Sony α7S を選んだ理由について書いてみました。
※カメラを構える4歳の娘 by Leitz Phone 1
Sonyのカメラ
カメラ(ミラーレス一眼)で、トップを走るのはSony。
最初にミラーレスを発売し、その後トップを走ってきました。
今は、Nikon・Canonも追いつき、追い越そうとはしています。
私が最初に買ったミラーレス一眼は、Sonyのα7。
その頃は、「挑戦者」という位置づけであり、応援する気持ちもありました。
ただ、その後はSonyのカメラを買わず、他のものを選択。
Sonyのカメラを買えば間違いないのですが、それだとおもしろみがないなぁと思っていたからです。
結果、とんがっているカメラばかり買っています。
そんな私が、Sonyのカメラを買いました。
やはりとんがっているカメラです。
(α7は、Leica Qの購入資金として売却してしまいました)
買ったのは、フルサイズのSony α7S 。
まずこの「フルサイズ」について書いてみます。
フルサイズのメリット・デメリット
ミラーレス一眼には、主に
・フルサイズ
・APS-C
・マイクロフォーサーズ
という種類があり、フルサイズが、センサーのサイズが最も大きく、APS-C、マイクロフォーサーズと小さくなります。
左からフルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズです。
フルサイズは、センサーサイズの大きさから一般的に
・画質がいい
・明るい写真が撮れる
・背景のボケをつくりやすい
というメリットがあります。
そして、フルサイズを使っていることで、「フルサイズはどんな感じなんだろう」「いつかはフルサイズ」「フルサイズを買おうかな」とモヤモヤしなくてすむというのもメリットです。
一方で、
・高い
・重い
・大きい
というデメリットがあります。
Sony α7Sを選んだのは、フルサイズのよさがありつつ、
・高い
・重い
・大きい
というデメリットを覆しているからです。
「フルサイズは上級者のもの」というわけではありません。
むしろ、初心者ほど、フルサイズをおすすめします。
性能に余裕がありますから。
Sony α7Sを選んだ理由
Sony α7Sを選んだ理由は次の3つです。
1 軽い、小さい
Sony α7Sは、489g(バッテリー、SDカード込み)。
フルサイズのカメラの中では、軽い部類です。
最軽量のSIGMA fpは、422g。
ただ、SIGMA fpは、ファインダーが外付けであり、それをつけると大きく重くなります。
Sony α7Sの大きさはこれくらい。
他のカメラと比較しても小さいです。
冒頭の写真のように、4歳の娘が持てますし、シャッターを切れます。
これがそのとき撮れた写真。
軽くて小さくて画質がいいのです。
Sonyのフルサイズ用レンズで最小のものは、35mmF2.8。
このレンズです。
中古だと5万円前後。
最小というだけではなく、最軽量で、120g。
Sony α7Sと合わせると600gほどでフルサイズを使えるのです。
(通常、本体だけで600g。レンズが300g〜500gという感じです)
この組み合わせで撮った写真。
背景も十分ボケます。
デメリットとしては、近くに寄れないこと。
最短撮影距離は35cm。
これくらいが限界です。
(寄れるレンズだと、20cmほどのものも)
その場合、クローズアップレンズを使うか、他のレンズを使えば問題ありません。
これは、マクロレンズ(E30mmF3.5)を使った写真です。
小さくても持ちやすいので、大きな望遠レンズも使えます。
これは、70-200mmF2.8(Ⅱ)。
このレンズで撮った写真。
普段は小さくて軽いレンズにしておき、望遠その他が必要なときは、大きいレンズを使うということもできます。
カメラ本体が軽いと、重いレンズをつけても総重量を抑えることができますし。
2 1220万画素
軽くて小さいカメラなら、他にもあります。
Sony α7S にはさらなる魅力もあるのです。
それは1220万画素。
今のカメラは、通常2000万画素前後。
1220万画素だと物足りないと思われるかもしれませんが、そうではありません。
それはこの記事の写真でも伝わるかと思います。
大きくプリントアウトすると違うでしょうが。
こういった記事も書きました。
カメラの画素はどのくらい必要?1200万画素(Sony α7S )・6100万画素(SIGMA fp L)のカメラ比較
1220万画素だと、写真のファイルサイズもおさえることができます。
2000万画素だと10MB程度、1220万画素だとその半分くらいです。
そして、Sony α7Sは画素をおさえたおかげで、高感度、暗いところでも明るく撮れます。
(ISO感度というものを上げることができます)
これは、夜、娘が撮ってくれた写真。
(車椅子時代に)
これらは夜撮っています。
夜、あまり出歩かないのですが、この特色は他にないもので重宝しています。
さらには、日中でも、Sony α7S は、光の表現がきれいに感じるのです。
3 10万円
カメラはそれなりの値段がするもの。
フルサイズはなおさらです。
新品だとSonyのカメラは、40万円、80万円するものも。
このSony α7S は、2014年発売ということもあり、中古で10万円前後です。
私は106,800円で手に入れました。
(マップカメラの「良品」)
新品ではもう市場にありませんが、価格.comで1社打っていて、21万円ほどです。
中古で、美品も少なく、良品を狙ってみましょう。
今は、マップカメラでちょっと高くなっています。
(需給バランスにより変動します)
10万円でフルサイズのカメラが手に入るのです。
α7、7Rあたりも400g代ですが、1220万画素・高感度という特性はありません。
α7cだと15万円ほどします。
他社の軽くて小さいカメラだと、SIGMA fp(422g)が15万円ほど、Canon RP(485g)が10万円ほど。
Sony α7Sは最も古いこともあり、安い部類です。
なお、Sony α7SⅡは、手ブレ補正がついて中古で20万円、α7SⅢは、大幅パワーアップで中古でも40万円ほど。
中古なので多少のリスクはありますが、マップカメラで良品までであれば大丈夫かと。
センサーにキズ、ファインダーにキズとかは嫌ですが。
外観にキズがある程度なら。
ただ、打痕(ぶつけた後)があるものは避けています。
すり傷なら気にしません。
ないにこしたことはありませんが。
最初のフルサイズとしてもおすすめです。
Sony α7Sのデメリットは、
・手ブレ補正なし
・オートフォーカス機能が弱い
・ファインダーは普通
・本体のみで4Kで録画できない
・エフェクト(写真への効果)がそれほど魅力的じゃない(SIGMA fpは秀逸)
・メニュー周りが古い
・Sonyのレンズはだいたい高い
・APS-Cモードだと画素が600万画素程度
・新品で買えない
というところでしょうね。
手ブレ補正はなんとかなります。
きちんとかまえて意識すれば。
レンズ側に手ブレ補正がある場合もありますし。
(望遠の70-200mmF2.8はレンズ手ブレ補正ありです)
レンズは選べば安いものもあります。
私が持っているのは、
・12-24mmF4
・35mmF2.8
・E30mmF3.5
・70-200mmF4
・70-200mmF2.8(Ⅱ)
です。
APS-Cモードというのは、焦点距離を1.5倍にできるもの。
そのかわり画素が半分程度になります。
35mmレンズだと、50mmで撮れるのですが、600万画素になるということです。
これが35mm(1220万画素)
これがAPS-Cモードの50mm(600万画素)
まあ、これでも十分と言えますし、APS-Cモードを使わない方は影響ありません。
私もたまに使うくらいです。
APS-Cモードを使うなら、自分が動けばいいといえばいいですし。
APS-CのSonyのカメラ・レンズを持っている場合にもこの考え方は使えます。
フルサイズのSony α7Sで、APS-Cのレンズを使えるのです。
2個目のカメラとしてもおすすめします。
なんだかんだカメラを2つ持っておくと便利です。
違いも楽しめますし。
Sony α7S、小さく軽く安いフルサイズのカメラとしておすすめです。
■編集後記
昨日は、朝に打ち合わせ。
日中はトライアスロンのバイク練習。
夜は、週刊メルマガ読者の方とオフ会。1対1で、30分ずつ4名の方をお話できました。
Kindle本『独立後の趣味のつくり方』を発売しました。
■1日1新→Kindle『1日1新』 ・Instagram『1日1新』
Kindle本『独立後の趣味のつくり方』発売
夢の島マリーナ(迷い込んだだけ)
チームメイトと荒川 バイク練
とある会議室レンタル
■娘(4歳8ヶ月)日記→Kindle『娘日記』
昨日は、早朝に出発し、保育園の迎えではじめて会いました。
さびしかった?と聞くと、「うーうん」と。
帰ってくると、しまじろうのワークやタブレットで一生懸命遊んでいました。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
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ひとり税理士の自宅仕事術
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