独立後は、お金のことがより心配になります。
そのバランスをうまくとっていかなければいけません。
※お金を管理するアプリ MoneyTree by Sony α7SⅢ+24mmF1.4
お金を心配しすぎてはいけない
独立後は、毎月・定額・安心の給料がなくなります。
お金が入ってこなくなる可能性があるわけです。
人間の心配事の1つであるお金。
「お金だけあっても……」と思いつつも、お金は大事です。
ただ、お金を心配しすぎると、
・好まない仕事を受けてしまう
・新しいことができない
・時間、自分を犠牲にして働き続けてしまう
といったことになってしまいます。
「独立しないほうがよかった」と思うこともあるかもしれません。
お金のことを心配しすぎるのも、よくないことです。
ただ一方で、心配しなさすぎもよくありません。
お金を心配しなさすぎもよくない
お金のことを心配せずに、
・お金を使いすぎる
・中長期的な売上を考えない
・お金のことを考えない、お金から逃げる
といったことになってしまうと、結局は、お金に困ることになりがちです。
「お金にずさん」という理由でだいたいつぶれていますから。
心配しすぎず、ある程度は心配することが大事です。
私自身、独立して15年弱、お金のことはやはり心配しています。
そのちょうどいいバランスを保っているつもりです。
いわば、お金を正しく怖がっています。
そのお金の正しい怖がり方についてまとめてみました。
お金を正しく怖がるには
1 お金を見る
怖いからといって見ないようにしていると、余計に怖くなります。
かといって、ずっと見ていても、お金は増えません。
ちょうどいい具合にお金を見るようにしましょう。
私が見ているのは、
・毎朝
・毎月1日
・確定申告
というタイミングです。
毎朝は、まず、MoneyTreeというアプリ。
ネットバンク、投資信託、クレジットカードなどといった全財産を登録しておけば、それをアプリで見ることができます。
お金が増えている傾向にあるか、減っている傾向にあるかを見るだけです。
このアプリ、使いにくい会計ソフトよりもよっぽど使いやすく、愛用しています。
MoneyTree&Excel。スマホで全資産をチェック、経理にも家計簿にも便利なしくみ。
そして、さらにExcel。
前日に店頭で買ったものや、連動されないもの、売上などは、翌朝にExcelへ入力しています。
その日のうちにお金を見るのは朝だけ。
あとは心配しません。
ほっといても減りませんし増えませんし。
日中は時間のほうが大事です。
毎月は、MoneyTree、Excelのデータを集計してチェックします。
そして、毎年は、個人も法人も確定申告。
1年分のデータをチェックし、申告書をつくって送信し、納税します。
このときにもお金を見ます。
毎日、毎月、毎年。
お金に向き合うようにしましょう。
2 大金をあきらめる
お金の心配がなくなるには、いくら必要でしょうか?
100万?1000万?1億?
その金額をためるのは難しいですし、一気に稼ぐことも難しいものです。
あきらめてはだめなのかもしれませんが、大金をあきらめるのも大事かと。
心配しすぎてもしかたがないわけです。
独立後、いくらためていればいいか?
月に何もしなくてもかかるお金+αが1年分でもあれば、いいのでしょうが、せめて1ヶ月あればいいのではないでしょうか。
ただし、売上の流れが絶えないような日々の努力は欠かせません。
・大きな取引先に依存している
・紹介で仕事を得ている
・1つの種類の仕事
であるなら、お金のたくわえはもっと必要です。
お金を心配しすぎなくてすむためには、動くことが欠かせません。
「動く」とは、
・営業し続ける
・お金の使い方を見直す、使い方を練習する
・お金について勉強する
といったことです。
大金に期待していると動けないもの。
私は、ある意味大金をあきらめているからこそ動けています。
心配している暇があったら動きましょう。
それがお金の正しい怖がり方です。
3 お金より時間を大事にする
お金を心配しすぎると、時間を気にせずに働きがちです。
しかしながら、たとえ、1日24時間働いても、そうそう稼げるわけではありませんし、24時間は働けません。
時間を犠牲にしてもお金の心配は消えないものです。
時間を犠牲にするだけ損といえます。
そして、お金はなんとでもなる可能性がありますが、時間はなんとでもなりません。
私は、今日お金がゼロになっても、なんとかしますが(しんどいですけど)、時間がゼロになったら、ちょっと無理です。
娘にドラゴンボールを集めてもらうわけにもいかないですし。
多くの場合、お金を心配しすぎていて、時間を心配しなさすぎます。
もちろん、時間に限りがあることは考えたくないものですが、それこそ時間に向き合うことが必要です。
むしろ、お金よりも時間を怖がりましょう。
私は時間のほうが怖いので、日々そして1日中時間を見ています。
時計を見ているというわけではなく、分単位でタスク管理をしているわけです。
(→その手法をお伝えするセミナーを開催しています。1/23 タスク×時間管理セミナー
個別コンサルティングでも対応可能です)
朝、その日にやるべきことを決め、それを実行しながら、チェックしています。
お金は基本的に朝だけ、時間は、仕事の時間(平日早朝から18時まで)ずっと見ているのです。
お金よりも時間を大事にすることで、お金への心配のバランスを改善し、正しく怖がることができます。
私が税理士業に加え、株式会社タイムコンサルティングという会社をつくって、時間に関するメニューを提供しているのは、時間をもっと大事にしていただきたいからです。
時間を大事にすると、人生は仕事だけではないことに気づけます。
お金を生むのは仕事。
しかしながら、その仕事で時間を使いすぎると、人生を楽しむことができなくなります。
そしてその人生を楽しむにはお金が必要。
時間とお金のバランスをとって、どちらも正しく怖がりましょう。
■編集後記
昨日は、プロフィール写真を撮っていただきました。
自分で撮るわけにもいかないので。
(撮れなくもありませんが)
依頼してよかったです。
■1日1新→Kindle『1日1新』 ・Instagram『1日1新』
とある方のプロフィール写真撮影
とある塾申し込み
■娘(4歳10ヶ月)日記→Kindle『娘日記』
保育園では、毎月誕生会があり、ケーキが出ます。
いつも楽しみにしているイベントです。
自分の誕生日も近くなり、ばぁばへのプレゼントも決めました。
いよいよシルバニアファミリーへ。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
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