経費になるごほうびは節税になる

2018年6月9日

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自分へのごほうびは、原則として経費になりませんが、経費になる場合もあります。

※お台場にて　iPhoneX

1 売上は税金＋、経費は税金ー
2 プライベートなごぼうびは、原則経費にならない
3 経費になるごほうびは節税になる

売上は税金＋、経費は税金ー

売上が増えると、税金は増えます。
経費が増えると、税金は減ります。

売上ー経費＝利益で、この利益に税金がかかるわけです。

税金を減らすには経費を増やせばいいのですが、経費を無駄に使うとお金も減ります。

結果、いつまでたってもお金がたまらないという状況になるのです。

とはいえ、税金は減らしたいもの。
なおかつ、自分へのごほうびが経費になり、節税になれば、こんなにいいことはありません。

（注）消費税は、ひとりしごとの場合、売上で計算する場合がほとんどですので、経費が増えても節税となりません。

プライベートなごぼうびは、原則経費にならない

自分へのごほうびに

・旅行に行きたい

・趣味に使いたい

・おいしいものを食べに行きたい

となったとき、それなりにお金がかかります。

経費になれば・・と思うかもしれません。
そうすれば、売上から引くことができ、税金も減ります。

しかしながら、プライベートなごほうびは、どうあがいても経費になりません。

税金計算の枠の外なのです。

ごほうび分は度外視して税金を計算します。

10万円の売上があれば、税金は3万円、残りは7万円です。
この7万円からごほうびを出すことになります。

10万円の売上があったから、10万円のごほうび（プライベート）を出してしまうと。実際は、

売上　10万円　－ごほうび10万円ー税金3万円＝－3万円

となるのです。

（売上＝利益と考え、他の経費はないとします）

「売上10万円が入ったから」とそのまま使っていると、

「あれ、お金が減ってる」

「お金が足りない」

「税金を払うのがきつい」

となってしまいます。

このごほうびを合法的に経費にする方法の1つは、給料で払うことです。
給料で払えば、経費にもなりますし、そのあとの使い道はおとがめがありません（あくまで税金の世界では）。

ただし、この給料は、法人（会社）でしかできないものです。
個人（個人事業主、フリーランス）では、自分に給料を払えません。

経費になるごほうびは節税になる

それでも、ごほうび的な経費はあるはずです。

そういったものであれば、ごほうびが節税になります。

10万円の売上があり、10万円の経費を使えば、利益は0、税金はかかりません。
もちろん、すべての仕事でこうしてしまうと、利益は0でもお金はたまらなくなりますが、たまには、かつ、一部でやるか、10万円の売上のうち、3万円だけごほうびにするといった匙加減は大事です。

仕事関係で何か新しいものを買ってブログに載せていたら、それはごほうびで買ったものと思っていただければ。
とはいえ、必要なもの、欲しいものは、ごほうびのタイミングでなくても買っています。

たとえば、
・仕事で使うPCを新調する
・効率化につながるものを買う
・仕事で使う本を好きなだけ買う
・仕事で使う文房具で好きなものを買う
・仕事で使える内容のセミナーに好きなだけ参加する
・仕事の打ち合わせを、ちょっとおしゃれで豪華なところ（ラウンジ、カフェなど）でやる
・出張時のホテルで好きなところを選ぶ

といった経費がごほうびになるなら、それはごほうび＝経費になるわけです。

ダイヤモンドが入ったPCを買うといった行き過ぎたものでなければ、仕事に関係するものは経費になります。

こういうのは、独立後のごほうびの1つです。
自分で負担しなければいけませんが、ごほうびも選べるわけで。
会社が選んだ道具、選んだ本・セミナー、選んだごほうび（無益な飲み会・打ち上げ）などは一切捨てることができます。

そう考えて、経費を楽しく使い、節税につなげていきましょう。
「仕事で必要なもの」で自分が使いたい方向に経費を使うのがポイントです。
義務感やなんとなくで経費を使うと、節税になっても楽しめません。

なお、冒頭の写真のPC、SurfaceBook 2のように、30万円を超えるものは一括して経費にならない場合もあるので要注意です。

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