独立後は真剣勝負の場。
何かしら「これなら負けない」というものは必要です。
※我が家での真剣勝負 Pixel 3
独立後は真剣勝負
独立後は、真剣勝負の場です。
勝つか負けるか。
それで食べていけるかどうかが決まります。
といっても、ライバルを蹴散らし、同業の足をひっぱる必要はありません。
お客様から選んでいただけるかどうかを考えればいいわけです。
選んでいただける→仕事の依頼をいただける→食べていける
ということになります。
ただ、真剣勝負の場は、つわものだらけ。
数も多く、先に独立している方もいれば、規模がめちゃくちゃ大きいところもあれば、安さで勝負してくるところもあります。
その中で選んでいただくには、何かしらで勝たなければいけません。
どんなに小さなことでも。
・歴史がある
・有名
・規模が大きい
・安い
といったところに一矢報いることができなければいけません。
そしてそれは決して不可能なことではないのです。
もし不可能だったら、少なくともうちはつぶれて、どこかに勤めているでしょう。
私はともかく、ひとりでやっている他の多くの方は、何かしらで真剣勝負に勝っています。
「これをやってきたから負けない」は難しい
何で勝負するかを考えたときに、これまでの経験というものがあります。
経験があり、知識やスキルを持っていれば、勝負できるはずです。
ただ、その知識やスキルは、他の方も持っていることが多く、それこそ歴史があるところ、大手のほうが持っています。
独立した当初だと、独立後の経験も少ないものです。
「これをやってきたから負けない」ということは難しいでしょう。
独立前の経験も大事ではあるのですが、私は独立後の経験のほうが数十倍大事だと思っています。
自分で考え、動き、リスクを負い、ときに不安を感じながらの経験を積んだほうが、伸びは早いです。
もちろん、独立前でも十分な経験を詰める方もいらっしゃるでしょうが。
じゃあ、独立後に経験を積まなきゃ勝負に勝てないのか、安く多く長くに甘んじなきゃいけないのかというと決してそうではありません。
もしそうなら、11年ちょっとの経験しかない私も、安く多く長くをやらなければいけないことになります。
(そんなの私も嫌です)
「これをやっているから負けない」
独立当初でも、ひとりでも、小さくても、勝負になるとすれば、「これをやっているから負けない」ではないかと思っています。
「今、何をやっているか」です。
もし、過去の蓄積、成果だけで評価されるなら、先に独立したものが勝ちになります。
真剣勝負であれば、そういう勝ち負けの基準は望ましくありません。
組織で、年功序列(ときにはコネ)で、評価されることと変わらなくなります。
値付けもうまくいかないでしょう。
自分がサービスを利用する側でも、歴史があり、過去にすごかった人だからといって選びません。
今、一生懸命にやってくださる方を選びます。
昔、いくらすごかった人でも、今何もしてなければ意味がありません。
現場を離れ経営に専念するというのも成功路線なのでしょうが、サービスを受ける側にとっては「今、何をしてくれるのか」が大事なはずです。
創業者はすばらしかったけど、そのDNAは失われていることもありますし、その人が現場にいたときはよかったけど、人を雇ってそのよさがなくなったということもあります。
スキをつけるとしたら、そこかなと思っているのです。
・今、誰よりもその仕事をやっている
・今、誰よりもその分野を勉強している
・今、誰よりもそれに時間を割いている
といったこと、つまり、熱意を持ってやっているかは、勝機になり、「これをやっているから負けない」なら、ひとりでも独立当初でも可能性はあるでしょう。
現場にいる、行動している、実戦を経験しているというのは違いになりえます。
ドラゴンボールで、「このオレは、たえず実戦で戦ってたんだ!!地球じゃ死にかけたほどの戦いだった!!フリーザのところでぬくぬくとしていたきさまといつまでも互角だとおもうか!!」というシーンが大好きです。
独立後は、何かしら、大金星、ジャイアントキリング、下克上を狙っていきましょう。
「今、何をやっているか」「熱意があるかどうか」はそのカギになります。
熱意を持ち続ける工夫も必要ですし、熱意がなくなったものはやめる勇気も必要です。
私は、「今、やっていること」しか仕事にしていませんし、ブログに書いていません。
「これをやっているから負けない」の「これ」は、仕事のほか、なんでもいいと思っています。
自分が時間をかけてやっていることは、自信になるものです。
私の場合、
「ブログをやっているから負けない」
「トライアスロンをやっているから負けない」
「Excel毎日触っているから負けない」
「効率化を日々試しているから負けない」
「毎日新しいことをやっているから負けない」
「自分に合ったお客様と仕事をしているから負けない」
「娘と日々一緒に過ごしているから負けない」
というのもあります。
「これをやっているから負けない」というものを、小さくてもちょっとの時間でも手がけていきましょう。
昨日は個別コンサルティング。
法人の方の年末調整、源泉所得税、法定調書関係でした。
定期的にご利用いただき、仕事の内容や近況をうかがうのも楽しみです。
■昨日の「1日1新」
バッファロー ヘッドセット
■昨日の娘日記
犬を追いかけるときや妻がちょっと先に歩いていると、こっちを振り向き、両手を広げます。
「だっこして」と。
私がだっこしたほうが速く進めることを知っているからです。
追いつくと、「あるく」と。
かしこいもんです。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
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AI時代のひとり税理士
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【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方