「集客」という言葉には以前から違和感があります。
店舗型以外のフリーランスには必要ないと考えているからです。
店舗型なら集客は必要
たとえば、店舗をかまえてビジネスをする場合(リアル、ネット)は、ある程度集客なり宣伝なりをする必要があるでしょう。
(隠れ家的にやる方法もありますが)
そうでない場合、ライター、デザイナー、税理士や士業、コンサル、コーチなどは、集客にお金をかけるべきか、疑問があります。
前提としてこういった仕事は、キャパシティ(仕事量)の限界があります。
1日24時間、仕事に割ける時間は、決まっていますので、どんどん集客しても限界はあるわけです。
(モノを売るならば別ですが)
さらには、
・集客の結果、来てくれる人が誰でもいいわけではない
・安さで選ばれると、仕事量が増えてしまう
・かけたお金を回収できるかは不明(「1件とれれば元がとれる」というのは危険)
などといった理由があります。
いわゆる「集客」には、自分にしかできない仕事をやる、自分が望む仕事をやる、自分が本当に求められている仕事をやるという観点が抜けているような気がするのです。
食べる仕事と理想の仕事のバランスをとる
フリーで仕事をするには、仕事のバランスが大事です。
・食べるための仕事
と
・理想の仕事
のバランスをとっていきます。
100%食べるための仕事だと、続けるのも苦しくなり、質も下がるでしょう。
食べるための仕事が0%となるのは現実的には難しいのですが、できるかぎりそのパーセンテージは下げたいものです。
「集客」というと、どこか「食べるための仕事」をとるためのもののように聞こえます。
「食べるための仕事」のパーセンテージをおさえると考えれば、過度の「集客」は必要ないはずです。
私は、独立当初、食べるための仕事のパーセンテージを決めていました。
それ以上はもうとらないようにしていたのです。
今もそれは続いています。
食べるための仕事をとる方がラクで、理想の仕事をとるのは難しいです。
理想の仕事がどんなものかは人により異なるでしょう。
・気が合う
・喜んでもらえる
・自分しかできない
・やりがいがある
・スキルアップにつながる
などいろいろあるでしょうが、難しいからこそ挑戦したいものです。
そして、理想の仕事は、「集客」といわれるノウハウではなかなかとれないでしょう。
メディアは持つべき
とはいえ、集客をまったくしないわけではありません。
過度にお金をかけないというだけです。
そのうちの1つとして、メディアは持つべきでしょう。
HP、ブログ、Twitter、Facebookなどを使い、自分の情報や役に立つ情報をネット上においておくべきです。
HPやブログも年間8,000円ほどで運営できます。
これらのメディアは、集客とともに断客の要素もあるといえます。
自分が貢献できない、自分がスキルを発揮できない仕事を発信しておくと、顧客をネット上で断ることができるのです。
ネットで見て、実際にあって判断するよりも、お互い効率がいいでしょう。
私が多少なりとも理想の仕事ができているのは、ブログやメルマガといったメディアを継続しているからともいえます。
集客に限らず、即効性のあるものは続きません。
トライアスロン合宿中に、もぐもぐ食べてたら、2kg太ってました。。。
補給だけでなく、メニューのつらさを紛らわすために食べ続けてましたからね(^^;)
しばらく摂生します。
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