ローソンスマホペイを体験してみました。
店内のどこでもスマホで決済でき、レジなしで買い物ができます。
※ローソンにて iPhoneX
ローソンスマホペイでレジいらず
ローソンスマホペイの本格導入までのテストがはじまりました。
大井、晴海、大崎の3店舗のみです。
こういったローソンスマホペイのコーナーがありますが、買い物が終わるまでは使いません。
事前にローソン公式アプリのダウンロード、インストール、IDの登録が必要です。
お店に入り、アプリで店舗を検索し(位置情報で自動検索できます)、
店舗を選択。
カメラが起動し、商品のバーコードを読み取れるようになります。
このように読み取ると商品名、金額、個数が表示されるのです。
ただ、このスマホペイで買えないものもあります。
酒、たばこ、切手、はがき、医薬品、カウンターフーズ、Loppi関係などです。
(雑誌はなんでも買えるのだろうか、年齢制限なしにと思いますが。メガネ税理士に試してほしい)
ビールのバーコードをかざすと、こういうエラーがでてきました。
次々にバーコードを読み取っていき、
画面下のカゴのアイコンをタップすると、
カゴに入れた(文字通り実施にカゴに入っている)商品をチェックできます。
ここで商品と数を確認しなければいけません。
確認したら[この商品を購入する]をタップし、
決済方法を選ぶと
このようなQRコードが表示され、
この端末(中央)のかざすと完了です。
購入履歴はアプリ上で確認できます。
「責:無人決済」とあるのが新しいです。
セルフレジとの違い
今でも、セルフレジが導入されているコンビニはあります。
JR系列のNewDaysやファミマで使うことが多いです。
セルフレジのほうが楽ですし、私は好んで使っています。
店側も店員を減らせるし、双方にとっていいことではないでしょうか。
レジでのやりとりは人類にとってなくしたほうがいいと思っています。
・小銭を出すのにかかる時間
・袋はいるか、レシートはいるかを確認する時間
・レシートが出てこずに、「レシートください」という時間
・袋詰めにかかる時間
・レジに待つ時間
・レジ側からも買う側からもあるちょっとしたいらっとする時間
・Tポイントカードはお持ちですか?の時間
・ポンタカードはお持ちですか?の時間
などなど、ちょっとした時間や感情の揺らぎの積み重ねはバカになりません。
自分でやるようになれば、手間も減りますし、何よりもその行為をコントロールできます。
自分がセルフレジを使いこなせば、レジの時間を短縮できるわけです。
NewsDaysは、セルフレジだと5%割引というキャンペーンをやっていました。
もっとやるべきですし、恒久的に割り引いてもいいのでは?と思います。
ローソンスマホペイと、このセルフレジとの違いには、次のようなものがあります。
店内のどこでも決済できる
ローソンスマホペイは、店内のどこでもバーコードをかざして読み取ることができ、決済ができます。
セルフレジは、セルフレジに行かなければバーコードを読み取ることも決済でもできません。
セルフレジのほうが、従来型のレジに近いといえるでしょう。
そして、セルフレジ待ちということも起こりえます。
ATMのように。
使いこなし方によっては、待つ時間も長くなるでしょう。
ローソンスマホペイだと、その必要はありません。
店内でスマホを操作している人が増えるでしょうが。
スマホが必要というのも、違いの1つです。
これ、店側にとっては大きな違いがあります。
セルフレジだと、その端末を導入しなければいけませんが、そのコストが、ローソンスマホペイにはありません。
考えたな・・という感じです。
アプリが必要
ローソンスマホペイは、スマホとアプリ、事前登録が必要です。
セルフレジは、クレジットカード、Edy、Suicaで事足ります。
まあ、一度登録すればいいといえばいいのですが。
気になるのは、購入履歴がアプリにしか残らない点です。
セルフレジだと、Suicaやクレジットカードの履歴とともにまとめられます。
レシートの扱い
セルフレジは、レシートが出てきます。
決済のときに「レシートあり」「レシートなし」が選べるのです。
人類からレシートのやり取りがなくなったと私は喜んでいます。
一方、ローソンスマホペイは、レシートがでません。
このようにアプリで確認できるだけです。
レシートなんかいらないよという方も多いかと思いますが、経費にするときはどうするか?という問題があります。
現状の法律では、紙で保存が基本。
テクノロジーに追い付いていません。
レジで、画面を見せれば、こういったレシートは出してもらえます。
(出せない、出せると店員さんによって意見が違いましたが、出せます)
明細は出てません。
いわゆる「領収書」です。
今回はネタのためにもらいました。
(取材費で落ちるかどうかですが)
ただ、人類がローソンスマホペイでエレガントに決済し、経費のためにレジに行き、紙の領収書をもらい、結局は店側・買う側の手間がかかるというのは、正しいとは思いません。
教科書的には、「紙でもらってください」になりますが、個別にどうアドバイスするかは内緒です。
なお、Evernoteにも保存できます。
退店時にスマホのQRコードをスキャンさせるiPadでレシートを出せればいいのになと思います。
これ、現状意味がないんです。
店員さんになんのためか聞くと、返答もあいまいでした。
ヘルプにはこうあります。
「退店情報を取得するため必ず」とはありますが「お支払いには影響ない」と。
新しいものは落ち着かない。だからこそ試す
セルフレジは、だいぶ慣れたとはいえ、なんだか落ち着きません。
ちゃんとスキャンして買ったのに、「万引き」と思われないかドキドキするからです。
昔は、無駄に袋に入れたりゆっくりやったりしてました。
今は慣れたので、袋にも入れず、さっと決済してさっと店を出ています。
それでも、「失礼ですが、お客様」と言われるとめんどくさいなと思うことも。
それなら、通常のレジで買ったほうがいいという考え方もあるでしょう。
セルフレジは、万引き対策はされていないはずです。
(カゴの重さで識別しているとの話も)
DVDやCDのようにセンサーがついているわけではなく、バーコードにかざしているふりをして袋に入れる、個数をごまかすというのはできてしまいます。
新しいだけではなく、こういったこともことも落ち着かない理由です。
大崎のファミマは、店内にイートインコーナーがあり、セルフレジで決済してそのままテーブルに持っていき食べることができます。
証拠を食べられるわけです。
先日も試してみましたが、さらに落ち着きませんでした。
ローソンスマホペイも、個数、商品は自己責任です。
店員さんに、「個数間違って決済したらどうなるんですか?」と聞いたところ、多めに決済した場合は、レジで返品がきくとのことでした。
逆に、個数を少なくしたり、スキャンしなかったりした場合を聞くと、・・・とのこと。
人の善意に即したシステムになるのか、システムでそれを制御するのか注目したい点です。
そのリスクを差し置いても、レジの人数を減らせる、手間を減らせるのはメリットかもしれません。
人不足、人件費カットの要請から、いたしかたない方向性の可能性もありますが。
こういった問題もありますし、
レジに持って行ってバーコードをスキャンしてもらって決済して袋詰めしてもらう
↓
自分のスマホでバーコードをスキャンして決済し袋詰めまたはそのまま持って帰る
というのは、新しくなんだか落ち着きません。
だからこそ試す価値があります。
そもそも新しいもの、ITは落ち着かないものです。
・声で操作する
・ネット上に文章を書く
・スマホで本を読む
・ネットバンクで振り込む
・クレジットカードで決済する
・ネットでモノを買う
・クラウドにデータを保存する
・ビデオ通話をする
・プログラミングする
など、今は普通にやっていることでも、最初は落ち着かないものでした。
こういった落ち着かなさを少しずつ取り払ってきてこそ、便利さがあるわけで、ITを使いこなせるようになるわけです。
レジも、「昔は人がやってたんだよね~」と語る日が来るでしょう。
ローソンスマホペイ、今は3店舗のみですが、今後本格導入されたら試してみていただければ。
セルフレジも積極的に試してみましょう。
今週、各地の新聞に載っている可能性があります。
共同通信社から取材を受け、その内容が各地の新聞に配信されているからです。
(掲載するかどうか、そのタイミングは、それぞれによります)
今のところ、確認できたのは、愛媛新聞、神戸新聞、下野新聞、岩手日報。
ご連絡いただいた方もいて、ありがたい限りです。
地元の宮崎で載るかどうかですが。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
ローソン スマホペイ
晴海までラン
【昨日の娘日記】
区の遊び場があり、ときどき行っています。
昨日も保育園の帰りに。
おめん型の絵本やくさりのおもちゃを気に入っていました。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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