住んでみてわかった!シェアハウス体験記[東京]

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今年の1月から7月までの半年ほどシェアハウスに住んでいました。
その体験記を書いてみます。
※写真はイメージです。
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シェアハウスを選んだ理由

今年はじめ、自宅(マンション)を売りたかったこともあり、引越することになりました。
そこで候補に挙がったのがシェアハウス。

その名のとおり住居をシェアするもので、友人が住んでいたシェアハウスの話を聞いたり、実際に見に行ったりして、その興味は高まっていたのです。
まったくの他人が一つ屋根の下に住みます。
それぞれの個室はあり、リビング、キッチン、トイレ、風呂などを共有するスタイルのところが多いです。

今がそのシェアハウスに住むチャンスと思い、何件か内覧しました。

内覧したのは、笹塚(京王線)、神田、秋葉原、小岩など。
次のようなことがわかりました。

・家賃はそれほど安いとは言えない。場所により、5万〜10万くらい。共有スペースも含めると通常のマンションよりも割安
・一軒家タイプ(人数は少ない)、社員寮をリノベーションしたタイプ(人数が多い)がある
・住人の交流が多い、少ないという違いがある
・宅配ボックスがあるところも
・個室は鍵付き。家具があるところも
・掃除やゴミ捨ては当番制のところもあれば、気づいた人がやるところも
・年齢層は、20代から30代中心。40代以上は断るところもあり。
・男女ともにいるところ、男性のみ、女性のみのところがある。近年できたシェアハウスは男性のみ、女性のみが多い
・敷金、礼金、仲介手数料はなく、保証金1ヶ月のところが多い

私が選ぶ際にチェックしたのは次の点です。
・キッチンは使いやすいか(料理をするため)
・住んでいる人の属性(性別、職業、生活時間帯など)
・宅配BOX(社員寮タイプのところはありました)
・運営期間(シェアハウスの運営期間が長いところはノウハウもたまっていてトラブル対策もやっていているとの仮説から)
・最低契約期間(お願いベースではあれ、これくらいは住んで欲しいという要望があったところも)
・住民登録(住民票を登録できるかどうか。できないところもありました)
・備え付けの家具は取り外せるか(多くの場合OKです)
・保証金の金額
・退去のタイミング
・トイレ、バス
・社宅契約できるか
・ネット環境
・禁煙かどうか(たばこが苦手なため)

 

 

シェアハウスでは、こんな生活でした。

概要

私が選び、住んでいたのは、次のようなシェアハウスです。
(特定情報は出しませんが、検索すればでてきます)
・場所は笹塚駅から徒歩12分ほど。新宿から近く(電車で5分。4km。ランで30分弱)、オフィスのある神保町へ1本でいける、商店街がある)
・家賃は65,000円(部屋の大きさにより異なる)+共益費10,000円の75,000円。電気、ガス、水道、ネットなどの料金が4人で4万円を超えた場合追加徴収(住んでいるときに追加徴収はなし)。
・保証金は1ヶ月分、連帯保証人必要、社宅契約、退去時は2ヶ月前通知。
・住民は4人(当時男性2、女性2)。運営者の方針により女性が1人にならないようにしているとのこと。30〜35歳の会社員の方。
・風呂、トイレは別、キッチンは3口コンロ。
・ゴミ出し、掃除は気づいた人がやる
・リビングにTV、こたつあり
・無線LANあり。無料。
・運営は2006年、シェアハウスの黎明期から。
・たばこは換気扇の下のみ
・住民登録は可能
・2年は住んで欲しいとのこと。やむを得ない場合、2ヶ月前告知
・宅配BOXはなし
・備え付けの家具は、机のみ。

 

 

間取り

1Fはこんな感じです。
キッチン、トイレ、バス、洗濯機はここにあります。
洗濯物は、テラスに干すこともできますが、だいたいは部屋に干していました。
共有の靴箱が玄関にあります。
スクリーンショット 2014 09 06 8 36 47

キッチンには、それぞれの鍋やお皿をおき、共有しているものもありました。
料理をするのはほぼ私だったので、私のものが多かったです。
調味料もそれぞれが持っている感じでした。
何も予定がないときは、18時頃料理をするのは私だけだったので、こみあうことはありません。
朝食、ランチも作ることもあります。

調理器具で、電子ジャー(当時)、レンジは私が持っていたものを共有しました。
住人が持ってきてそのまま置いていくケースも多いようです。

作った料理は、リビングで食べたり、自分の部屋で食べたり。
私だけ生活時間が違ったので、一緒に食べる機会は少なかったです。

冷蔵庫は1人ずつ棚を分けて入れて、冷凍庫や野菜室は4人でシェアします。
食材のシェアは特にせず、おみやげをメモを書いてシェアする程度でした。

風呂は、それぞれのシャンプーや石けん、ボディタオルを置き、それぞれで使います。
洗面所には歯ブラシ、整髪料などを置き、ドライヤーは共有です。

2Fはこんな感じです。
スクリーンショット 2014 09 06 8 36 51

私の部屋は一番狭く、7.4㎡。4畳半というところでしょうか。
引越直後の写真です。
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5㎡のロフトもあります。
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備え付けの机が重宝し、40型TV(兼デュアルディスプレイ)、PCスペース、本棚が置けました。
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狭くても工夫すればなんとかなる範囲です。
さすがにベッドは置けず、ふとんを使っていました。
本棚、服、仕事スペースの確保が優先です。

交流

シェアハウスの魅力の1つである交流。
どんな感じだったかというと、それほどありませんでした。
住人にしばらくあわないことも。

これは私の生活時間、仕事スタイルの特殊性のせいです。

4時に起きて21時、22時頃に寝る生活時間、フリーで働くスタイルなので、会社員の方とまったく異なります。
通常は、4時に起き、トイレや洗面所に行き、シャワーを浴び、ご飯を作って食べて、あとは部屋で仕事をしはじめるか、オフィスに向かってました。
他の方は、8時〜9時、又は11時〜12時くらいにそれらをするため時間が合わないのです。
部屋で仕事をしているときも、朝のあわただしい準備の時間にうろうろすると邪魔になると思い、部屋にこもっていました。

夜は、18時から19時にはご飯をつくり、部屋に戻ります。
他の方は、だいたいの場合夜が遅いので、もう私は寝ているのです。
私が夜遅いときに、リビングで会ってちょっと話してっていうことはありました。

TVを見ない(部屋のTVはサッカー、映画、ゲーム用)生活なので、リビングでTVを一緒に見る機会も少なかったです。

土日も私は朝早く起きて、レースか練習に出かけることが多いので、それほど会いません。

それはそれで時間の切り分け、棲み分けができていてよかったと思っています。
夜、物音で起きることも数回ありましたが…。まあ、共同生活なのでしかたないことです。

歓迎会で一度4人で飲みに行きました。
それ以外は時間帯もあわず、行っていません。
トライアスロンをやっていたり、しばらく家に空けたりしていたので、まあ変な人と思われていたかもしれませんね。(事前にネットで検索してくれてて素性はばれていたようですが)

シェアハウスに住んでよかったこと

一生に一度、シェアハウスを経験できてよかったと思っています。
どんなものかというのがわかったので、気が済みました(笑)

今後はシェアハウスを選ばないでしょう。
シェアハウス自体はいいのですが、後述するように、今回普通の住居にうつってモノを買いそろえたからです。
また、捨てなければいけなくなります。

その他、次のような効果がありました。

・片付けの習慣がついた
シェアハウスだと、脱いだもの、食べたものなどをそのままにしておくことはできません。
もともとそうしない方も多いでしょうが、私は、洗濯物や食器類をそのままにしておくことが多かったのです。
シェアハウスの生活を通じて、これらの片付けの習慣がつきました。
(自分比で)

・モノを捨てられた
前の住まいからうつるときに、大量にモノを捨てました。
スペースが限られていますし、共有のモノもあるからです。
断食のように、いったんモノをリセットできました。

ストレスに感じたこと

シェアハウスだとやはり制約があります。
若干ストレスに感じたこと、通常の住居の方がいいと思ったのは次のようなことです。

・トイレにゆっくり入れない
・作った料理を翌日や夜に食べようとするときに置き場所に困る(キッチン、冷蔵庫)
・料理をするとなると冷蔵庫のスペースが物足りない(4等分するので)
・キッチンや食器棚などの大幅な変更が難しい
・冷蔵庫、洗濯機の買い替えは難しい
・朝ご飯を作るタイミングが難しい
・洗濯物を外に干せない(干せなくはないが共用スペースのある1階だったので)
・脱いだ服をいったん部屋に持ち帰らなければいけない
・夏のシャワーの後でも、ちゃんと服を着なければいけない(笑)
・一軒家だったのでセキュリティが若干心配だった
・昼から出勤する方がいたので、朝洗濯機をまわしにくかった(他の方はときどきやっていたので私もやるようになりましたが)

トラブルらしいトラブルはありませんでした。
・風呂に入って、洗濯物をキッチンに持っていって料理、食事をしたあと、そのまま置き忘れていて青ざめたこと
・朝、料理をしようと思ったら、そのままリビングで住人が寝ていたこと
・風呂に鍵をかけて寝ちゃったらしく、朝、風呂に入れなかったこと
・トライアスロンバイクのケースを外に置いていたら、ゴミと思われて捨てられていたこと。。ボロボロだったので無理もありませんが。。。ゴミ捨て場で気づいてよかったです。
・寝ているときにブレーカーが落ちて、クーラーがきれて目が覚めたこと

ま、これくらいです。。
逆に、私が早朝出かけるときに音をたてて、起こしてしまったこともあったかもしれません。。。
短パンでうろうろしてたら、「なんですか、その太もも!」と笑われたことも。。
トライアスロンで、変に太くなっただけだんですけどね・・。

 

シェアハウスをおすすめする人

上記のことは、一軒家、少人数タイプのシェアハウスだからこそのもので、大人数のシェアハウスだと該当しないことも多いです。
30人から50人のところだと、風呂やシャワーも複数あったり、女性専用フロアがあったり、キッチンも広くて最新設備だったりします。

そういうところに住めばまた違ったかもしれませんが、結論として、私はシェアハウスに合ってなかったと言えるかもしれません。
(多くの友人に、そういわれましたが・・・)

・フリーで仕事をしている
・自宅でも仕事をする
・自宅にいる時間が長い
・料理を作る
・早寝早起き
だからこそのミスマッチもあったかと思います。
大規模なシェアハウス向きだったかもしれません。
ホテルのようなシェアハウスもあります。

実際、今回の引越の候補として、原宿のシェアハウスも見に行きました。
家賃10万円でしたが、設備は整っていて広いです。
ただ、原宿という場所柄、食材を仕入れるスーパーがないことが残念でした。
(結果的に今の家を選んでいます。)

1つ、シェアハウスに住むデメリットをあげておきます。
通常の住居→シェアハウスなら、モノを捨てることができていいのですが、シェアハウス→通常の住居に移るときは、その捨てたものを再度買わなければいけません。
今回、テーブル、イス、お皿、食器、冷蔵庫、洗濯機など、はじめてひとり暮らしをした18歳のときと同じようにモノを買いそろえました。
まあ、こんなにすぐシェアハウスから退去するのがよくないんですけどね・・・。

ただ、シェアハウスは刺激的で、楽しい体験でした。
チャンスがあれば、ぜひ内覧だけでも行ってみていただければと思います。

・交通の便のいいところに住みたい
・自宅にいるけど、一人暮らしは敷居が高く、低コストで自宅以外に住みたい
という方には、シェアハウスはおすすめです。

ネットで検索するなら、ひつじ不動産が便利ですので使ってみてください。
ひつじ不動産
http://www.hituji.jp/

その他、住む前にいろいろと研究しました。
おすすめの本を挙げておきます。





【編集後記】
夕方に、高松にいる友人税理士の事務所を訪問(トライアスロンバイクにて)
仕事や税理士業界について談笑し、いろいろと勉強になりました。
いいアイデアも浮かんだので実践していきます。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

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