大丸 AIでカフェ・トイレの空き状況表示。テクノロジー(AI、IT、RPA)の正しい使い道とは。

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AIで空き状況を表示するサービスが大丸東京店でスタートしました。
こういったテクノロジーは積極的に体験するようにしています。
テクノロジーの使い道を探るためです。

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※大丸にて iPhone X

ひとりでも大企業のテクノロジーを追う理由

ひとりで仕事をしていると、大企業の動きは関係ないことも多いものです。
ただ、その動向は追ってはいます。
特にテクノロジー(AI、IT、RPA)については、興味もあり、どういう方向に行くのかを探っている分野です。

大企業は、人もお金もあるので、テクノロジーの使い方が違っていきます。
大企業ゆえ、動きが遅かったり、的外れだったりすることも。

・AIでまぶたの動きを感知し、眠そうだったら空調を下げる
とか
・在宅勤務でカメラを使って監視する、マウスの動きを感知してさぼってないか監視する
・経費精算の承認を上司がしないので、自動的に催促するメールを送るロボットをつくる
・社内チャットを上司がすべてチェックできて安心

などなど、びっくりすることも多いものです。

テクノロジー絡みではないのですが、「風通しをよくするためにエレベーターをなくし階段に」とかも……。

とはいえ、そのお金と人、テクノロジーが正しい方向性にいったときは、いい意味でびっくりすることも多いです。

ひとりでは到底できないことが実現しています。

びっくりするとともに、脅威としても意識すべきです。

大企業(ときには中小企業)が、正しい方向へ向かったときは、ひとり(フリーランス)の脅威になる可能性もあるでしょう。
だからこそ、大企業の動向を見つつ、そこには到底できないことをやり、「違い」をつくっていくしかありません。

そんななか、視察に行ったのは、大丸東京店です。

大丸のAI空席表示を体験

大丸東京店では、AIによる空席表示がはじまりました。

化粧室(トイレ)の空き状況がこのようにパネルで表示されます。
何階のどのトイレがどのくらい空いているかがほぼリアルタイムで表示されるのです。

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あるようでなかったようなサービスですが、便利だなぁと。
(たまにあります、トイレに行って空いてなくて、上の階に行って空いてなくて・・・の不毛な連鎖が)

行列に並ばずにすむわけです。

スマホでも見ることができます。

やはり1Fに近いところが先に埋まるんだなぁと。
B1Fが1つ空いているので、向かってみました。

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トイレの前で再度確認すると、2つ空いている状態に。

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実際に空いていました。

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中に入って表示が変わるかを確かめようとしたのですが、電波が届かず……。
空室を認識するセンサーはどこだろう?と探したのですが見当たりませんでした。
天井のセンサーは煙探知機のような気もするのですが、これかもしれません。
ドアになにかあるようにも見えませんでした。

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トイレを出てすぐに確認すると、満室になっていました。

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同様に、カフェ・レストランの空席状況も見ることができます。

空席があるのかだけではなく、何分待つかも表示され、結構細かく表示が変わるんです。

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実際に見に行ってみました。
このときの表示は「10分待ち」。
店の外に並んでいるのは、7名ほどでした。

カメラはあるのかな…とみてみると、写真の赤丸の位置に。

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このカメラで行列を認識し、待ち時間を出しているのでしょう。
これがAIかというと、なんともいえませんが、画像認識はAIの得意とするところなので、カメラに映った人間の数をカウントして、それから待ち時間を算出しているのでしょう。

席の空き具合はまた別のカメラがあるのかもしれません。
そのうち、食べ終わりそうか、話が弾んでいて長くなりそうなど、AIで認識するようになるかもです。

空いているかどうかわかれば、待たなくてもいいですし、電話で問い合わせなくても済みます。
店側も、ロスを防げますし、電話問い合わせ対応も防げるのでメリットは大きいです。

こういったしくみが普及すれば予約というものがなくなり、空席状況を見てさっと入るということができるでしょうね。
(電話予約がめんどくさい私としてうれしい世の中です。)

トイレのほうはセンサーで表示しているだけなら、AIかどうか微妙なところですが。

スマホ、PCでも、この空席情報を見ることはできます。

大丸の化粧室

https://throneservice.com/daimaru-tokyo

大丸のカフェ

https://vacanservice.com/organizations/dbVbnVZX/shops

開店(10時)前だとこのようにすべて空いていました。

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10:10ごろだとこんな感じです。
店舗に行かなくても確認できるのは変な感覚ですが。

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カフェは、10:10ごろだとすべて空席、

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10:18だと、ちらほら埋まってきました。
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この情報は、店内のディスプレイ、スマホで見ることができます。
ディスプレイは、トイレ→カフェ→ニュースと切り替わるので、やや使いにくいです。
今回の取材でも一苦労で……。
1Fのディスプレイ前は待ち合わせにも使うようで、人も多めです。

スマホだと楽なのですが、公式サイトから行くことができず(8/11の朝の段階でも)、ディスプレイに表示されるQRコードを読み取る必要があります。
こういうところは、もったいないなぁと。

前述したURLをブックマーク(お気に入り)にいれていただければ。

テクノロジーの使い道

このトイレ、カフェの空き状況表示は、テクノロジーの使い道としてすばらしいと思います。
こういった方向性に使われていくのが理想かと。

最近、おもしろいなと思ったのは、銀座のパン屋で、レジでパンを画像認識し、値段を自動的に出すシステムです。
トレイにのったパンを形と色で認識し、値段が表示されています。

レジの手間、行列を減らす効果は確実にあるでしょう。

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テクノロジーが進化しても、使うアイデアはヒト次第です。
なんでも取り入れればいいものでもなく、無駄なことを効率化してもしかたありません。

テクノロジーを経験し、自分に合ったものを入れていくことが大事でしょう。
使えるかどうかという判断をしないで、なんでも経験してみて、そこからヒントを得ることもあるはずです。

私の場合、空き状況の表示はすでにやっています。
リアルタイムというわけではなく、空いている日程をネットに公開し、そこに単発の相談の予約を入れていただくかたちです。
画像認識も何かに形で使えるかもしれません。

ひとりなら、テクノロジーの使い道も決めることができます。
反対する古い人たちもいませんし。
決めるのは、テクノロジー(AI、IT、RPA)の提供者や古い人たちではなく自分です。
(AIが判断し、使い道も切り開いてくれるようになるにはまだ時間がかかるでしょう)

そうしないと、前述した笑い話のようなことになってしまいます。

現場と決定が同時にできるひとりならではの、テクノロジーの使い道をさぐっていきましょう。
そのためには経験してみることが大事で、大丸にも行ってみていただければ。

 

 

 


【編集後記】
昨日は新橋のスタバからGINZA Sony Park視察→有楽町有隣堂→大丸東京で取材→丸善日本橋→外苑前でリュックの計測という移動。
さすがの暑さで、有楽町から東京も電車に乗りました。

丸善日本橋では、この本を購入。

会計、税金(ITや仕事術も)の仕入は欠かせません。
丸善では、私の本も並べてくださっていました。

その後は、外苑前でリュックの計測。
肩や背中を計測して、合うものをつくってくれるというサービスつきです。
できあがりは1か月後とのこと。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

GINZA Sony Park
大丸 トイレ・レストラン空き状況システム
This is a not Store
外苑前 Deen & Deluca
カーラアウレリアのパン
TORAYA CAFE AN STAND

【昨日の娘日記】
アクアシティのエレベーターの床にカメの絵が描いてあり、それがお気に入りです。
「カメさん!」と見に行きたがります。
昨日も見に行きました。

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