TVは経費になるのかどうかの考察

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TVはそれなりに高価なものです。
経費にできれば助かりますが、そもそも経費にできるのかを考えてみました。

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※自宅にて Pixel 3

会社、オフィス、事務所にあるTVは経費になるか

会社、オフィス、事務所、つまり仕事用の場所にあるTVは経費になりやすいです。
応接用、休憩室用、研究用、会議用など使い道が仕事なら間違いなく経費になります。

ひとりしごとの場合、自宅と別にオフィスを借り、そこにTVがあるというケースはどうなるでしょうか。
やはり「仕事で使っているかどうか」が経費になるかどうかのわかれめです。

・仕事をしながらTVを見ている
・ご飯を食べる時に見ている
・合間にゲームをしている
といった理由が実質的にあるから経費としては厳しいでしょう。

ただ、金額的に問題にならないケースもあります。
今はTVも安く、3万円程度で買えるものも多いです。
パナソニックやシャープの32型液晶TVも、3万円ちょっと。
仮に入っていたとしても、経費であるか問題なりません。

ただ、だからといって経費にしていいかどうかは別問題で、自分なりの基準はつくっておかなければいけません。
仕事に使っているかどうかが経費の基準です。

もっといえば、「仕事に使っている」と堂々と言えるかどうかで経費にしましょう。

自宅にあるTVは経費になるか

一方、自宅にあるTVは経費になるのでしょうか。
自宅だと、TVの値段も高くなる可能性はあります。

この場合も、「仕事に使っている」が基準です。
自宅でそもそも仕事をしていなかったら、経費にするのは厳しいでしょう。
自宅兼オフィスの場合も、「仕事に使っているかどうか」です。

仕事部屋があり、そこにあるTVを仕事で使っていればOKでしょうが、リビングにあるTVを見ながら仕事をしているという理由だと厳しいでしょう。

昨日はそういう状態でしたが(TVでビデオパスの『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』や『カメラを止めるな』をみながら仕事してました)

社宅の場合

法人で、社宅にしている場合、社宅の備品として経費になるかどうかの考えもあるかもしれません。
自分への給料と社宅家賃で経費は十分。フリーランスにできない法人だけの節税。 | EX-IT

私の考えでは、備品は厳しいかなと。
社宅にしている時点で、生活のためにその家を借りていることになるからです。
可能性としては、「福利厚生費」という理由で経費にする方法がありますが、そもそもひとりに福利厚生費はありません。
福利厚生費とは、社員のためのものですので。

飲んだり食べたり旅行に行ったり。ひとりしごとで「福利厚生費」を使うには | EX-IT

 

経費になりやすいもの・なりにくいものがある

経費にする証拠と理由

経費にするには、証拠と理由が必要です。
証拠とは、領収書やレシート、使用記録など客観的なもので、理由とは、「仕事に使っている」かどうかをいいます。

レシートがあればなんでもOKでもなく、会社名義で買えばなんでもOKではありません。

TVの場合、理由を考えるなら次のようなものがあるでしょう。
・TVでの情報収集が仕事で必須
・自宅兼オフィスでイベントやセミナーをやり、そのときにTVを使う
・PCをつないでデュアルディスプレイとしてTVを使う
・動画配信、ブルーレイなどをTVでみて研究する必要がある
・家電の比較レビューを仕事としてやっている
・TVに映して研修を受ける

これらに該当するからOKというわけではなく、その割合や、税務署から実際に指摘された場合の対応にもよります。

経費がNGになるケース

経費がNGになる、つまり税務署から指摘される場合とは、税務調査(実際に現場を見に来る)のときです。
年に1回、決算書や確定申告書を出すだけでは、TVを買ったかどうかは通常わかりません。
青色申告で10万円以上のTVを買って経費にしている場合、明細をつけるので、その入力方法次第では、TVとわかりますが、だからといって、すぐ見に来るわけでもないのです。

PCを買ったときの経理を間違えるとどうなるか。30万円未満なら「消耗品費」、30万円以上なら「工具器具備品」 | EX-IT

こういった事情だからこそ、経費についての自分の基準は欠かせません。

また、その経費がNGになった場合、どうなるかも考えておきましょう。

経費になりやすいもの・なりにくいもの

経費になりやすいもの、なりにくいものがあります。
自宅にあるものやプライベートにも使っているものは経費になりにくいものですので、しっかりとした理由をつけておきましょう。

どんなモノかによっても経費になりにくい、なりやすいがあります。
車だと、経費になりやすく、TVよりも高額でも経費OKです。
個人事業主の場合は、仕事に使っている分だけが経費になります。

PC関係も仕事というイメージがあり、経費になりやすいものです。

TVは、どちらかというと、経費になりにくいといえるでしょう。
会計データの中に「TV」があると、「ん?」と注目されがちです。
(税務調査のときは、会計データをみられます。正確にはプリントアウトした会計データのことがほとんどですが)
「A8F」と型番だけや、「備品」とあれば、それほど目立たないかもしれませんが。
(私はわかりますが)

経費を考えるうえで、なりやすい・なりにくいは意識しておきましょう(知っておきましょう)。
なりにくいものは経費にしないという考え方もできます。

経費にする場合

証拠と理由がそろえば、TVを経費にできます。
青色申告をしている場合、30万円未満なら「消耗品費」で経費にでき、30万円以上なら、「工具器具備品」で5年にわたって経費にします(減価償却費)。
経費にする場合で、値下げをお願いするなら30万円を切るまでにしたいところです。
経費にするならですけど。

 

 

 


■編集後記

昨日は、TVスタンドがようやく届きました。
スピーカー、PS4Pro、XboxOneXなどを配置。
すっきりしました。

■昨日の「1日1新」

TVスタンド
4KUHD 機動戦士ガンダム サンダーボルト

■昨日の娘日記
最近、ダウンジャケットを着るようになりました。
寒い中着たがらなかったのですが、急にOKに。
服の好みはすでにあり、日によって変わります。

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