年1ヶ月で引っ越したので、更新料があったら引っ越ししてなかったか、無理に選んでいたかもしれません。

法人契約で社宅にしていますが、手続きも楽です。
（すでに謄本等は出しているため）
賃貸で社宅だと経費にしやすいのもメリットといえます。
（購入でも経費にはできます）