仕事の依頼があったときに、チェックリストでチェックするようにしています。
※新しい仕事の打ち合わせの後 iPhone XS
仕事を受ける基準
独立後、どんな仕事を受けるかも自分で決めなければいけません。
仕事の依頼をいただくのは、ありがたいことです。
自分が10人いれば、どんな仕事でも受けることができますが、悲しいかなひとりしかいません。
時間もできることも限られているので、どんな仕事でも受けることはできないのです。
だからこそ、仕事を受ける基準をつくることをおすすめしています。
その都度判断していると、判断に迷ったり、断ることができなかったりします。
もちろん、どんな仕事も受ける!というスタンスもありでしょう。
私の場合は、キャパシティが小さく、できる仕事が限られているため、検討させていただくようにしています。
仕事の依頼があったのに断るなんて・・・と思われるかもしれません。
私も独立当初はそう思っていました。
しかし、自分が仕事を依頼、または、何かをお願いしたとき、嫌々だったり、無理していたり、つきあいでやられたりしたら、どう思うでしょうか。
きっと嫌なはずです。
そう考えると、自分がなんでも受けるのは決していいことではなく、依頼していただいた方に申し訳ないことではないでしょうか。
仕事の基準をつくっておくと、自分が発信する際、メニューをつくるときにも役立ちます。
あくまで目指すべきは、「自分が望む仕事」の依頼をいただくことです。
その目指すべきところにいくためにも、仕事を受ける基準をつくっておくことは欠かせません。
依頼ではなく、申込となる仕事は、そういった基準でメニューをつくっています。
個別コンサルティング、セミナー、メールコンサルティングなどは、依頼という段階はなく申込です。
それ以外の講演、執筆、その他の仕事は依頼という形で検討させていただいております。
今回の話はその形でのことです。
チェックリストをつくるべき理由
仕事の依頼を受ける基準は、チェックリストにしておくのがおすすめです。
最初から完全なチェックリストはつくれませんので、ある程度つくって、あとは失敗や改善点を加えていきましょう。
そうやって今でも私はチェックリストを改善し続けています。
(仕事の依頼だけではなく、あらゆるチェックリストで)
チェックリストには、自分の基準を見える形にできるというメリットです。
そうしておかないと基準、マイルールはいつまでたってもできません。
依頼があったときに、そのチェックリストを見て、OKだったら、受けるということをしておけば、軸も磨かれます。
チェックリストはこういったときにもおすすめです。
仕事の依頼があったときのチェックリスト
私のチェックリストはこういったものです。
1 違和感がないか
最初の依頼、最初の面談で違和感がないかどうか。
直観というか、最初の印象はそうそう外れません。
依頼していただいた仕事、人に違和感があれば、やめておきます。
2 自分ができるか
自分がその仕事をできるかどうか。
できなかったら断るべきでしょう。
アイデアレベルのご依頼のときは、「こういうのだったらできます」と早いうちに示しておくようにしています。
3 おもしろそうか
仕事はおもしろいかどうか、のめり込めるかが大事です。
おもしろくなさそうだったら、やめます。
ブログに書けるかどうかというのも基準です。
おもしろくないと書けないので。
4 お役に立てそうか
その仕事をやることによってお役に立てるかどうか。
お役に立てる方の顔が見えるかどうかを考えています。
5 腕が上がるか
その仕事をやることにより、経験値を得て、腕が上がるかどうかも大事です。
6 撤退できるか
長期間や先の見えない仕事は期間を区切るようにしています。
もし、ずっとという基準だったら受けません。
7 時間をどれくらい使うか
その依頼を受けて時間をどのくらい使うか。
もっといえば、どれだけ固定されるかは確認します。
週1回、週2回といった仕事、1か月まるまるといった仕事は受けません。
通うのも会議に出るのも苦手なので、そういったものも受けないようにしています。
8 利益はどのくらいになるか
利益がどのくらいになるかという観点も大事です。
仕事をやって、終わってからわかるというようなこともしません。
もちろん、その仕事の趣旨により、利益が少ない場合もあります。
ただ、確認しておくことが大事なわけです。
9 同業がやっていないか
同業がやっていないかどうか、強敵がいないかどうかはチェックします。
「同業」とは、税理士、ブログを書いている人、セミナーをやっている人、本を書いている人、Excel、IT、仕事術系など様々です。
10 自分にしかできないか
もし誰かがやっていても、自分が違いを出せるならやります。
それ以前に、自分じゃなくてもできない仕事の依頼があった時点で負けではありますが。
仕事の依頼を受ける基準を仮決めでも決める→チェックリストへ
↓
それを発信する、メニューにする(基準以外のものは受けない旨も書く)
↓
依頼がきたらチェックリストでチェックし判断
↓
仕事をした結果を、チェックリストへフィードバック
↓
それを発信、メニューにする(基準以外のものは受けない旨も書く)
↓
依頼がきたらチェックリストでチェックし判断
↓
・
・
・
という繰り返しです。
基準を決めているからこそ判断できるわけですので、仕事を受ける基準は、ぜひつくってみましょう。
先日いただいた依頼は、やると決めました。
2019年1月にスタートします。
(キリがいいスタートは好きではないのですが、その仕事の特性もありまして)
昨日は、朝、品川へ取材へ行き、大崎でブログを書き読書し、田町でセミナー(ひとり税理士の仕事術2019)を開催し、懇親会、そして、品川へ。
取材で忘れ物をしたので……。&セミナー参加者の方々と蒙古タンメンを楽しみました。
またしても辛くて全部は食べれませんでしたが。
■昨日の1日1新
※詳細は→「1日1新」
品川 駅ナカ×シェアオフィス
田町 とり充
■昨日の娘日記
朝出かけようとすると、近所?の羅王と熊(ピカチュウのコスプレつき)がいました。
ラン中だったようで。
娘はびっくりしてこわばっていました。
保育園に着くと、「なんだったんだろねー」と。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
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ひとり税理士の自宅仕事術
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ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
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AI時代のひとり税理士
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新版 ひとり社長の経理の基本
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方