Sonyのカメラで、α7Sシリーズの最新型と初代を比較してみました。
※Sony α7SⅢとSony α7S by Nikon Z7Ⅱ 24-200mmF4-6.3
Sonyのカメラ
Sonyのミラーレス一眼(フルサイズ)のα7シリーズは、ざっくり次のようなものがあります。
・オールマイティー
α7→α7 Ⅱ→α7 Ⅲ→α7 Ⅳ
・高画素
α7R→α7RⅡ→α7RⅢ→α7RⅣ
・高感度
α7S→α7SⅡ→α7SⅢ
タイプ別に機種をそろえているのです。
この他に、全部入りの王者α1 (実勢価格70万円ほど)、連射のα9、小型のα7Cがあります。
昔、α7を使っていました。
世界最小ミラーレスというのにひかれて。
今は、α7Sとα7SⅢを持っています。
高感度というのは、感度を上げてもきれい撮れるということ。
通常、感度を上げると画質が落ちます。
α7Sシリーズは、そうではなく、きれいに撮れるのです。
とはいえ、夜の写真がきれいに撮れるというところはそれほど重要視していません。
そもそも夜に活動することが少ないですし。
ただ、感度が高いということは、通常の写真でも明暗差に強く、光がきれいに撮れます。
さらには、1200万画素という、通常(2000万画素)よりも少ない画素数。
ここにも魅力を感じました。
画素はそんなにいらない派だからです。
引き伸ばすならまだしも、パソコン、スマホで見る分には問題ありません。
昨今の画素勝負みたいなところから外れているところも魅力でした。
そこで、選んだのが、初代Sony α7S。
2013年のカメラです。
カメラを選んだ理由 Sony α7S 編。4歳の娘でも撮れる小さいフルサイズ・1220万画素・10万円
ただ、Sony α7Sシリーズの最新型、Sony α7SⅢも気になっていました。
品薄で手に入らず、そのチャンスをうかがい、結局手に入れたのです。
その違いをまとめてみました。
Sony α7SⅢとSony α7Sの違い
Sony α7Sシリーズは、動画性能にも優れていて、その動画性能目的で買う方も多いです。
私は、動画も撮りますが、写真がメイン。
その前提で、Sony α7SⅢを買っています。
写真で比較すると、Sony α7SⅢが左、Sony α7Sが右。
どちらも同じような設定で撮りました。
色味が違う感はありますが、差はありません。
Sony α7SⅢは結構大きく、重くなっています。
厚みも。
Sony α7Sシリーズを表にまとめて比較するとこんな感じです。
α7S | α7SⅡ | α7SⅢ | |
実勢価格 | 13万円 | 18万円 | 38万円 |
画素 | 1220万 | 1220万 | 1210万 |
液晶解像度 | 92万ドット | 122万ドット | 144万ドット |
液晶 | チルト | チルト | バリアングル |
ファインダー倍率 | 0.71倍 | 0.78倍 | 0.9倍 |
ファインダー | 236万 | 236万 | 943万 |
メディア | SDカード | SDカード | SDカード/CFexpressTypeA |
防塵防滴 | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正 | ○ | ○ | |
AFセンサー | 25点 | 169点 | 759点 |
動画 | フルHD60p | 4K30p | 4K120p |
幅 | 126.9 | 126.9 | 128.9 |
高さ | 94.4 | 95.7 | 96.9 |
奥行き | 48.2 | 60.3 | 80.8 |
重量 | 446g | 584g | 614g |
HDMI | マイクロ | マイクロ | A |
USB給電 | ○ |
値段差が目立ちます。
その値段差を考えてもSony α7SⅢを買う価値はあるかどうか。
まとめてみました。
Sony α7SⅢに値段分の差はあるか。
Sony α7SⅢとSony α7Sの値段差は、25万円……。
(どちらも新品ではなく、中古の相場です)
Sony α7SⅢは、品薄ということもあり、割高です。
ただ、結果的には満足しています。
その理由は、
・メニュー
・AF(オートフォーカス)
・ファインダー
・HDMI端子
・USB給電
・グリップ
・クリエイティブルック
・CFexpressカード
・動画機能
といったものです。
液晶がチルト(下)かバリアングル(上)かは、気にしていません。
むしろチルトのほうが好きです。
ただ、この写真に出ているように、メニューが違います。
Sonyのカメラの欠点は、メニュー。
UI(使い勝手)がそれほどよくないのです。
Sony α7SⅢ以降は、メニューが刷新されました。
カスタマイズできるキーも増えています。
特に、APS-Cサイズにする機能(レンズを1.5倍の焦点距離で使う)がボタン1つでできるようになったのは大きいです。
このように、35mmを50mmとして使えます。
AF(オートフォーカス)も最新型は速いです。
止まっているものを撮るなら、初代でも問題ありませんが。
Sony α7SⅢのファインダーは、940万画素で、見える範囲も広いです。
236万画素のSony α7Sよりも圧倒的に見やすくなりました。
HDMI端子が通常のものになったのは地味に便利です。
それまではマイクロHDMIでしたから。
また、カメラとして使うときに、USB-Cケーブルでつないでおけば、給電しながら使えます。
Sony α7SⅢが大きいのは、デメリットだけではなく、メリットも。
持ちやすいのです。
望遠レンズを使うときに重宝しています。
クリエイティブルックという効果に刷新され、やっとSonyもいい色味になってきました。
Sony α7SⅢは、SDカードとともに、CFexpressカードという次世代のメディアを使えます。
高いのですが、速いのでお気に入りです。
写真がメインだとしても、ここまでのメリットで、Sony α7SⅢを買う価値はあります。
Sony α7Sも残していますが、使用頻度は圧倒的にSony α7SⅢが上です。
私は値段分の価値を感じています。
予想以上に、メニュー・操作性がよかったのです。
ただ、25万円の差をすべからくおすすめできるかというと、決してそうではありません。
Sony α7SⅢが30万円前後なら、間違いなく買いかなと思います。
そのクラスだと、α7 Ⅳがありますが、やはり品薄です。
オールマイティーをとるか、とんがった性能を楽しむかでしょうね。
そして、動画機能。
Sony α7SⅢにしか撮れない動画もあり、それを使うかで値段差の考え方も変わってくるでしょう。
私は、写真メインですが、Sony α7SⅢで動画も撮っています。
動画でまったく使わないなら、値段差分の価値は下がるでしょうね。
まずは、Sony α7Sを買って、気に入ったら下取交換するという手もあります。
そうしているうちに、Sony α7SⅢの値段も下がるでしょうから。
(半導体不足が解消するかどうかにもよるでしょうが)
■編集後記
昨日は、プライベートの予定や税理士業、週刊メルマガ執筆など。
禁断のフィルムカメラが届き、歓喜しておりました。
デジタルから入ったので、使い方がわからず……。
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