「成功」「成長」「成果」という言葉は、よく見聞きします。
このうち、嫌いなものが2つ、好きなものが1つ。
その違いの検証も含めて、おすすめなものをまとめてみました。
※うんていができるようになったのは、成功?成長?成果? by Sony α1 Ⅱ+24-105mmF4
「成功」は短期的
日々それなりに文章を書き、話すことを続けています。
発信という形で。
そんな中で、言葉にこだわっています。
(言葉にこだわることができるのも発信の「成果」です。)
好きな言葉、嫌いな言葉、使いたい言葉、使わない言葉などがあり、「成功」「成長」「成果」もその1つです。
まず、「成功」。
好きではありません。
ブログでもさほど使っておらず、この記事が最近でした。
試しにやめてみて成功したこと
この場合の「成功」は、試しにやめてみた結果です。
短期的な意味合いが強いかと。
何かをやって、それがどうだったか。
よかった場合に「成功」、そうじゃなかった場合に「失敗」と表現します。
この短期的というのが好きではない理由です。
じゃあ、独立して成功する、人生において成功するというのがどういう状況か。
短期的・一時的に成功しても、その後はどうなるかわかりません。
がっつり稼げば成功かもしれませんが、その後楽しくない人生なら、本当に成功と言えるか。
多くの場合は、がっつり稼ぐことは難しく(私も)、継続的に稼いでいくもの。
短期的に成功しても意味がないような気がします。
メルマガ税理士進化論では、
3237 「税理士」という成功体験を捨てよう
という号がありました。
成功体験というのもまさに短期的なもので、そこだけにおぼれてはいけないかと。
週刊メルマガには、
「5 最近のお金の使い道 光と陰」というコーナーがあり、「最近のお金の使い道について、光(成功)と陰(失敗)を書いてみ
これも短期的な意味合いです。
「成功」という言葉は好きではなく、多用はせず、限定的に使っています。
じゃあ、この「成功」を目指すべきかどうかというと、短期的だから目指さなくてもいいような。
短期的な「成功」を繰り返すという考え方もあるでしょうけどね。
昔、2010年に「税理士の成功事例・失敗事例セミナー」というものをしました。
これもあくまで短期的なもの。
「成功』を使ったのはこのとき限りでした。
「成長」は限界がある
「成長」という言葉は好きではありません。
「経済成長」というともっと嫌いです。
子どもに対して「成長」というのはありえます。
7歳の娘はまさに成長しているところ。
日々いろんなことを吸収しています。
じゃあ、それが、ずっと続くかどうか。
大人になり、プロになり、独立して、「成長」は続くのかどうか。
確かに知識を増やし、スキルを得ているわけですが、「成長」とはちょっと違う気がします。
私自身が成長しているかどうかというと、やはり成長ではないなと。
「成長」というのは、限界があり、プロになった時点、独立した時点で、それなりの成長をしているのではないでしょうか。
もしそうでなかったら、プロとしての独立はできません。
もちろん、独立後も鍛錬し、知っていること・できることを増やしたり、磨いたりするわけで、私もそうしてきましたし、今もそうしています。
ただ、今も「成長」しているかというと、ニュアンスが違います。
このブログでは、2016年のこの記事が「成長」を使った最後でした。
ブログを書くことによる3種類の収入。直接・入り口・成長
「成長というのはちょっと違うな、言葉の精度が甘い!」と自分に喝を入れたいところです。
なんなら書き直したいほど。
好きではない言葉に「お客様と一緒に成長」というものがあります。
メルマガ税理士進化論でも、
1260 お客様と一緒に成長してはいけない
という号があり、同じような号が3つありました。
私が仕事を頼むなら、「一緒に成長」だと困ります。
プロとして先を行っててくれないと。
まあ、考えすぎかもしれませんが、プロとして仕事の依頼を受けるということは、成長後のことと思うわけです。
今も日々鍛錬していますが、成長とは違うと考えています。
「成果」は鍛錬の結果
「成果」という言葉は好きで、ちょくちょく書き、話しています。
・営業の成果
・鍛錬の成果
・発信の成果
などと。
こういう記事も書きました。
成果は出すものか、出るものか
Voicyでも。
なぜ、「成果」が好きなのか。
中長期的な意味合いがあるからです。
日々の鍛錬が形になるのが「成果」であり、それが持続するようなイメージで使っています。
営業の成果といっても、地道に発信しながらですので、ミスマッチがなく、望む仕事の依頼をいただけるというのが持続しているのです。
トライアスロンやマラソンも日々の「成果」であり、短期的な「成功」という感じではありません。
新メニューや発信も、「成功!」というよりも「成果」。
今の自分が提供できることも、これまでの鍛錬、生き方の結果であるので、「成果」というイメージです。
冒頭の写真は、娘がこれまでできなかった「うんてい」。
これも成功した!というよりも、娘が成長した!というよりも、幾度となく練習して興味を持ち続けてきた「成果」です。
成功や成長よりも「成果」を好んでいます。
目指すのも「成果」がいいんじゃないかなと。
中長期的な視点を持ちましょうということです。
今、短期的に売上があっても、それでずっと食べていくことはできません。
日々鍛錬しつつ、その成果を世に出していきましょう。
■編集後記
昨日は、娘と午後公園へ。
パパはラン。
帰りにカフェ→食材の仕入。
パソコン、ゲームを売ってビック買い取りマネーがたまり、その使い道の検討を。
ビックカメラ店頭またはソフマップ.comでのみ使えるという制限があります。
ソフマップ.comで中古のレンズを買うのがお得と考え、20mm、35mm、ストラップを買いました。
ポイントの使い道も悩みどころです。
■1日1新→Kindle『1日1新』
ソフマップ.comでビック買い取りマネー使用
Ado 心臓(ブルーレイ)
ジンジャーブレンドティー
■娘(7歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
午前中に届いたAdoのブルーレイを一緒に。
ライブに2回申し込み、どちらも外れ。
次回こそは。
午後は公園へ。
帰ろうと思ったら友達とあえて、それはそれでよかったのですが、さらに2時間……。
冬休みで会えていなかったので、まあ、よかったです。
パパ友ともいろいろ話しつつ。
■著書
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